CANDYONEブランドレビュー

この記事では、公認コスプレ衣装を取り扱うブランド「CANDYONE(キャンディワン)」についてまとめています。

現在は規模を縮小し、ほぼコスプレ衣装のリサイクルショップとして運営されているCANDYONEですが、昔はライセンス衣装を製作・販売していました。

衣装の品質や流通事情など、流通量が少なすぎてわからないことも多いと思うので、中古品購入の参考にしていただければこれ幸い。

ぼく

品質は良いけどそれ以上に高かった

基本情報

サイズ展開
S / M / L / XL
価格帯(一式)
25,000 ~ 40,000円
中古相場
新品の20~30%程度
メインジャンル
  • ギャルゲー
  • アニメ
  • マンガ
取り扱い店舗

高品質な版権ライセンス衣装

CANDYONE(キャンディワン)は、高品質の版権ライセンス衣装を取り扱う衣装メーカーです。

ただ、高品質でこそあるものの、それ以上に強気な値段設定が気になるかも。

高品質な素材を使用

CANDYONEの衣装に使われている布は、どれもそこそこ高品質な印象。

クイズマジックアカデミー制服しか手元にありませんが、しっかり織り込まれている重めの布が使われています。

裏地もしっかりアリ。素材に関しては、価格相応に見受けられます。

ぼく

言うて今のCOSPATIOの方がハリのある生地使ってるけども

縫製のレベルが非常に高い

CANDYONEの衣装で目に付くのは、ずばり縫製のレベル。

こまかい縫い目が水平垂直にしっかりと引かれており、多少無理をしてもほつれることは無いでしょう。

この点においては、業界最高レベルなイメージ。

シルエットは野暮っため

ただ、CANDYONEの衣装は、シルエットが寸胴でどうにも野暮ったいのが難点。

古い衣装なので仕方無い側面はあるのですが、撮影などで「キャラクターらしさ」を出そうと思った場合、多少の工夫か修正が必要になるかもしれません。

ぼく

撮影して修正かけない人もこのご時世おらんやろうけど

小物の出来は「ほどほど」

ボタンなどのディテール部分も悪くはないものの良くもなし。

例えばQMA制服のボタンは、プラスチック製の円柱を薄く切ったような見た目です。手に取った印象では、白いくるみボタンを利用した方が原作に寄りそう。

また、手元に無いので子細は不明ですが、公式の衣装カタログを見るに金属製ボタンは汎用のものを使っているように見えます。

ぼく

ジャンル的にキャラデザイナーがボタン装飾を考えてないだけかも

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コストパフォーマンスは正直悪い

新品価格を元にして考えた場合、コストパフォーマンスがあまり良い印象は受けませんでした。

ほぼ同価格帯のCOSPATIOやほどほど価格でツボを抑えたkissなんかと比べるとどうしてもなぁ……。というのが第一印象。

アパレルとしての出来こそ良いものの、撮影やイベントでの着用を考えるのであれば、ACOSにも若干の敗北を喫しているわけで。

中古相場は比較的安価

新品で見ればコスパの悪いCANDYONE衣装も、中古相場は比較的安価です。

そもそも商品がほぼほぼ出回っておらず、相場らしい「相場」は存在しませんが、売ってさえいれば新品価格の30%も出せば買えてしまう印象。

いくら値段ほどの質があるとは言いづらいとしても、それだけ安くなってしまえばかなりのコストパフォーマンスです。

ACOSやCOSPATIOなどの衣装が50%以上の中古価格をキープしている点を考えれば、中古市場全体で見ても高コスパと言えるでしょう。

取り扱いジャンルが幅広い

CANDYONEの取り扱い商品は、ギャルゲーとアニメ・マンガ作品が半々といったところ。

「みずいろ」や「ラムネ」といったねこねこソフト製品や、「クイズマジックアカデミー」などのアーケードゲームなど多岐に渡ります。

ぼく

ジャンルが幅広いというか節操ないというか

キャンディワンのライセンスアイテム一覧(公式)

オリジナル衣装の取り扱いは無し

CANDYONEでは、他のギャルゲーライセンス系ブランドとは違い、オリジナル衣装を取り扱っていません。

キャラコンテンツ一本勝負でした。

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現在は営業縮小

高品質なキャラクター衣装を取り扱っていたCANDYONEですが、現在はライセンス衣装の生産ラインを大きく縮小して運営しています。

現在では、買い取りなどに注力し、中古のリサイクル衣装や他企業の委託衣装を取り扱い事業を柱としているようで。

記事執筆時点で大きく取り扱っているライセンス衣装は、「その花びらにくちづけを」の「聖ミカエル女子学園制服」のみ。

聖ミカエル女子学園制服 – candyone

新規入手は難しい

営業こそ続いているものの、新規生産はほぼ終了しているCANDYONE製衣装。新規での入手は、営業を終了した他企業同様か、それ以上に難しいです。

理由としては、やはり購入時の価格でしょうか。主な購入者は作品の熱心なファンでしょうから、最強の公式グッズとも言える公認衣装を手放す方はなかなか居ないように思えます。

運よく中古品を見かけたら、チェックしておいて損はないでしょう。

ぼく

迷ったら買ったほうが後悔しなさそう