f:id:hkmy:20170828224532j:plain

Googleキーワードプランナーをご存知でしょうか。

 

本来は、広告を購入する側の利用を想定して作られた、効果的な検索キーワードを探すツールです。

ただ、Google謹製ということもあって、非常に精度が高い。「よく検索される言葉」を簡単に見つけられるんです。

 

ともなれば、WEBサイト製作者が見逃すはずもなく、日夜ぼーっと眺める人間が続出。

何を隠そう、僕もその一人。

 

今回は、Google謹製「キーワードプランナー」を見ていて、ついノスタルジーにおぼれそうになった話です。

キーワードプランナーとは

キーワードや広告グループの候補を検索して、キーワードの掲載結果の予測を確認できるほか、複数のキーワードを組み合わせて新しいキーワードを作成することもできます。

キーワード プランナーについて – AdWords ヘルプ

キーワードプランナーとは、その名の通り「検索キーワード」を提案してくれる、Googleのツール。

 

Googleアドワーズに登録すると使える、顧客向けのサービスの一つです。

 

  • 特定キーワードがどれだけ検索されているのか
  • 単語と関連性の高いキーワードは何なのか

こういった、検索キーワードに関連する様々な事を調べられる便利なツールなのです。

 

ふと「ゲーム」で検索

f:id:hkmy:20170828224810j:plain

ある日、ふと思い立ちキーワードプランナーで「ゲーム」と調べてみたんです。

 

デカいキーワードで調べると、たまーに変な単語と組み合わさった大穴とも言えるキーワードが見つかったりしますからね。

ただ、僕の目が留まったのは大穴でも、変なキーワードでもなく、あの「懐かしい」キーワードでした。

 

それが、「おもしろ」。

 

とんでもないノスタルジー

f:id:hkmy:20170828224941j:plain

僕と同年代、25歳くらいの方ですと、「おもしろ」という単語には覚えがあるのではないでしょうか。

 

15年ほど前、丁度ネット黎明期を乗り越え、着々とパソコンが普及していった頃。

当時における小学生の遊びに「インターネット」が組み込まれた頃。

 

youtubeなんてあるはずもなく、動画に興味を示す子供達はこぞって「2ch産のFlash」を眺めていたんです。

ただ、小学生が当時のインフラが整っていないネットで2chを自由に動き回れるはずも無く。

 

そんな小学生の頼りとなっていたサイトこそが、無数に溢れる「おもしろフラッシュ倉庫」群だったのです。

 

おもしろフラッシュ倉庫

f:id:hkmy:20170828225318j:plain

15年前は、おもしろフラッシュ倉庫が乱立していたんです。

今のようにGoogleの性能が良くも無ければ、ネットリテラシーもなにそれ美味しいの状態。

 

ともすれば、面白いサイトはパクられる運命にある。

更に言えば、簡単にパクれるようなサイト構造ばかりなわけで。

 

数え切れないほどの「おもしろフラッシュ倉庫」が立ち上げられ、結果としてWebサイトの1ジャンルともなっていたんです。

「ブログ」「ニュースサイト」「おもしろフラッシュ倉庫」みたいな。

 

そりゃあもう、「おもしろフラッシュ」なんて検索ワードで検索してたものです。

 

今の時代は「おもしろゲーム」?

f:id:hkmy:20170828225101j:plain

さて、キーワードプランナーで久しぶりに見かけた「おもしろ」は、フラッシュではなくゲームに付随。

スマホの普及率が増加し続ける昨今では、アプリゲームこそが老若男女に寄り添う娯楽の一つとなっていますからね。

 

ここでは「時代は変わったんだなぁ」程度に考えていたのですが、ふと思ったんです。

「フラッシュ」が「ゲーム」に変わっているなら、「倉庫」も変化しているはず。

 

そこで目に入った、「様々なコンテンツが集合しているキーワード」。それこそが「ランキング」でした。

なるほど、昔猿みたいに「倉庫」を検索していた僕みたいな子供の現代版が、なんでも「ランキング」をつける層なのか。

 

なんでもランキングの謎が解けた

f:id:hkmy:20170828224532j:plain

いままでは、「面白い漫画ランキング!」「買って良かった家電ランキング!」みたいなコンテンツに違和感を感じてたんですよ。

 

いや、レビューだけくれれば良いから。自分で考えるから。みたいな。

が、当時の「倉庫」と同様の扱われ方をしているのであれば、どこか納得が行く。

 

「とにかく、情報を網羅しているコンテンツが欲しい」となったときのよりどころとなる単語が、今は「ランキング」なんだな、と。

 

ランキングはランキング形式である必要がない

f:id:hkmy:20170828225431j:plain

さて、ここまでをふまえると、極論「ランキング」と名の付くコンテンツであっても、ランキング形式である必要は無いのかもしれません。

 

「ランキング」と検索してはいるものの、ユーザーニーズとしては「網羅性」こそが本質にある。

ともすれば、無理に順位をつける必要も無い。わかりやすいように、という3位くらいまでに絞ったランキングも余計なお世話なのかも。

 

やっぱりWEBって難しいなぁ、と感じた今日このごろでした。