f:id:hkmy:20170209142554j:plain

どうも、労働が他人事ではなくなりつつあるhkmです。

正社員とパートタイマーの違いはまだ判るんです。

でもアルバイトとパートタイマーの違い。

パートタイマーは主婦の方が入ってたり、アルバイトは学生の方がよくされていたり。
というのは判るんですが、あなたは明確な違いを言語化できますか?

hkmさんはできませんでした

気になったらgoogleさんに聞けばいいよね!って事でカカッっと調査。

雇用形態は同じ

結論から言っちゃうと、法律上の雇用形態はパートタイマーとアルバイトで差異はありませんでした。

パートタイム労働法(「短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律」)の対象である「短時間労働者(パートタイム労働者)」は、「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」とされています。
例えば、「パートタイマー」「アルバイト」「嘱託」「契約社員」「臨時社員」「準社員」など、呼び方は異なっても、この条件に当てはまる労働者であれば、「パートタイム労働者」としてパートタイム労働法の対象となります。

パートタイム労働者とは|厚生労働省より引用

のぼたもちのおはぎみたいな物ですね。
牡丹の季節がぼたもちで、萩の季節がおはぎ。

ただまあ、呼び方が違うなら当然、何か意味があるはず。
パートタイマーの春と、アルバイトの秋を掘り下げてみました。

パートタイマーの「春」

[part-timer]
語源はいわずもがな、英語ですね。
パートタイマー、直訳でパートタイムする者。
パートタイム、つまりはフルタイムの対義語。

フルタイム、つまりは法定の労働時間(1日8時間、週40時間)いっぱい。

照らし合わせてみると、
法定の労働時間いっぱいでは働いていない労働者
を横文字でカッコよくキメた。

以上になりますね。
思ったより単純な話だった

アルバイトの「秋」

[Arbeit]
これ、なんか英語っぽくないよな?、ってんで調べると、ドイツ語でした。
ドイツ語で「労働」を指す言葉のようです。……って労働?
語源だけを見るならなかなかの広義を指すようですね。

ことの始まりは戦前、明治時代。
学生の間で副業を行う際の「隠語」として使われたのが語源だとか。
旧制高等学校(今で言う大学)生の行っていた家庭教師などですね。

今も昔もやってる事変わんねーんだな、大学生

元は隠語で、今は広く広がったとは言え、そもそもが学生の副業として扱われていた言葉です。
なるほど、今でも同じような意味で、学生が片手間にする労働をアルバイトと言うのも頷けますね。

アルバイトが労働なら、8時間勤務されている方をアルバイトって呼ぶのも納得。

それにしてもドイツ語ってなんかかっこいいよね。
男子の中に眠る中学二年生の鼓動を刺激してくる

シュトゥルムとかイェーガーとかエーリカ・ハルトマンとかね。

契約社員も同じ?

で、上の方で引用した厚生労働省HPの文言。

「パートタイマー」「アルバイト」「嘱託」「契約社員」「臨時社員」「準社員」など、呼び方は異なっても、この条件に当てはまる労働者

契約社員もパートなのか

つい字面でパートタイマーより上位の存在!ってイメージあったんですけど。
時給制での給与体系ならパートタイマー、って事でも無いんですね。

フリーターは?

パートやアルバイトと、フリーターとの違いについて悩んでいる方もいらっしゃるようなので少し。

現状では、フリーターは業務を指す、というよりは、非正規雇用を本業とされている方そのものを指す場合が多いです。
その中でも若年層(15~34歳)が主ですね。

ちなみに広義では働く意思があれば、無職でもフリーターとのことで。

まあフリーターの方も、次のバイトを探している間ニートって言われたらたまったもんじゃないですもんね。

無職とニートは別物だぞ

ニートと無職、そしてフリーターの違い

採用する会社の気分で決まる

つまり、まあ、

採用する側がパートっつったらパートだしバイトっつったらバイト

これです。

一般的なイメージとしては、

  • 学生の方短期で労働するならアルバイト
  • 主婦の方長期で労働するならパートタイマー

の部分が根強いと思うので、あなたの求めている労働環境に合わせて選ぶのがいいのではないでしょうか。ってお話。

あ、正社員とかも全部ひっくるめて「労働者」だから、労働基準法はちゃんと適用されるぞ!