どうも、小学生時代には10円玉を交番へ届けました、hkmです。
相変わらずつぶやいてはいないものの、最近は色んなアカウントを閲覧しているtwitter。
今日も今日とて気になるツイートを辿っていたのですが、ふと気になるアカウントに行き着きまして。
それが、警視庁刑事部『公開捜査』(@MPD_keiji)。
【ご挨拶】~はじめまして!警視庁刑事部刑事総務課です。この度、警視庁広報課Twitterからのれん分けし、独自アカウントを取得しました!公開捜査に関する事件を中心に情報発信をしていきます。どんな些細な情報でも結構です。皆様のご協力をよろしくお願いします!!!
— 警視庁刑事部『公開捜査』 (@MPD_keiji) 2014年5月27日
警視庁刑事部『公開捜査』
警視庁刑事部『公開捜査』。
認証済みバッジが付いている、列記とした警視庁の公認アカウントです。
警視庁公認のアカウントは、他にもいくつかありますが、こちらは「公開捜査」に特化したアカウント。
公開捜査といえば、交番の掲示板などに掲示された貼り紙くらいだと思っていました。
このご時世、公共の告知にもtwitterって使われているんですねー。
まさに生活の一部といった感じ。
警視庁による公開捜査
ちなみに、警視庁とは東京都を管轄する警察組織の総称、およびその本部を指した言葉です。
「神奈川県警」だとか、「大阪府警」だとかのノリで言えば、「東京都警」と言うのがわかりやすいでしょうか。
「東京都という1自治体」を警察する以上に、「日本の首都を警察する」という考え方が重要であることから、東京都警ではなく、警視庁と名づけられているようです。
ちなみに、警察をまとめているのは、警視庁じゃなくて警察庁。
このへんごっちゃになりやすい。
で、公開捜査とはその名が示すとおり「捜査資料を一部公開して行われる捜査」です。
指名手配を行い、管轄外の警察との連携をもってしても発見できない場合の最終手段。
言ってしまえば、「警察だけでは見つけられないから、誰か情報教えてちょんまげ」っつー状況ですよね。
つまりは、「東京都のお手上げ事件一覧」といったところでしょうか。
ちなみに、警察の捜査は、原則として非公開で行われるため、「指名手配犯!」のような公開情報があれば、それはもう公開捜査。
管轄外との連携を取ることこそが「指名手配」であり、指名手配であることが公開されれば、それはもう指名手配の域を超えているらしい。
てっきり、顔写真が出てお尋ね者!ってのが指名手配だと思ってた。
文言には違和感が残る
ただ、該当アカウントのツイートを見ていると、多少の違和感があります。
【WANTED】本年5月26日(木)に、中央警察署管内で発生した窃盗事件の犯人の画像です。犯人は紙幣をばらまいて被害者の注意をそらし、その隙に被害者から現金約374万円入りのバッグを盗みました。
判決が出ていない以上は、どれだけ疑わしくも「被疑者」「容疑者」となるはずですが、「犯人の画像」という文言が多用されているんですよね。
犯行の現場を監視カメラが撮影していた、というようなケースもあるのでしょうが、「犯人」は言い過ぎな気もしなくもない。
ニュースなんかで、容疑者をあたかも犯人扱いしているのにも違和感があるのに、国家公認のアカウントでこれされちゃうと唸るしかありません。
twitterはすごいとおもいました
とまあ、色々思うところはありますが、とにもかくにもSNSって便利やな、と。
というか、公認アカウントって便利やな、と。
相手の見えないインターネットでありながら、個人を証明する手段があるのであれば、自治体規模でこういった事もできるというのは、やはり技術の進歩を実感しますね。
こんなアカウントで【拡散希望】しちゃえば、そりゃもう拡散されまくりでしょうし。
とはいえ、どれだけ社会現象になっているとはいえ、「公式だよ」って言っているのは「twitter」という民間企業。
ぶっちゃけ、運営からしたら、こういったアカウントを偽造するなんて造作もないと思うと、twitterの凄さを思い知らされますね。