値下げの希望が通りやすいフリマアプリ。すぐにでもお金にしたい出品者と、少しでも安く買いたい購入者が互いに得をするとあって、気軽に値下げを要請できる空気があります。
その様はさながらフリマそのものなのですが、匿名性が高いのもあいまって「強気な値下げ要請」もよく見かけますよね。
1日もあれば売れそうなものに半額の値段をふっかけて「よろしいですか?」と囁くコメントなど、傍から見て「よろしい訳ねーだろ」なんて思う事も日常茶飯事なのですが、たまに、ごくたまーに、その値下げが成立しちゃってるのも見かけるんです。
転売される前提でさっさと手放したいなら何も言うことはないのですが、相場を知らなかっただけで数ヶ月後に後悔する方だっているハズ。でも、いちいち商品ひとつひとつに検索をかけて値段を調べるのも面倒くさい……。
そんなアナタのために、この記事では「明らかに安すぎる値下げ要請が来にくくなる方法」について解説します。
どっかん値下げ提案からの交渉もフリマ感ではあるので、純粋にフリマを楽しみたい方は読んでも意味の無いやつ
目次
値下げ後でも専用出品にしないことを明記する
過度な値下げ要望が来ないようにする方法は至極単純。
商品ページに、「値下げが成立しても専用出品にはしない」ことを明記するだけです。
これだけで、無知なユーザーを狙った過度な値下げ要望は概ねシャットダウンできるはず。
過度な値下げだと他のユーザーに購入されてしまう
ルールでこそありませんが、メルカリやラクマなどのフリマアプリでは、値下げ成立後、専用出品にする風潮があります。
交渉後、やっとの思いで成立した価格で他の人に購入されると、出品者側のメリットに対し、交渉ユーザーのデメリットが大きすぎるために生まれた文化でしょう。
そもそも過度な値下げを提案してくるユーザーは「値下げを通せば自分で買える」からこそ吹っかけてくるもの。
転売する側の視点になって考えると、専用出品にしないだけで「放って置いたら売れ筋の商材が売れてしまうかもしれないが、爆益を出せる値段での価格交渉は危険」な商品のできあがりです。
余裕で転売できちゃう価格の商品は、ジャンル人気にも寄りますが10分程度で売れてしまうのがメルカリ
この場合、交渉ユーザーが取る行動としては「相場ちょい安で交渉して小さく利益を取る」か「時間の無駄なのでそもそも交渉せず閉じる・買う」の二者択一。どちらにしても、あなたが大きく損失を被ることはありません。
「専用出品」でも他ユーザーが買っちゃいけないルールは無いんだけども
他ユーザーの購入を歓迎する旨もあると◎
値下げ後でも、他ユーザーの即購入を歓迎する旨も商品ページにあるとなお良いでしょう。
仮に専用出品で無かったとしても、コメントに交渉履歴があり、提案価格で出品しなおされていると購入を躊躇してしまうものです。
「要望をいただきお値下げした場合でも、専用出品は行わないので予めご了承ください。交渉中・お値下げ後問わず、どなたでも即購入歓迎!」みたいなことを書いておくだけ。
「ちょっと安い」程度の値下げ希望は来る
専用出品にしない旨を記載しても、値下げ希望が完全に無くなるわけではないので注意。
商品の動向に注目していれば十分買えてしまう「相場よりちょい安」程度の値下げ希望は飛んできます。
とはいえ、転売時の送料や梱包費などを考えれば、よほどの売れ筋でも無い限りちょい安ではうま味がありません。過度に気にする必要は無いでしょう。
値段交渉もフリマの楽しみのひとつだし
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転売勢以外からの値下げ要請には効果が薄い
転売を目的とした値下げ要請には強い「非専用出品」ですが、転売勢以外からの値下げ要請には効果が薄いので注意。
特に自由なお金の少ない10代(さらに絞れば小中学生)から人気のありそうな商品で損をしたくないなら、相場をしっかり調べる必要があるでしょう。
とはいえ普通のフリマ勢は常識的な価格を提示してくる印象
お小遣い勢はワンチャンを狙う
そもそも法律で労働が禁じられている小中学生は、大抵お小遣い制で自由なお金を手にしています。
毎月の「収入」は、それはもうわずかなもの。総動員しても、買いたいものに手が届かない方だっていらっしゃるでしょう。
となれば、残るはダメで元々のワンチャン大幅値下げ。購入できないという結果は変わらないので、専用出品にならなかろうが構わず大幅値下げを希望せざるを得ません。
色々と思うところはあるでしょうが、損をしないという一点に注力するのであれば、たどたどしい敬語の値下げ要望はお断りするのが無難かも。
親の同意さえあれば0歳児でも使えるのがメルカリ
絶対に損をしたくないなら選択肢は2つ
絶対に損をしたくない。絶対に、相場より安く売りたくない。
となると、非専用出品では満足できないはず。
そんなあなたが取るべき選択肢は、大きくわけて2つ。
「オークションサービスの利用」か、「値下げしません表記」です。
ヤフオク!の利用
ヤフオク!などのオークションサービスで販売すれば、相場より安く売れてしまうことはありません。
一番高値で欲しがった人と取引するシステム上、いくら高かろうが安かろうが、経済的には売れた価格が相場そのものです。
難点としては、2人以上の商品を欲しがる人に見つけてもらわないと出品価格のまま売れてしまう点。人気の無さ過ぎるマイナー商品や、送料程度の値段で買えてしまう商品などはろくな値段が付かないこともあるので注意。
少しでも見つけてもらうチャンスを増やすために出品期間は最長一択
値下げを全てお断りする
どうしても損をしたくないのであれば、値下げそのものを断るのもひとつの手。
売りたい価格以下では絶対に購入されない反面、相場より著しく高値を付けてしまっても気づけない点や、初期価格が相場以下だった場合でも競り上がらない点に注意。
値下げを全て断る場合「安価な商品はフリマアプリ・高価な商品はヤフオク」と使い分けると無駄がありません。