【ミーム】あざ笑うスラング『KEKW』とは｜元ネタやKEKの意味も解説

Twitch発祥のインターネットミーム『KEKW』について。

主に冗談交じりに嘲笑したりあざ笑ったりする際に使うネタで、英語圏を中心として2016～7年ごろより流行しています。

最近はSNSやYoutubeのコメント欄などでも見かける機会が増えましたが、Twitchでの元ネタを知らないと何がなんやらわからないと思うのでまとめてみました。

『KEKW』＝あざ笑う

KEKWは、笑う際に使うインターネットミーム、スラング。

日本語で言う「(笑)」「w」「草」などに近いニュアンスのものですが、中でも何かを小馬鹿にするようなシチュエーションで使われることが多いです。

ネタとしての発生後爆発的に流行した背景があるので、単純に笑う意味(LOL,LMAOなど)として使われることもあります。文脈から感じ取りましょう。

発祥はTwitchの非公式エモート

KEKWの発祥は、世界最大のゲームストリーミング(実況配信)サービス『Twitch(ツイッチ)』。

Twitchはその人気から「BetterTTV」というネットブラウザ用の拡張機能が作られており、それを介すと一個人の作ったエモート(絵文字、スタンプ)をチャット欄へ表示できるようになります。

KEKWはそのBetterTTVを介して表示する非公式エモート。とはいえ非公式ながら公式エモートを遥かに超える使用回数を誇っており、ネタとしては一級品。

Twitch以外での使用は非推奨

KEKWをTwitch以外で利用するのはあまり推奨されません。

Twitchで画像を表示するための文字列に便宜上『KEKW』を使っているだけで、『KEKW』単体では英語として意味をなさないためです。

例えるならニコニコ動画とは全く関係ないコミュニティで(迫真)やら(小並感)やらを使ってしまっているようなもので、意味のわかる大勢のユーザーからは痛い子扱いを受けてしまうでしょう。

表示にはサードパーティアプリが必要

ちなみにKEKWをTwitchのチャット欄で表示するには、前述の通りサードパーティアプリ『BetterTTV』が必要です。

100人いれば98人はインストールしているレベルの普及率を誇るアプリケーションですが、とはいえ仕組みはネットブラウザの拡張機能。

モバイル端末にはインストールできないので注意が必要です。

BTTVエモートを表示する有志のスマホアプリもあるようですが、非公式のさらに非公式なので安全性には若干の疑問が残るかも。

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元ネタはスペインのコメディアン『El Risitas』氏

『KEKW』エモートの元ネタとなるのは、スペインのコメディアン兼俳優である『El Risitas』氏。

2007年6月放送のRatones Coloraosという番組で行われたインタビューがミーム大好き勢の目に留まり、ネタとして使われまくった結果、BTTVエモートにも進出する運びとなりました。

内容としては日本の芸人『明石家さんま』氏も真っ青な引き笑いで、絵面も伴い非常に強いインパクトを持つもの。

言葉の意味は『KEK』と『W』に分かれる

言葉	意味
KEK	笑う、爆笑 (馬鹿っぽく)
W	顔のアップ画像

『KEKW』の言葉としての意味は、KEK部分とW部分に分かれています。

KEKはLOLとほぼ同じ意味を持ち、Wは顔のアップを四角く切り取るTwitchエモートの慣例。

意訳するなら『爆笑顔のドアップ』といったところでしょうか。

KEKの意味はLOLと同様

KEKWにおける『KEK』が持つ意味は、LOL(laugh out loud)と同じ意味。

LOLは英語のもっともメジャーかつ歴史を持った笑いを表すネットスラングで、まさに『(笑)』と表すのがふさわしいものです。

世界的MMORPG『World of Warcraft 』において、オーク語ではLOLをKEKと表現するため、そこからスラングとしても使われるようになりました。

Twtichはゲームの実況配信をメインに据えたサービスであるため、ゲーマー間でのみ通じるスラングは人気を博す傾向にあります。

政治的にセンシティブな意味もあるので注意

ちなみにKEKには、米国の政治的にセンシティブな意味もあるので注意。

人種差別などを主に取り扱う話題なので詳細は省きますが、そういう意味でもTwitch以外で使うのは避けた方が良いかも。

ググってもこっち関連の話題ばっかり出ます。特にGoogle日本語版。

顔のドアップは慣例として『W』が付く

KEKWにおける『W』の持つ意味は、Twitchエモート界の『顔のアップ』。

佐藤さんの顔だったら『SatoW』ですし、鈴木さんの顔だったら『SuzukiW』です。