あたくし、何を隠そう運転免許証をお持ちで無い。
幸い都内に在住しておりますゆえ、交通に不便を感じたことはこざらぬが、身分の証明に不便を感じた回数は両手でも数え切れませぬ。
このご時世、車に乗らない、海外に行かないとなると、顔写真の付いた身分証明書ってなかなか手にできないんですよね。
結局、健康保険証だけでは身分の証明にならず、年金手帳と併用する始末。
というか、健康保険証も住所の印字が無く、裏面に自分で記載するタイプなので、最悪の場合は「住民票の写し」に頼るハメに。
銀行口座や投資口座の開設で、ひたすらに辛酸を舐めさせられたので、満を持してマイナンバーカードの発行を決意しました!……が、発行までに結構時間要るんだね。
必要になってからじゃ遅いかも。
マイナンバーカードとは
正式名称は「個人情報カード」で、普及させる際に、政府が国民にとっつきやすいようにつけた通称が「マイナンバーカード」。
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 性別
- 写真
- 有効期限
といった、いわゆる身分の証明に必要な情報を、公的に証明できるため、運転免許証レベルで便利な「身分証明書」として使われることが多いです。
個人番号の記載は裏面のみであるため、普段使いで相手にマイナンバーが見られる事もありません。
いや、特定の場合を除き、他人へ提供してはならないと法律で定められているため、裏面に記載ってのも結構ザルだと思うけど。
何人も、次の各号のいずれかに該当する場合を除き、特定個人情報の提供をしてはならない。(以下省略)
ちなみに、2015年に交付された「個人番号通知カード」と、身分証明書となる「個人情報カード」は別モノ。
マイナンバー制度が始まり次第、国民に番号は付与されているため、個人情報カード発行の有無はマイナンバーとは無関係です。
受け取りには電話予約が必要
そんな便利なマイナンバーカード。
流石にそろそろ証明書が無いと不便なので、思い腰を上げて交付申請をしたのですが、どうやら電話での事前予約が必要とのこと。
電話ってあんまり好きじゃないんですよねー……。
発行通知書に「事前予約が必要」との記述
マイナンバーカードの発行を申請すると、準備が出来次第「個人番号カード交付・電子証明書発行通知書」なる書類が、ハガキで送付されてきます。
基本的には、裏面を記載した上で、指定の交付場所へ
- 通知書(ハガキ)
- 身分証明書
- マイナンバー通知カード
を持参すれば問題無いのですが、自治体によってはどうやら「電話での事前予約」が必要みたいです。
6月の初めに到着したとはいえ、電話での予約をした上で、都合の付く日を作る必要があります。
平日、勤務が終わった時間では十中八九役所が閉まっている事を考えると、かなりの余裕を持ったスケジューリングが必要になるかと。
混雑の影響によるものでしょうし、事実、僕の場合も電話した当日は「予約がいっぱい」との事で断られてしまいました。
スマホで発行申請可能
ちなみに、マイナンバーカードの交付申請方法としては、
- 郵便による申請
は当然で、他にも
- スマートフォンから申請
- パソコンから申請
- 証明用写真機から申請(対応機種のみ)
といった方法が用意されています。
国も「普及には時間がかかる」という自覚があったため、間口が広くとられているんですね。
写真の質を考えると、郵送や証明写真機からの申請が辺りざわり無さそうかな?とも思うのですが、地味にお金がかかるんですよね。
パソコンから申請するにも、結局顔写真の撮影はスマホのカメラになりがちなので、それなら、ということで、僕も今回はスマホから申請してみました。
スマホからの申請方法
スマートの名は伊達ではなく、ぶっちゃけめっちゃ簡単です。
- QRコードを読み取って
- メールアドレスを登録して
- 顔写真を添付して
- 生年月日を記載して申請
たったの4ステップ。
公衆wi-fiとかを使わない限りは、そうそう個人情報も漏れないはず。
「可能性」って観点から見れば、郵送でも漏れる可能性はあるわけですし。
1.QRコードの読み取り
マイナンバー通知カードに、交付申請のためのQRコードが記載されているため、スマートフォンで読み取ります。
基本的に、一部の機種を除いてスマートフォンにはQRコードを読み取る機能は搭載されていないため、アプリを介しての読み取りとなるでしょう。
昨今では様々な読み取り専用アプリがリリースされています。
が、やはりQRコードを開発した企業である「デンソー」がリリースしているアプリが無難でしょう。
2.メールアドレスの登録
QRコードを読み込むと、登録申請ページへと移動します。
通知カード内のQRコードからアクセスしたのであれば、予め個人番号の入力は行われているため、
- メール連絡用氏名
- メールアドレス
を入力して、次のページへ進みます。
3.顔写真の撮影、添付
顔写真の送信が求められるため、撮影して送付します。
この際、
- 正面
- 無帽
- 無背景
である必要があります。
白い壁の前など、背景とならない場所にて撮影しましょう。
ちなみに、「前髪が長すぎて目元が見えない/顔の輪郭が隠れる」写真が不適切、とされていますが、ギリッギリの長さであれば問題はありませんでした。
よほど顕著な例でない限りは、気にしすぎる必要はないかと。
ただ、10年ほど同じ写真になるため、おざなりすぎても後悔するとは思います。
▲今確認したら、これくらいは目が隠れてた
4.生年月日を記載、申請
顔写真の添付が完了したら、あとは確認のために生年月日を入力して、申請ボタンをポチっとな。
これで、先ほど申し上げた「個人番号カード交付・電子証明書発行通知書」が発送されます。
申請してから2ヶ月くらい?だったはず。
正確には記憶にございませぬ。
必要になってからじゃ遅い
とりあえず、マイナンバーカードの交付を申請してみて思ったのが、「必要になってからじゃあ遅い」ということ。
申請から受付に2ヶ月、そこから電話予約で都合の付く日を見つけて~となると、3ヶ月くらいは見る必要があります。
つまり、「来月には必要なんだよね~」なんて状況ではもう遅い。
どうせ、番号で管理するべきところはすでに管理されてるんだし、更新感覚の長い便利な証明書だと思って申請しちゃうのが吉、な気がします。
[追記]
受け取りました
⇒ マイナンバーカード受け取りの注意点!肩の力だらんだらんで大丈夫