ポートランドの改造が、2月上旬に実装されることが決定しています。
ポートランド改と言えば、中国プレイヤーほぼ総意の「重巡洋艦最強」の艦船。
あわよくばネプテューヌコラボに実装間に合うんじゃね?ってことで、性能について簡単にまとめてみました。
ポートランド改の性能
耐久 | 4,866 | 装甲 | 中装甲 | 装填 | 148 |
---|---|---|---|---|---|
火力 | 208 | 雷装 | 0 | 回避 | 45 |
対空 | 228 | 消費 | 10 | 移動 | 26 |
中国wiki内ポートランドページより引用
上記が、ポートランド改のステータス。
- レベル100
- 貢献度「愛」(ステータス補正6%)
条件は上の通りです。
とにかく高ステータス
ポートランド改は、アズレンでも珍しい「ステータスが評価された強キャラ」です。
なかなかにスキルゲーなアズレンにおいて、ステータスの高さだけで評価されるキャラクターは限られがち。
かの山城であっても、素ステの高さと火力増加スキルがかみ合っているからこその評価ですし、ポートランド改くらいかもしれません。
巡洋戦艦に肉薄する耐久値
まず目に付くのが、巡洋戦艦にも迫ろうかという耐久値。
「4,866」という数値だけではいまいちピンときませんが、その実全前衛中2位を誇ります。
プリンツ・オイゲンの「5,684」がズバ抜けてて目立ちにくいのが珠に瑕。
例えば、巡洋戦艦の耐久値はレパルスの5,134から始まり、フッドを除けばドイツ艦の6,416止まり。
少しダメージを受けた巡洋戦艦と考えれば、その耐久性能はなんとなく想像がつくと思います。
巡洋戦艦の耐久値 | |||
---|---|---|---|
フッド | 7,677 | グナイゼナウ | 6,416 |
シャルンホルスト | 6,416 | 比叡 | 5,620 |
レナウン | 5,283 | レパルス | 5,134 |
フッドは、まぁ、うん。
当然副砲巡洋艦
ポートランドが副砲巡洋艦であるからして、改造後のポートランド改も当然副砲巡洋艦。
アズレンにおいて、魚雷を艦載していない巡洋艦は2回目の限界突破で主砲砲座が+1されます。
主砲砲座+1は、単純に主砲攻撃回数が2倍になるもの。
当然時間対ダメージ効率にも優れますが、何より魚雷などでありがちな「単発ダメージが高すぎて与ダメージが無駄になる」事象が少ないのは嬉しいですね。
副砲ダメージも馬鹿にならず、特に自爆ボートの処理などで真価を発揮するでしょう。
ちなみに、重巡洋艦は雷装ステータスが低く設定される傾向にあります。
そういう意味でも、副砲巡洋艦である意義は大きい感じ。
地味に珍しい中装甲
ポートランド改の装甲が「中装甲」であることも見逃せません。
アズレンにおいて、重巡洋艦以外の前衛艦は「軽装甲」に設定されています。
また、重巡洋艦であっても「副砲巡洋艦」であったり、「火力特化のスキル持ち」であったりする艦船は軽装甲に設定されがち。
重巡洋艦特有の低い移動速度・回避はそのままに、受けるダメージが増加してしまうため、火力特化の巡洋艦は扱いづらい場合も多いです。
超火力の副砲巡洋艦「ウィチタ」や、標準的な副砲重巡洋艦「ペンサコーラ級」、スキル構成が優秀な「サフォーク」なんかが軽装甲重巡の一例ですね。
中装甲は軽装甲と比べ、弾薬タイプにこそよるものの、概ね受けるダメージを30%ほど軽減します。
自身の高い耐久値を考えれば、前衛としての実質的な耐久値は約6950ほどと考えることもできるでしょう。
実際は回避ステータスが低いので、そこまで上手くは行きませんが……。
標準的な火力値
ポートランド改は、火力値も他重巡洋艦に見劣りしません。
インディアナポリスを含めた本来のポートランド級は、「副砲と装甲がある代わりに少し低火力」という艦船でした。
しかし、ポートランドは改造することで火力が30も増加。
結果、火力ステータスは200を超え、重巡洋艦としては標準的な値となりました。
ちなみに、「標準的」なのはあくまで重巡洋艦の中だけの話。
軽巡洋艦は、最大でもエイジャックス改の192が最高ですし、副砲巡洋艦であればヘレナ及びセントルイスの149が最高値です。
前衛艦としての攻撃性能は、全艦中5本の指に入ると言っても過言ではないでしょう。魚雷が刺さるマップでは別ですけどね!
燃料消費が少ない
ポートランド改は、燃費に優れるのも魅力的。
いくら性能が高いと言っても、元がR重巡洋艦なので、消費燃料は10に収まります。
消費燃料10というのは、SR軽巡洋艦やSSR駆逐艦と同等の値。気兼ね無く採用できるギリギリのラインといったところでしょうか。
スキルも弱くはない
ポートランド改は、スキル構成も悪くありません。
スキル不遇艦の多いアズレンの高ステータス艦船としては、珍しく使いやすいスキルを持っている部類でしょう。
改造してもスキル構成こそ変化はないものの、ただでさえ高い火力値を含めた3ステータスを15%も向上させる「妹サイコー!」は決まれば強力。
全艦の被ダメージを減らせる「防御指令」に至っては、基本的に腐る場面はありません。
スキル名 | スキル効果 |
---|---|
妹サイコー! | インディアナポリスと一緒に出撃する時、自身の火力、対空、装填値が5.0%(最大15.0%)アップ |
防御指令 | 20秒毎25%で発動。8秒間全艦の受けるダメージが5.0%(最大15.0%)軽減。同じスキルの効果は重複しない |
妹サイコー!の発動条件である、インディアナポリス自体も弱くないのが嬉しいポイント。
スキルレベルを無理して上げる必要はない
とはいえ、ポートランド改のスキルレベルを無理して上げる必要はありません。
防御指令は余裕があれば上げておくべきですが、高難易度クエストの攻略でインディアナポリスは少々採用しづらいのが本音です。
事実、中国wikiから観れる10章攻略動画なんかだと、両スキルレベル1のポートランド改が活躍していたり。
スキルレベルを上げずとも実践投入できる、という意味では、広いプレイヤー層に優しいキャラクターだと思います。入手も楽だし。
ポートランド改の注意点
ポートランド改は強力な艦船でこそありますが、やはり万能という訳ではなく。
当然ながら、いくつか弱点のようなものも存在しています。
箇条書きにしないと見つからない程度の些細な弱点ではあるので、最初の前衛としてオススメなのは間違いないですけどね!
単艦運用には不向き
ポートランド改を、前衛1隻の艦隊で運用するのはおすすめしません。
非常に高い単艦性能を持ってはいるものの、やはり周回目的の低燃費艦隊では「フェニックス」に軍配が上がるでしょう。重巡洋艦だけだと、待ち伏せ回避率も劣悪ですし。
ポートランド改の真価は、他艦船の壁となりつつ、自身も安定してダメージを稼げる点にあります。
ちなみに、中国版アズールレーンでは限界突破をせずともレベル100まで育成できます。なので、燃料を3も上乗せすれば実用的なレベル100前衛を採用できちゃったり。
中国において、ポートランド改が圧倒的な人気を誇るのは、そういった仕様の違いも影響している点には注意しましょう。
回復役がほぼ必須
ポートランド改を採用する場合、ユニコーンや祥鳳などの範囲回復要員が必須となるでしょう。
いくら耐久面に優れているとはいえ、自身を回復するスキルは持たないので、単体で連戦に耐えうる性能はありません。
前衛を回復する艦船は、前衛全員をまとめて対象とする場合が多いので、そういう意味でも2隻以上の前衛編製が無難そうです。
手動性能は高くない
ポートランド改は、手動操作における適性がそこまで高くありません。
重巡洋艦特有の遅さから、回避しながら攻撃を差し込むヒット&アウェイを苦手としています。
手動であれば、魚雷の性能も発揮させられるはずなので、あくまで「難しい海域のオートクリア要員」として捉えるのがベターでしょう。
榴弾砲が弱い
ポートランド改というより、重巡洋艦全体の特徴として「榴弾装備に恵まれない」という弱点があります。
日本版アズールレーンでは、★5重巡主砲が徹甲弾しか実装されていないうえ、150mmTbtsKC/36連装砲のような強い★4装備がありません。
203mm連装砲も実用範囲内ではありますが、やはり榴弾においては軽巡洋艦に頼ることになるかな、という印象です。
ただ、中国版アズールレーンでは、203mm連装砲をそのまま強化したような★5装備「試作型203mm(3号)連装砲」が存在しています。
将来を見据えるのであれば、榴弾についてはさほど悲観する必要もないでしょう。
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ポートランド改のおすすめ設備
ポートランド改に装備するべき設備は、
- バルジ
- 応急修理装置
- 改良型缶
の3つ。
この中から、お好きなものを装備しておけば汎用性については問題ありません。
クエストに応じて適宜差し替えるのが一番ですが、大抵の海域はそこまで根を詰めなくとも平気なはず。
ちなみに、どの設備も★4止まりなので、T4装備箱のハズレでそのうち手に入るはず。
バルジ
ポートランド改を運用する際、おすすめ設備の1つ目が「バルジ」。
バルジは、耐久値を上昇させつつ、魚雷による被ダメージを軽減させる効果を持ちます。
魚雷によるダメージ計算式は少々特殊で、装甲が硬いほど高いダメージを受けるため、ポートランド改に限らず「中装甲の重巡洋艦」にはおすすめの装備です。
応急修理装置
ポートランド改を運用する際、おすすめ設備の2つ目が「応急修理装置」。
応急修理装置は、全設備の中で最大の耐久上昇量を誇るうえ、一定時間ごとに耐久を回復してくれる設備です。
矢面に立つことの多い前衛艦は、よほどのことが無い限り装備しておくべき設備でしょう。
改良型缶
ポートランド改を運用する際、おすすめ設備の3つ目が「改良型缶」。
改良型缶は、装備した艦船の移動速度を最大で8増加させる設備です。
速度に関しては内部情報なのですが、本場のwikiを見る限りポートランド改は26。
対して、軽巡洋艦の移動速度は32から33。
ポートランド改が缶を装備すると、丁度軽巡洋艦と同程度になり、速度ステータスに無駄が無くなります。
とはいえ、改良型缶を装備するには「バルジ」か「応急修理装置」のどちらかを切り捨てねばならないのが苦しい点。
同時編成する艦船に、軽巡洋艦が多ければ缶、重巡洋艦が多ければバルジ、と使い分けるのが良いでしょう。
広くおすすめできる良艦船
以上、アズレンにおけるポートランド改の性能や注意点などでした。
弱点が「重巡洋艦としての弱点」程度しか存在しない、全てのステータスが高水準でまとまった強キャラだと思います。
入手もかなり楽な部類ですし、初心者の方から上級者の方まで、幅広くオススメできるかなりの良キャラのはず。改造前でも普通に強いのも嬉しい。
いや、まぁ上級者の方は言われなくても全艦レベル100だとは思うんですけど。図鑑達成率もあるし……。