どうも、ダブル八重歯、hkmです。
先日行った歯科検診で、
「今は綺麗に磨けてるけど、小学生の時は酷かった」
なーんてお話になりまして。
「磨けている」という評価をいただけるようにはなったので、「酷かった」昔と比べて変わった点なんかをまとめようかと。
磨き方!なんて記事は追々執筆するとして、今回は歯ブラシの選び方について。
歯ブラシって、別に高いのじゃなくてもいいんですよね。
むしろ、安価なものに優れているものが多かったりします。
歯ブラシの選び方
歯を磨く上で欠かせない、歯ブラシの選び方。
弘法筆を選ばずなんて言葉もありますけど、いや、筆は選んでたと思うよ。弘法。
個々人に合う合わないもあるのですが、基本的には
- 毛先が平坦
- 毛が3列
- 毛のかたさは「ふつう」
- ヘッドとハンドルが直線
- 小さいヘッド
- 1種類の素材でできた本体
- 持ち手側の毛が直線
この7つのポイントを抑えると良い感じ。
毛先が平坦
まず、毛先は平坦なものが好ましいです。
凹凸が付いていると、汚れをたくさん取れるように見えるのですが、実は凸部分しか歯に当たらないんですよね。
毛の1本1本が凹凸の役割を果たしているので、全ての毛がしっかり当たる、平坦な歯ブラシが理想的です。
毛が3列
「小さいヘッド」項とも重複する部分が多いですが、3列に毛が生えている歯ブラシがいいでしょう。
両サイドの毛で歯周ポケットを狙い撃ちできますし、中央の列は持ち手と一直線になっているので、直感的に歯を磨きやすいです。
毛のかたさは「ふつう」
歯ブラシって、
- やわらかめ
- ふつう
- かため
から毛の硬さを選べると思うんですけど、ここはずばり、「ふつう」の歯ブラシを買いましょう。
「やわらかければ、やわらかいほど良い」
「かたければ、かたいほど良い」
といった物って多いんですけど、こと歯ブラシにおいては、絶妙なかたさというのが存在しているんです。
で、その「絶妙」を、老舗メーカーが追い続けた結果が、今の「ふつう」なんですよね。
メーカーとしては、
「本当はふつうが理想だけど、硬いので磨きたい人や、柔らかいので磨きたい人もいるだろうし売っとこっ」
くらいの意識なんじゃないでしょうか。
ヘッドとハンドルが1直線
また、ヘッド (毛の生えている部分) と、ハンドル (持ち手の部分) が、前、上、横、それぞれから見て一直線になっているものが磨きやすい歯ブラシです。
人間の歯列は曲面なので、カーブを描いている方がフィットしそうには見えるんですよ。
でも、歯列の角度は人それぞれなので、結果として手による微調整が必要になるんですね。
その際、結局のところ直線になっていた方が調整が楽っていう。
っつーことで、ヘッドとハンドルが一直線になっている歯ブラシを使いましょう。
小さいヘッド
歯ブラシのヘッドは、できるだけ小さいものを選びましょう。
また、毛の生えている樹脂部分も、薄いほうが磨きやすいと思います。
特に、親知らずの抜歯経験があるあなた。
奥歯の奥側面がアホみたいに磨きづらいので、ヘッドにおける、樹脂部分の薄さにも注目しましょう。
歯磨きは、いかに磨きにくいところを磨くか、というものなので、奥歯のさらに奥へ入れるような歯ブラシが理想です。
極論、歯の表面なんて、食品を噛めば多少は汚れ取れますからね。
たまった歯垢が、菌の温床となる前にいかに取り除くか!を意識すると、ヘッドは必然的に小さくなります。
本体の素材が1種類
また、ハンドル部分がゴム、本体部分がプラスチック、などといった、複数の素材を使った歯ブラシはとり回しが悪く、おすすめしません。
無意識ではあるものの、指先を使って角度を付ける歯磨きでは、
「プラスチックでできた、切り口が長方形のハンドル!」
みたいな、地味~な歯ブラシが取り回しに優れています。
また、樹脂同士の隙間に水分がたまり、衛生的観点からみても好ましいものではありません。
持ち手側の毛が1直線
更に言うと、個人的には
「持ち手側の毛の生え方が直線になっているもの」
が好きです。
お尻部分でくぼみや歯間を磨いたりするので、ここが直線になっていると効率よく磨けます。
電動歯ブラシはわかりません
電動歯ブラシについては、しっかり使ったことがないのでわかりません。
歯科医が運営しているサイトなんかを覗くと、ひたすらに
「ソニッケアー最高!他は微妙!!」
なんて評価を見かけますが、ステマなのかそうでもないのかもよくわからないです。
ただ、歯科医院の検診で受ける歯の清掃では、ドリルのヘッドをブラシに変えたものが使われるので、電動が悪い、ということはないでしょう。
プロが使ってますから。
歯科医院専売品じゃなくても良い
また、歯科医院でしか取り扱っていない、いわゆる「専売品」とされる歯ブラシもありますが、別にスーパーで取り扱っている歯ブラシで構いません。
というか、20年近くお世話になっている歯科医院でオススメ歯ブラシ聞いたら、
- 毛先が平坦
- 毛のかたさは「ふつう」
- 小さいヘッド
についてのお話がありまして。
やっぱり、どこで聞いてもそういう歯ブラシなんだな~なんて思いつつ、
「これ (医院内で販売している歯ブラシ) ください」
っつったら、
「歯医者さんのは高いからスーパーのでもいいよ~w」
なんて返答来ましたからね。
僕は専売品の毛の堅さが好きなんで、結局買って帰りましたけど。
今回の記事でめっちゃ画像貼ってるやつ。
ガムから発売されているG.V.K. 3.07。
確かにたけぇし、Amazonじゃあ売ってないから楽天のリンクしか貼れないっつーね。
デンタルフロスも歯ブラシみたいなもん
あとは、歯間を通す糸のような口腔清掃グッズ、通称「デンタルフロス」もセットで用意しましょう。
というのも、普段の生活では増える一方の歯垢って、
- 歯周ポケット
- 歯間
大きく分けてこの2つなんですよ。
歯周ポケットと歯間の歯垢をとるために、歯磨きしてるようなもんです。
で、歯間の歯垢って、歯ブラシじゃ取れないんですよね。
一部分でも歯垢が残れば、結局そこに菌が住み着いて虫歯になるので、もはやデンタルフロスまで含めて「歯磨き」みたいなものなんです。
それこそ、歯を磨いた後にするうがいと同レベル。
歯磨き粉買うくらいなら、まずはフロスを買え!みたいなね。
初めてのデンタルフロスって、めっちゃくっせえ歯垢が取れるんで、口臭の原因にもなってるでしょう。歯間の歯垢。
2週間くらいで買い換えよう
以上、大抵の歯科医院で伺うと返ってくる、歯ブラシの選び方をまとめてみた記事でした。
また、新品の歯ブラシこそが理想なものなので、定期的な買い替えがおすすめ。
目安としては「毛先が広がり始めた頃」ということなので、月2本くらいを目処に買い換えていくのがいいでしょう。
へたれた歯ブラシでする歯磨きは、舌で強めに舐めてるのと大差ありませんからね。
とはいえ、わざわざ換える度に買うと億劫になるので、常時2本ほど新品をストックしておくのが良い感じ。気兼ねなく交換できます。
あ、なので、歯ブラシの適正価格は
「あなたが気兼ねなく捨てられる金額」
です。
セリアで売ってた歯ブラシも、ちゃんと選べば悪くありませんでしたよ。
▲一般流通品の個人的なお気に入り
▲まとめ買いできる安くてよさそうなやつ