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どうも、カフェインに弱いhkmです。

これからの時期、冷蔵庫に冷たいお茶を常備することが多くなりますよね。

そこで、我が家でよくやる、水出しのアイスティーの作り方をご紹介。

水出しアイスティーの作り方

  1. 茶葉を用意する
  2. 専用パックに茶葉を入れる
  3. ピッチャーに放り込む
  4. 水を注ぐ
  5. 8時間以上待つ

普通のアイスティーと比べて、渋みが少なくすっきり飲める水出しアイスティー。

水の入ったピッチャーを冷蔵庫に運べるだけの筋力があれば、誰でも簡単に作れます。

1.茶葉を用意する

何はともあれ、まずは、水出しアイスティーを作るための茶葉を用意するところから。

ぶっちゃけ水出しなら、スーパーで売ってる安めの茶葉で全く問題ありません。

例えば、トワイニングのパック売りリーフなんかで十分美味しくなります。

……というか、専門店で売っているような、ちょっとお高くとまった茶葉は、水出しアイスティーには向いていないかも。

というのも、水出しアイスティーは、通常のアイスティーと比べて、良くも悪くも茶葉の影響を受けないのです。

  • 渋みが約60℃
  • 旨みが約40℃

から抽出されるのですが、水出しアイスティーは、冷蔵庫内の約10℃。

大抵の茶葉が良くも悪くもスッキリ飲める紅茶になりますので、やれ『キリッとした渋み!ダージリン!』だとか、『深い旨み!キーマン!』だとかを使ったところで、大差無くなっちゃうんですよね。

ということで今回僕が用意したのも、トワイニングのレディグレイ。

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去年買ったはいいけど、ホットじゃ口に合わなくて放置してたやつです。

ティーバッグはオススメしません

ちなみに、「水出しアイスティー用」として新しく買ってくる場合、ティーバッグはオススメしません。

理由としては、ただ1つ。

たけぇんだわ。

同じ金額を払うなら、ティーバッグよりもリーフ(茶葉のみ)の方が圧倒的に安く買えます。

とはいえティーバッグも、中に入っているのは砕かれた茶葉。

余ったティーバッグがあるのなら、そちらを使ったほうが経済的でしょう。

ぼく

もちろんティーバッグとリーフの併用も問題なし

2.専用パックに茶葉を入れる

茶葉を用意したら、麦茶の素のようなディーバッグ状態へイジります。

そのままピッチャーに入れてしまうと、後から茶葉を取り出すのがスーパー面倒くさいので。

バッグ化に関しては、スーパーマーケットで「茶葉を入れるための袋」というニッチな需要を満たす商品が販売されているので、そちらを使いましょう。緑茶以外にも使えます。

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▲スーパーで100円くらい

ちなみに、僕が愛用している「ふんわりお茶パック(60枚入)」。

近所のスーパーマーケットで100円程度なのですが、アマゾンだと400円くらいします。

リンクは貼っておきますが、お求めはお近くのスーパーマーケットでどうぞ。

▲楽天版マツキヨだと100円くらい

おおさじ2杯分くらい入るので、ピッチャー容量と相談しながら、約400mlあたり1パック作ります。

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先述の通り渋みが殆ど出ないので、ちょっと多すぎるくらいが丁度いいです。

ちなみに市販のティーバッグで作るのであれば、500mlに対して、ティーバッグ3個くらいでしょうか。

特に何も考えず、今回は3つほど用意してみました。

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3.ピッチャーに放り込む

それっぽい自家製ディーバッグが完成したら、次はピッチャーに放り込むだけ。

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ティーポットよりは、麦茶を作るようなピッチャーがオススメです。

適当に放り込みましょう。

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4.水を注ぐ

ここまできたら、あとは麦茶と大差ありません。

水道水をばーっと注ぎましょう。

全力で浮いてきますが、長時間放置すればしっかり抽出されるので、あんまり気にしなくておっけい。

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▲このくらい雑で可

今回は3パック、おおさじ6杯分ほどの茶葉を使ったので、水の量は1200mlほど。

水に関しては水道水が理想ですが、抵抗のある方はミネラルウォーターでも構いません。

ミネラルウォーターを使う場合も、日本産のお水がおすすめ。

これは、ミネラルの含有量が多い(硬い・硬水)ほど、茶葉の抽出に向かないというのが理由。

水道水は河川、ダム、地下水を水源としているので、ミネラルの含有量が極端に少ないんですよね。

5.8時間以上待つ

さて、水を注いでしまえば、あとは冷蔵庫にブチ込んで8時間以上待つだけ。

寝る前にこしらえておくと、寝起きでさくっと飲めるのでおすすめです。

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▲8時間待つとこんな感じ

温度の都合上渋みが全然出ないので、完成後の茶葉も入れっぱなしで問題ありません。

氷も無しで冷たい紅茶をばーっと飲めるので、作るのも飲むのも手軽なのが嬉しいところです。

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水出しアイスティーの特徴

さて、長々と書きはしましたが、以上が水出しアイスティーの作り方。

「ピッチャーに茶葉入れて、水注いで待つ」、これだけ。

ただ、紅茶は本来は熱湯で淹れる想定で作られた代物。

せっかくなので、水出しアイスティーとお湯出しの紅茶の違い・特徴についても解説します。

メリット

水出しのメリット

  • 渋みが無い
  • クリームダウンが起こらない
  • 作るのが簡単
  • 扱いが楽

まずはホットで抽出した紅茶を氷の入ったグラスに注ぐ普通のアイスティーと比べて、水出しアイスティーが優れている点。

渋みに関しては好む方も多いので、一概にメリットとは言いづらいかもしれませんが……。

渋みが無い

まずは、紅茶特有の渋みが殆ど出ない点。

何度か触れましたが、渋みの原因である「茶カテキン」の抽出温度って約60℃以上なんです。

旨み成分である「アミノ酸」なんかと比べても、割と高温なんですよね。

なので、超低温でじっくり抽出する水出しだと、渋みがぜんぜん出ない。

渋みも紅茶における魅力の1つではありますが、それがダメで紅茶を飲めない!という方がいらっしゃるのもまた事実。

渋みが無くとも飲めなくなるわけではないので、常備する飲料として優れているのが水出しの魅力です。

クリームダウンが起こらない

熱い紅茶をゆっくり冷ますと、成分が分離してにごってしまいます。クリーム色になることから「クリームダウン」と呼ばれるヤツですね。

この「クリームダウン」が起こらないのも、水出しアイスティーの優れる点。

風味に与える影響はほとんどありませんが、やはりスッキリとした見た目の方が飲んでいて心地の良いものです。

作るのが簡単

作るのが簡単なのも大きなメリット。

茶葉をピッチャーに入れて、水を注ぐだけ。時間を計る必要もなければ、分量を測る必要も無く、注ぎ方に気をつける事もありません。

ポン!ジャバー!バタン!で完成するのは、やはり他の紅茶には無いメリットでしょう。

扱いが楽

作るのが簡単、にも通じるものがありますが、扱いの楽さもいい感じ。

完成後も冷蔵庫に放置して、飲みたいときにコップに注ぐだけです。

寝起きにいちいち時間管理して……なんて紅茶淹れるの、ぶっちゃけ面倒ですもん。

デメリット

水出しのデメリット

  • 栄養スッカスカ
  • 旨みが少ない
  • ミルクに合わない

普通のアイスティーと比べて数々のメリットがある水出しアイスティーですが、当然ながら劣っている点もあります。

シンプルではありながら、紅茶を紅茶たらしめる部分がちょっと弱いかも。

栄養スッカスカ

何度も書いている通り、水で淹れると、まーぁ茶カテキンが抽出されません。

茶の栄養素筆頭である茶カテキンが抽出されなければ、まあ栄養スッカスカです。

そもそもの含有量が緑茶に劣っているとはいえ、カテキン目当てで茶を嗜む場合、水出しアイスティーは向いていない飲料です。

旨みが少ない

10℃程度で抽出する都合上、旨みの元となる「アミノ酸」も抽出されにくいんです。

緑茶と比べるとアミノ酸少なめ!ではあるのですが、一層少なくなっちゃいます。

ミルクに合わない

紅茶の魅力の1つである「ミルクティー」。

水で出しちゃうとパンチの小さい出来になるので、牛乳に負けちゃうんですよね。

ここにミルクを注いでしまうと、薄めたミルクのような残念飲料になってしまいます。

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【まとめ】食事のお供に向いている紅茶

渋みや旨みが少なく、栄養素も少ない。

香りが豊かで、色合いも綺麗。

そんな水出しアイスティーは、ずばり、

  • 朝の一杯
  • 食事のお供

に最適なドリンクと言えます。

洗い物も少なければ、1杯あたりの単価も安い水出しアイスティー。

感覚としてはまさに麦茶に近いので、今年の夏にいかがでしょうか。