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どうも、10駅以上は常に酔いとの勝負、hkmです。

最近電車によく乗るんです。

すると気になるのが定期券。

何日乗れば元が取れるのか?なんて考える機会も増えました。

記事にするほどでもないかな~、なんて思いながらググってた訳ですが、そこで面白いお話があったのでご紹介します。

結論から言うと、

5秒の手間で、変な契約を結ぶことも無く、定期代がお得になる可能性あり

みたいなお話です。

普段、通勤などで定期券を利用されている方。

特にそれなりの区間距離定期券をご購入されている方は、得できるかも。

定期券の分割購入

定期代で得する話、それはズバリ、分割購入というものです。

簡潔に書けば、
定期を買う区間を分割すると安くなる場合もある」
というお話。

当然、通常は途中で降りないほうが電車賃は安いんです。

ただ、特定の条件下では、途中下車をしたほうが電車賃が安くなる。

そして磁気定期券は、複数枚を連結処理なる方法で1枚にすることができる

分割とは言え、定期券を複数枚持ち歩くわけではありません

これが定期券の分割購入におけるカラクリです。

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例えば池袋の意識高そうなベンチャーの社長が、革新的なアイデアを求めて高尾山へ向かった場合の運賃は、このようになります。

一度新宿駅で降りることにより、10%以上も安くなっている事がご理解いただけるでしょう。

特定区間運賃

そもそも何故

途中下車をしたほうが電車賃が安くなる。

という現象が起こるのか。

これは、「特定区間」というものの存在が大きくかかわっています。

東京附近及び大阪附近の幹線区間のうち利用者が特に多い線区・区間について、この区間内の駅を相互発着する場合、普通旅客運賃の計算において幹線区間よりも割安な対キロ賃率を適用するもの

電車特定区間 – Wikipedia

言い回しがやけに難しいですが、つまりは

JRには特別に安くなってる区間があるよ

ということ。

この制度の理由として、私鉄との価格競争などが挙げられます。

その為、値下げ率を見ても一律ではなく地方によってどれだけ安くなるか変わります

昔から商売が盛んな大阪では、思い切りの良い値引き率が目立ちますね。

ちなみに、JRの運賃は
ここからここまでは○○km乗ったから、○○円
という計算方法を使っていますが、
11kmから15km=240円
26kmから30km=500円
のようなガバガバ計算式なので、特定区間でなくとも安くなる場合もあります。

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▲普通運賃表(2017年2月19日現在)

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▲東京、大阪における普通運賃表(2017年2月19日現在)

引用:乗車券│きっぷのルール:JRおでかけネット

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▲東京の特定区間運賃一覧(2014年4月1日現在)

引用:運賃 – Wikipedia

消費者としては、どうせ安くしてくれてるなら、知識としては知っておくべきでしょう。

区間の区切り方

とはいえ、電車や路線に詳しくない一般ピーポーからすると、特定区間はわかりづらい。

中央本線は新宿駅から高尾駅まで特定区間だよ!なんて言われても、その間の駅名がわかりません

この状況で、今使ってる路線でどこからどこまでが特定区間で……。
そんな調べ方をしていれば時間がいくらあっても足りない。

そんな悩みを紹介してくれるWebサービス、やっぱりあります。
それも個人の方が運営されているもの。

それがこの2つのサイト。

それぞれの使い方についてみていきましょう。

乗車券分割プログラム

どうやら1998年から運営されている老舗サイトの様子。

使い方としては、

 

乗車券分割プログラムの実行

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路線選択(その後一度送信を行うか、自動送信にチェックを入れましょう)

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先に路線を選択し、更新しないと駅名が表示されません

 

駅名選択(自動送信を行っていない場合、もう一度送信)

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この画像の場合ですと、

池袋駅を出発して、山手線を利用し、新宿駅で乗り換える、あるいは下車

という事になります。

これを目的区間になるまで繰り返します。

 

すると、下の枠に

  • 本来の運賃
  • 分割後の運賃
  • 分割する駅

が表示されます。

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画像は極端な例ですが、池袋⇒高尾であれば、新宿で一度降りると恩恵を享受できる事がわかります。

こちらのサイトではICカード(Suicaなど)の運賃は表示されません。

特定都区市内

ちなみに、上記画像に表示されていた「東京都区内」とは、特定都区市内という運賃計算の特例です。

新幹線を利用した事のある方なら、きっぷの

  • 東京都区内
  • 大阪市内

このような表記を見たことがあるはず。

こちらは運賃計算を簡略化するための制度で、

指定区画内(東京であれば東京都区内)にある駅から出発して、移動が200kmを超える場合、区画内のどの駅から乗っても区画(東京都区内)の中心駅を出発地点とするよ!

というものです。

つまり出発駅が、

  • 目的地から見て、中心駅より離れていれば少し
  • 目的地から見て、中心駅より近いようなら少し

という運賃計算制度。

とくしない、なのに得をする場合もあるぞ!

はい

分割.net

次に分割.net。

こちらも区間の分割について調べられるサイトです。

まずは利用する区間を選択

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[乗車券分割検索]をクリック。

利用する駅のある路線を選択し、出発する駅名を選択

同じ要領で、到着予定の駅名も選択

すると、ICカードときっぷの運賃比較、詳細な分割運賃、分割駅が表示されます。

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こちらのサイト様は、東京近郊出発なら東京近郊到着のみ、など、遠距離の分割は行う事が出来ません。

まとめ

分割することで、お得に定期券を購入できる場合がある、というお話でした。

これを通常の乗車券でやろうとすると、1度改札を出る必要があるのでオススメはできません。

また、分割定期券にも

  • 利用できるはずの他路線を利用できなくなる場合がある
  • 不通時の振り替え輸送を受けられない場合がある
  • 区間によってはICカードを利用できない

などのデメリットがあります。

そのようなサービスをどの程度利用するかも、分割するかどうかの重要な焦点となるでしょう。