たつき氏の公式twitterにて、けものフレンズ2期には関わらない件が発表されました。
突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です
— たつき/irodori (@irodori7) 2017年9月25日
たつき氏のtwitterアカウントのみでの発表となるため、未だ真偽の程は定かではありませんが、軽いまとめ記事でござい。
……KADOKAWAって、今までも炎上やユーザー軽視を躊躇わなかった前例があるので少し怖い感じがしますね。
適当にけもフレを使いつぶす方向へシフトしているのやもしれぬ。
[2017/09/27追記]
公式サイトにKADOKAWA側の声明が掲載されました
たつきとは
たつきとは、日本のアニメーション監督・アニメーターである。アニメ制作チームirodori代表であり、ヤオヨロズ所属である。京都府出身、ケニア育ち。
ヤオヨロズで3DCGアニメを制作している。
アニメ制作キャリアの初期の頃はサンライズに「尾本達紀」として所属しつつ、同人活動としてirodoriにて自主制作アニメを制作していた。
たつき氏とは、アニメーション監督を生業としている人物。
「仕事でアニメを作りながら同人でアニメを作る」というよくわからん所業を行いながら、転んでいる状態より始まったけものフレンズを大ヒット作品へと昇華させました。
けもフレ、結局内容と口コミだけで広がったしね。KADOKAWAだから初速はステマかもしれんけど。
irodori作品は無料で視聴可能
ちなみに、たつき氏が代表を勤めるirodoriの公式サイトでは、同氏製作のアニメーション作品が無料で公開中です。
同人作品なので、けもフレが好きなら楽しめる!……という物でもありませんが、一見の価値あり。
降板騒動
さて、いわばアニメを愛し、アニメに愛された男たつき。
そりゃもうフォロワーに溢れるtwitter公式アカウントですが、9/26にあるツイートをして話題になりました。
突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です
— たつき/irodori (@irodori7) 2017年9月25日
それがこの度発生した、けものフレンズ降板騒動です。
真偽を断言はできませんが、株価を含めた様々な要因に影響を与えているにも関わらず、どこからも謝罪やアナウンスが無いということは本当なのでしょう。
「Twitterで話題に」とか言ってるレベルじゃない
口コミで広がった作品だけあって、人々の関心も高い部類のけものフレンズ。
その拡散っぷりは、「Twitterで話題に」なんて例えるのもおこがましいレベルで話題になりました。
たつき氏の該当ツイートは、約24時間で300,000リツイートを超え、いいねも200,000に肉薄。
朝9時に検索した「たつき監督」に関するツイートは、夜9時に見ると約15,000件の増加。
▲14,555件の新しい結果
トレンドに表示されない
さて、炎上の火種としては十分なのですが、更に油を注いだのがTwitterの挙動。
FGOでマーリンがピックアップされただけで「マーリン」と「まーりん」がトレンドを圧巻したにも関わらず、
⇒ 【FGO】マーリンPU+無料10連!前代未聞のリセマラチャンスは9/27まで
先ほどの「たつき監督」を含め、関係する単語がTwitterのトレンドに一切表示されないのです。
どう足掻いても作為的なものを感じるしかないユーザーは、KADOKAWAが企業たる力を駆使して表示しないように考える訳で。
これまた真偽のほどはわかりませんが、逆に火に油を注ぐ形となりました。
株価もちょっと落ちる
世間の注目は、ちゃっかりカドカワの株価にも現れます。いや、会社としては別会社なんだけども。
日本における株式というのは、平日の朝9時から11時30分まで(前場)と12時30分から15時(後場)にのみ取引されるもの。
該当ツイートが夜だったことより、翌日朝9時までカドカワ株の売り注文が続出。
26日の朝9時、売り場が会場した瞬間、見事にストンと安くなりました。
……まぁ、22日あたりから下落の兆しも見えることから、TGSでろくな発表をしていなかったところに止めを刺しただけかもしれませんが。大した額でもないし。
「残念です」が本当に残念
さて、この騒動で、ふと目に留まったツイートとして、こんなものがありました。
そうそう、たつき監督が「なんと!2期は他の監督にやっていただくこととなりました!僕も応援していますし、楽しみです!」って言っていたなら多分円満だろうしいいんだけど、「残念です」って言ったからにはいい方向に進んでいないだろうしそりゃコンテンツも不穏になってるってファンでもわかるよな
— 三ノ輪すきゃる (@SUKYARU_) 2017年9月25日
まあ本来けものフレンズはよしざきおにいさんスタートで誰が参加することにも開かれたIPであるので,2期アニメが別の監督でまったく別の話になることは想定内なのだけど,それはそれとしてアニメブレイクの功労者であるたつき監督に「僕もとても残念です」と言わせてしまう仕打ちはひどい。
— myrmecoleon (@myrmecoleon) 2017年9月25日
▲無許可RTどころか無許可サイト埋め込み
まさにいい得て妙。
オタクって、作品だけじゃなくてクリエイターも大好きなんですよね。
もともと「オタク」が、同人サークル間での「お宅」から由来したという一説がある程度には。
傍から苦労や努力が垣間見えながらも、オタク同士が輪になるような作品を作っちゃったクリエイターならなおさらかなぁと。
KADOKAWAはこんなもん説
さて、この騒動を見るだけだと、「KADOKAWAめっちゃやらかしてんな~」なんて感想が出るんですけど。
ぶっちゃけ、KADOKAWAってこんな会社なんですよね。
例えばKADOKAWAの関わるラブライブ!だって、「glee」という海外ドラマをパクっただなんだで炎上騒動になりました。
丁度アニメが盛り上がるタイミングでの判明&炎上なうえ、監督のツイートにほのめかす点が見受けられたことより、KADOKAWA自身で着火した可能性が高いやつです。
鎮火の仕方もよくわかんなかったし。
2014年5月放送のラブライブ!2期6話のシーンが洋ドラマ「glee/グリー」の盗作ではないかと指摘され、他のシーンも類似点があること、京極尚彦監督のツイートに盗作をにおわせた点があることなどが次々と明らかになり、2ちゃんねるやTwitterなどインターネット上で騒動となった。
このほか、アニメの他の話にも盗作が疑われたり、メインである曲にも盗作疑惑があった。
騒動自体はアニメ終了後にはほぼ沈静化し(「ラブライブ!」サイドにも「glee/グリー」サイドにも何も動きがなかったため)、現在では何事も無かったかのような状態となっている。
他にも、ネットを探せばKADOKAWA絡みの炎上芸や、ユーザーやコンテンツを蔑ろにしたエピソードなんていくらでも出てきちゃう。
誰ひとり「コミックコンプ」の恨みは忘れちゃいない!! – 日刊サイゾー
今となってはカドカワで検索すると、けもフレ騒動ばっかり出るんですけども。
商法なのか本気なのか
ということで、現状ではたつき氏降板騒動が商法なのか本気なのかわからないというのが現状。
ここでカドカワ側が「審議の結果、降板取り消し」とでもいえば、2期が話題になったうえ、何故かカドカワへの心証が良くなる逆転劇。
そのまま降板っつーことなら、パチスロなりお色気展開なりの弾として使える。鎮火上手いし。
どう転んでもカドカワの利となるのが少々癪ですが、せっかくカドカワの利となるのであれば、2期も同じ監督の作品が観たい今日この頃。
どう転ぶ事やら。
▲アニメが終了したから息抜きに作ったらしい12.1話
▲JRAとのコラボ動画
けものフレンズ×アニサマ2017 「あにさま」 – YouTube
▲アニサマ会場で流れたマナー喚起動画
日清のどん兵衛 × けものフレンズ 「ふっくら」 – YouTube
▲どん兵衛とのコラボ企画
……他にあったっけ?