どうも、ついに写真のついた身分証明書を手に入れたhkmです。
先日、マイナンバーカードの交付申請予約を行いまして、本日受け取ってきました。
もう何年も前に始まった施策ではあるものの、僕の周囲では未だ普及率が芳しくありませんので、覚書も兼ねて記事にしようと思います。
とはいえ、特に気をつける事もなく、予約どおりの時間に赴いたら5分で交付が完了。
予め用意するものも、常識の範囲内なので、そこまで気を張らなくても大丈夫そうです。
注意点
とりあえず、マイナンバーカードを受け取るにあたって必要な注意点から。
必要な持ち物や、窓口へ赴く前にやっておくことなど。
持ち物
重要な個人情報に関わる証明となりますので、流石に手ぶらで交付!という訳には行きません。
電話予約の際に先方から伝えられるとおり、受け取りの際には
- 発行通知書(ハガキ)
- マイナンバー通知カード
- 身分証明書
を持参しましょう。
……電話予約があったからよかったものの、予約の必要ない自治体なんかだと、どれか忘れそうな絶妙なラインナップですね。
発行通知書
交付申請を行うと、数ヶ月後に送られてくる発行通知書。
まず、こちらは窓口での回収となるため、必ず持参しましょう。
また、本人が持参する場合でも、裏面に
- 署名、または記名と押印
- 住所の記載
は予め行っておきましょう。
これを忘れると、向こうで書かされるハメになります。
役所で文字を書くのって、なんか緊張するんですよね。
ちなみに、「署名」というのは、本人が手書きで名前を書くこと。
「記名」というのは、それ以外の手段で名前を記入する事。
代筆だとか、印刷だとか、フルネームのハンコとか。
署名「または」記名+押印となりますので、自分で名前を書く場合でしたら、押印は必要ありません。押してもいいけど。
印刷とかすると、逆に面倒になるパターンですね。
他、代理人が受け取りに行く場合は、裏面の記載に沿って必要事項を記入しましょう。
マイナンバー通知カード
発行通知書と同様、マイナンバー通知カードも回収対象です。
自治体にも因るのでしょうが、僕が在住する自治体においては、必要事項なんかと同じ紙に印刷されていて、各々で切り取るようになってました。
第一印象としては、カードという感じでは無かったですね。
これはこれで身分証明書として利用できますが、これで通るような身分証明だったら健康保険証で良いと思います。
「マイナンバーカードを受け取るには、通知カードが手元に必要」ということなので、おとなしく大事にしまっておきましょう。
身分証明書
で、当然ながら、交付対象の身分を証明する書類が必要となります。
候補としては、
- 運転免許証
- 健康保険証
- 年金手帳
- 金融機関の通帳
など。
顔写真のあるものでしたら1点、無いものでしたら2点を照会する形をとっていました。
また、当自治体においては「金融機関の通帳」で構わないということでしたが、できれば、国または自治体より交付された書類が無難でしょう。
本人である事がわかりさえすればいいので、2点を提示する場合でも、住所の記載がある必要は無さそうでした。
少なくとも、当方の保険証及び年金手帳は、両方手書きで住所が書いてあります。
事前準備
また、窓口での交付をスムーズにするには、予めやっておくべき事が2点ありました。
- 発行通知書への記入
- 暗証番号、パスワードの決定
です。
発行通知書への記入
上記「発行通知書」の項でも説明しましたが、マイナンバーカードの受け取りには裏面への記入が必要です。
本人の手書きであれば、住所と名前を書くだけでいいので、家でやっときましょう。
これをやっていなかったがために、窓口 → 机 → 窓口 とたらい回しにされるのも、ちょっとしょーもないですし。
暗証番号、パスワードの決定
また、暗証番号の設定も必要となるため、予め決めておくのがスムーズです。
設定するパスワードは、
- 住民基本台帳用
- 券面事項入力補助用
- 利用者証明用電子証明書
- 署名用電子証明書
の4項目。
上の3つに関しては、4桁の数字のみ。
署名用電子証明書については、アルファベット1文字以上と、数字1文字以上を含めた6~16文字となっています。アルファベットは大文字のみ。
4桁の数字で設定する暗証番号は、共通の番号を設定できるため、実質的には2つですかね。
用途はそれぞれ
- ICチップ内の個人情報を更新
- 個人番号含む個人情報を、テキストデータとして出力
- インターネットなどにおいての本人証明
- 電子メールなどで、文書の改ざんが無いかを確認
で使う、とあります。
正直下二つはパっとしないね。
ちなみに、マイナンバーカードと暗証番号があれば、住民票の写しなんかも発行できるんだとか。
印鑑登録証だとかでもできるけどね。
窓口にて
さて、事前準備を行えば、あとは窓口へ赴くだけ。
予約しているなら、窓口にて
- 予約した旨を伝える
- 必要書類を提出
- 数分待機
- パスワードの設定
の4ステップで交付完了です。
電話では、「10分~15分程度」とお知らせいただきましたが、とんとん拍子に進めば5分程度で交付が完了しました。
逆に、予めやることをやっていなかったら、15分程度じゃ済まないんじゃないかなぁ。
個人番号は隠せる
で、受け取ったあとの現物についても、ちょっと触れたいと思います。
受け取る前に心配だった、「裏面に個人番号が印字されている」という点。
法律で、「他人への提供」が大きく制限されているのに、裏面に書いてあったらおちおち身分証明にも使えねーじゃん。予約時にはそんな事を考えていました。
何人も、次の各号のいずれかに該当する場合を除き、特定個人情報の提供をしてはならない。(以下省略)
▲ガッツリ印字
ところがどっこい、ここにはちゃんと配慮されていて、
- 個人番号
- 臓器提供意思
- 有効期限
の部分のみを隠せる、カードスリーブのようなものに封入された上での交付。
▲マイナンバーは袋で隠れる
あ、カードスリーブってのは、その名の通り、カードを保護するための袋です。
こういうのね。
ただ、左下に印刷されているQRコードには要注意。
QRコードリーダーで読み取ると、マイナンバーがそのまま表示されます。
僕も今、ちょうどアップロードしかけました。あっぶねー。
……マイナンバーの裏面、探せばネットに転がってそうだよなぁ。
有効期限は「一応」10年
マイナンバーカードの有効期限は、「一応」発行から10年となっています。
何故一応なのか、というと、交付時に設定した暗証番号の有効期限が5年だから。
身分証明書として扱う場合では、10年ほったらかしでも何の問題もありません。
ただ、住民票の写しなどを発行する目的での利用を視野に入れるのであれば、5年毎の定期的な番号更新が必要となります。
ちなみに、暗証番号の更新については、役所やその出張所で行えるそうで。
交付を行った施設に直接赴くのが一番確実ですね。
便利そうなので満足
以上、マイナンバーカードを受け取る際の注意点でした。
個人番号。
せっかく実施したわけですし、これからの社会、バンバン使っていこうという動きになるんだと思います。
どうせ発行するものですから、身分証明書が必要になった際は、一考してみる価値はありそうですよ。
個人的には、思ったより取り回しのいいカードになりそうで満足です。