本日、9/16から順次予約販売が開始されている「ニンテンドークラシックミニスーパーファミコン」。
ところが、この記事を執筆している午前11時30分、すでに至るところで品薄状態が続いており、Amazonでの販売価格はすでに定価の約2倍。
そりゃもう、全盛期のNintendoSwitchを彷彿とさせるほどです。
バカ売れの理由
スーファミミニが何故ここまで売れるのか、といえば、
- スターフォックス2
- ミニファミコンの前例
が強く影響しています。
特に、スーファミミニでしかプレイできない、スターフォックス2!
……と言いたいところですが、恐らくミニファミコンの前例が強い理由かと。
スターフォックス2
スーファミミニがバカ売れする理由の1つ目は、幻のゲームである「スターフォックス2」がプレイできるから。
⇒ スターフォックス2 | ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン | 任天堂
そもそも、スーファミミニは「ソフトを21本内臓した小さいスーファミ」という商品です。
そのラインナップに含まれた「スターフォックス2」というソフトがゲームファンを強く魅了しています。
かの名作「スターフォックス」の続編として製作されたソフトなのですが、惜しくもお蔵入り、結局発売されませんでした。
理由は諸説ありますが、よく聞く話ですと「スターフォックス64の開発にプロジェクトをそのまま移行した」ということらしいですね。
スターフォックスといえば、全世界のファンを魅了して止まない任天堂看板シリーズの1つ。
その「お蔵入り作品」が遊べるともなれば、スーファミミニにゲーマーが飛びつかない理由は無いでしょう。
マジでスーファミミニでしか遊べないんですよね。
ダウンロード版なんかも存在しないので……。
ミニファミコンの前例
▲定価6,458円が12,800円
スーファミミニがバカ売れする2つめの理由として、ミニファミコンがあまりにも品薄すぎた、という前例があります。
ミニファミコンは、スーファミミニと同様「ソフトを内臓して小さくした昔のゲームハード」という商品。名前の通りファミコンですね。
ぶっちゃけた話、任天堂はそこまで売れるとは思っていなかったんですよ。
というか、発売される!との情報が出たとき、これは売れるぞ!!となった人間なんてごく一部のはずで。
レトロゲーマーや、ノスタルジーを感じた人が屋内インテリアも兼ねた需要を作る程度のイメージだったのでしょう。記念品みたいなものです。
そのため、任天堂も僅かしか生産しませんでした。
が、予想に反してミニファミコンはバカ売れ。
「レトロゲーマーや、ノスタルジーを感じた人」の人数が半端無かった訳ですね。
となれば需要に供給が追いつかず、品薄状態となり、そんな品薄商品に転売おじさん達が足を止めないはずもなく。
店頭在庫が転売おじさんに買い占められた結果、「休日にちょっと探す」程度では買えない商品となってしまいました。
さらに、そこで任天堂の取った行動が「生産終了」。
めっちゃ増産して行き渡らせるのかと思いきや、大した増産もなく、まさかの販売終了。
結果、定価が6,500円を割る商品でありながら、Amazonでは高額で売買されるプレミア商品に。
- 需要がある
- 供給がない
- すでにプレミア
ともなれば、今プレミアがついているソフビ人形やビックリマンシール、キン消しのように、ファミコンミニも高騰の一途を辿るのでしょう。
新品を確保しておくだけで、焼肉数回分くらい得をするような状況。
となれば、同等商品のスーファミミニにも重ねてしまうのは致し方なし。
- ミニファミコンで苦労した方
- 転売目的の方
がこぞって予約するのは当然の行動なのです。
ファミコンミニの反省を活かせるか
スーファミミニがどう転ぶのか。
これは結局「任天堂がファミコンミニの反省を活かせるのか」という1点に尽きるでしょう。
スーファミミニに対して、任天堂からは
- 生産体制を大幅に強化(ファミコンミニ比)
- 発売日以降の出荷も予定
などというアナウンスもされていますが、果たして。