本日、9/16から順次予約販売が開始されている「ニンテンドークラシックミニスーパーファミコン」。

ところが、この記事を執筆している午前11時30分、すでに至るところで品薄状態が続いており、Amazonでの販売価格はすでに定価の約2倍。

f:id:hkmy:20170916120059j:plain

 

 

そりゃもう、全盛期のNintendoSwitchを彷彿とさせるほどです。

バカ売れの理由

f:id:hkmy:20170916120411j:plain

スーファミミニが何故ここまで売れるのか、といえば、

  • スターフォックス2
  • ミニファミコンの前例

が強く影響しています。

 

特に、スーファミミニでしかプレイできない、スターフォックス2!

……と言いたいところですが、恐らくミニファミコンの前例が強い理由かと。

 

スターフォックス2

f:id:hkmy:20170916120434j:plain

スーファミミニがバカ売れする理由の1つ目は、幻のゲームである「スターフォックス2」がプレイできるから。

⇒ スターフォックス2 | ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン | 任天堂

 

そもそも、スーファミミニは「ソフトを21本内臓した小さいスーファミ」という商品です。

そのラインナップに含まれた「スターフォックス2」というソフトがゲームファンを強く魅了しています。

 

かの名作「スターフォックス」の続編として製作されたソフトなのですが、惜しくもお蔵入り、結局発売されませんでした。

理由は諸説ありますが、よく聞く話ですと「スターフォックス64の開発にプロジェクトをそのまま移行した」ということらしいですね。

 

スターフォックスといえば、全世界のファンを魅了して止まない任天堂看板シリーズの1つ。

その「お蔵入り作品」が遊べるともなれば、スーファミミニにゲーマーが飛びつかない理由は無いでしょう。

 

マジでスーファミミニでしか遊べないんですよね。

ダウンロード版なんかも存在しないので……。

 

ミニファミコンの前例

f:id:hkmy:20170916120654j:plain

▲定価6,458円が12,800円

スーファミミニがバカ売れする2つめの理由として、ミニファミコンがあまりにも品薄すぎた、という前例があります。

 

ミニファミコンは、スーファミミニと同様「ソフトを内臓して小さくした昔のゲームハード」という商品。名前の通りファミコンですね。

f:id:hkmy:20170916121131j:plain

 

ぶっちゃけた話、任天堂はそこまで売れるとは思っていなかったんですよ。

というか、発売される!との情報が出たとき、これは売れるぞ!!となった人間なんてごく一部のはずで。

レトロゲーマーや、ノスタルジーを感じた人が屋内インテリアも兼ねた需要を作る程度のイメージだったのでしょう。記念品みたいなものです。

 

そのため、任天堂も僅かしか生産しませんでした。

 

が、予想に反してミニファミコンはバカ売れ。

「レトロゲーマーや、ノスタルジーを感じた人」の人数が半端無かった訳ですね。

 

となれば需要に供給が追いつかず、品薄状態となり、そんな品薄商品に転売おじさん達が足を止めないはずもなく。

店頭在庫が転売おじさんに買い占められた結果、「休日にちょっと探す」程度では買えない商品となってしまいました。

 

さらに、そこで任天堂の取った行動が「生産終了」。

めっちゃ増産して行き渡らせるのかと思いきや、大した増産もなく、まさかの販売終了。

 

結果、定価が6,500円を割る商品でありながら、Amazonでは高額で売買されるプレミア商品に。

  • 需要がある
  • 供給がない
  • すでにプレミア

ともなれば、今プレミアがついているソフビ人形やビックリマンシール、キン消しのように、ファミコンミニも高騰の一途を辿るのでしょう。

 

新品を確保しておくだけで、焼肉数回分くらい得をするような状況。

となれば、同等商品のスーファミミニにも重ねてしまうのは致し方なし。

 

  • ミニファミコンで苦労した方
  • 転売目的の方

がこぞって予約するのは当然の行動なのです。

 

ファミコンミニの反省を活かせるか

スーファミミニがどう転ぶのか。

これは結局「任天堂がファミコンミニの反省を活かせるのか」という1点に尽きるでしょう。

 

スーファミミニに対して、任天堂からは

  • 生産体制を大幅に強化(ファミコンミニ比)
  • 発売日以降の出荷も予定

などというアナウンスもされていますが、果たして。

Amazon.co.jp: ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン: ゲーム