ヤフオクに出しても売れない。出品価格のまま安価で落札される。

この記事では、そんな悩みを吹き飛ばすための3つのポイントを紹介しています。

  • 【ポイント1】複数の本気で欲しい人に見つけてもらう
  • 【ポイント2】入札者に信用してもらう
  • 【ポイント3】お金のあるタイミングにクローズさせる

【本気で欲しい複数の人に見つけてもらう】

ヤフオクで高く売るには、2人以上の本気で欲しい人に商品ページを見つけてもらう必要がある。

  1. 相場が10万円の商品を出品したとする。
  2. 15万円出してでも欲しいという人が出品物を見つけたとする。
  3. でも、あとは「欲しくはないけど10万円で売れるのを知っている人」が5万円までなら買おうかと考えているだけだとする。

上記の場合、譲る対象こそ「2.」の商品を欲しがっている人ではあるが、金額は5万円+1入札単位の5万1千円である。

要するにヤフオクで最も重要なのは、『複数の』『相場どおりの価格で欲しがっている入札者』に見つけてもらうことなのだ。

本気の入札者に見つかる鍵は2つ

本気でその商品を欲しがっている入札者に見つけてもらう鍵は、主に2つ。

それが『出品ページのタイトル』と『商品の写真(特に1枚目)』だ。

1.商品タイトル

重要な要素の1つめは「商品ページのタイトル」だ。その商品の最も価値のある部分を、目立つ形で入れる必要がある。

『商品の魅力』は、具体的であれば具体的であるほど良い。

具体的な魅力の例
悪い例 改善案
高品質× キュプラ使用○|日本製○|ルイ・ヴィトン○
大容量× 45L○
ハイスペック× Corei7(9gen)○|256GBモデル○

珍しいものや高品質なものを探している人が、「高品質」や「レア」という単語で検索することもないだろう。

例えばシャネルのバッグなのであれば、ずばり「シャネル」と商品タイトルの最初に付けてしまうのが良いのだ。

そもそもの品質は保証され、わざわざ「高品質」と但し書きする必要もなくなるし、掘り出し物を『自分で発見した』という意識が入札意欲にも繋がる。

ぼく

何故入手したのかを正直に書けば間違いは無い

わかる人にだけわかれば良い

例えば珍しい商品なのであれば、商品名そのものが商品ズバリの魅力になるだろう。

レアなモノにレア相応の金額を支払うような人間は、商品名を見ただけで珍しいかどうかくらいはわかるのだ。

逆に言えば、踏み込んだ知識だけでは判別できないユーザーにどれだけ気に入られても、高値で落札される商品にはなりえない。

2.商品写真(1枚目)

1枚目の商品写真は、一覧ページのサムネイルとしても採用される。

実際に商品を出品すると、恐らく全体像を眺められる画像をまずアップロードしたくなるだろう。

確かに親切だが、ほぼ全員が同様に考える。同じ画像では、目立つこともなく埋もれてしまう。

一流ブランドのものなら、小さくなっても見える程度に拡大したタグ画像などは良く目立つ。

未使用・未開封で価値の上がるものなら、いっそ文字にして入れてしまうのもいい。

また、商品の全体像を写すにしても、フチ取りなどといった工夫ができる。

文字の背景を淡いクリーム色に染めるのは10円かかるが、画像の編集なら無料アプリで0円だ。

単純に目立つのも効果的

本気で欲しがる人に見つけてもらうには、目立つ商品ページにすることも重要だ。

本命ユーザーに見つけてもらいやすくなるのはもちろんのこと、入札が増えれば増えるほどさらに目立つようになる。

飾り文字・記号を使う

【】(隅カッコ)や■など、読み文字以外も使うと単純に目立つようになる。

なんなら10円で太字にした文字より、■の方がよほど太い。

最初のキーワードを【】で囲み、タイトルのスペースを■に置き換えるだけでも、目に留まりやすいタイトルにできる。

一例)
◆【キズわずか】スーパーゼウス ビニールコーティング(ビニコ)■旧ビックリマン■1弾ヘッド
ぼく

少しうるさいくらいで良い

1円で出品する

相場より明らかに安い商品は、単純に目立つ。

特に1円出品は、専用のアイコンが付くのも嬉しい。

2つ以上の入札があれば出品価格の意味が無くなるシステム上、1円以外での出品は特別な理由が無い限りむしろ悪手だと言える。

最低額で出品すれば、価格順ソートで自動的に最上位になる点も見逃せない。

ぼく

Google検索とかでもとりあえず一番上のページは見るじゃん?

商品によってはそのまま落札されるので注意

価値が低すぎたり送料が高すぎたりすると、その辺のお店で買えばいい心理が働くこともある点には注意。

そういった商品は、そもそも取引に手間のかかるヤフオクに向いていない。

おとなしくメルカリに出品しよう。

ぼく

本体相場が送料の5倍は欲しい

購買層の似た商品は同時出品する

興味のあるものが出品されていると、ついつい出品者の他出品物も覗いてしまうもの。

経験上、購買層が似ている商品は、同時に出品すればするほど単価も上がる傾向にある。

ただ、同じ商品や類似品は入札がバラけるので非推奨。

「ここで手に入れないと損をする」と入札者に思わせなくてはならないので、サイズ違いの同商品もできれば期間をわけて。

ぼく

ワンサイズ違いくらいなら妥協で入札することもある

期間は絶対7日間(最長)

ヤフオクにおいて出品期間を最長以外に設定する意味は、ずばり一切存在しない

出品期間が長ければ長いほど、見つけてもらえる確率は倍々ゲームで高くなる。

すぐに売りたいのであれば、それはヤフオクの仕事ではない。メルカリの仕事である。

期間が長いと熱くもなりやすい

一度ウォッチリストに入れると、落札後のことをどうしても考えてしまうもの。

「手に入るかも」という期間が長ければ長いほど、その商品に執着が生まれ、終了間際の冷静さを失いやすい。

【入札者に信用してもらう】

ヤフオク!をはじめとしたネット取引は、商品を確認することができなければ、取引相手の顔や声もわからない。

商品に興味があったとしても、

  • ・商品の状態
  • ・取引相手そのもの

の2つに慎重となるのが人間だろう。

特に、商品の金額が高ければ高くなるほどこの傾向は高まる。

商品の状態を信用してもらう

商品の状態を信用してもらうには、丁寧に説明するほかない。

全アングルの写真を取り残さないように掲載する。

難点があるなら、画像及び文字のどちらでも説明する。

取引相手(あなた)を信用してもらう

出品者として信用してもらうのに最も手っ取り早いのは、もちろん評価の数だ。

とはいえ、いくら数百件に上る評価があったとしても、自己紹介や商品ページに過去取引の愚痴などがあると引いてしまう。

逆に言えば、自己紹介や商品ページに数百評価以上の価値があるということだ。

商品の状態や送料、落札後の対応などが商品ページにしっかり記載されていれば、評価の少なさは特に気にならないだろう。

『ノークレーム』表記はあまりよくない

商品説明を書く際、ノーリターンはまだしも、ノークレームの表記はあまりよくない

商品説明に記載していない返品に足る欠陥があった場合、どう契約していようが法律として対応の義務が生まれる対応しなければ犯罪者だ。

そして、商品説明に記載している欠陥を突かれた場合、その旨を説明すればいいだけの話だ。

そもそも商品説明を読んでいないのだから、どう書こうが苦情の連絡は来るだろう。

そう考えると、ノークレーム表記はただただ『売ったら終わりの殿様商売です』アピールにしかなっていないのがわかる。

ぼく

「当方に瑕疵のある場合を除き、返金および返品対応は承れません。」程度の表記にしておこう

無理な「本物アピール」は必要ない

商品の真偽に対しては、実はそこまで慎重になる人が少ない。

これは単純にニセモノを売った場合、知っていても知らずとも犯罪となるからだろう。

鑑定書があったり公式取扱店で購入した場合でも、添えるように記載しておく程度で構わない。

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【お金があるタイミングにクローズさせる】

オークションの終了タイミングは、懐が潤っているタイミングが最良だ。

同じ人間でも、お金があるときと無いときでは、出せる金額がもちろん違う。

毎月25日直後が売れる

迷ったら、給料日になりやすい毎月25日の直後にしておけば問題ないだろう。

ヤフオクではギリギリに入札するのが主流なので、手の空いている人が多い日時だと尚良い。

具体的には、金曜日や土曜日の夜8~9時ごろだろうか。

記念日系の例外には注意

25日クローズを狙う際、大きな記念日などの例外には注意したい。

例えばクリスマスのある12月は、むしろ24日の到着に間に合うよう、20日程度までのクローズが理想的な商品も多い。

逆に25日以降は、不要なクリスマスプレゼントの出品が増えるため、相場が安くなる傾向にある。

小中学生に人気のジャンルであれば、1月上旬のお年玉需要を狙うなどの策も有効だろう。

ぼく

もちろんジャンル(購買層)にも依存する

サンデーくじ狙いの日曜日もアリ

ヤフオクの恒例イベント「サンデーくじ」を狙った日曜クローズも戦略としてはアリ。

日曜日に落札した商品に限り、獲得ポイントが大きく増加するイベントだ。

ただ、このイベントの開催背景を考えると、日曜日の落札数が少ないからこそ増やすためのイベントであるとも考えられる。

ぼく

あくまで一発逆転を狙った考え方かも

ボーナス時期を狙える商品は限られる

同ジャンル内で相場の高い「憧れの一品」系は、ボーナス時期を狙うのも○。

逆に手ごろなモノだと、手元にお金のありすぎるボーナス時期にはあまり執着してくれないので注意。

ボーナスは元から使い道を考えている人も多く、その予定をぶち壊すほどのインパクトが商品に無くてはいけない。

早期終了しないように注意

どれだけ入札が無かろうと、早期終了だけは絶対に止めよう。

10,000円で売れる商品を1円で出品した場合、残り30分まで1円のままなんてこともザラなのがヤフオク。

相場どおりの金額になるのは、早くとも残り10分程度。

ハラハラして出品取り消しなどをしてしまう方は、残念ながらヤフオクで高く売るのは難しい。

終了間際に入札額が跳ね上がる例(ヤフオク)

上記画像は22時ごろに終了予定だった某商品の例。

4,000円で出品され、終了30分前まで4,000円のままだったことがわかる。

結局延長に延長が重なり、22,000円での落札に落ち着いた。

【おまけ】商品の『相場』ってなに?

『相場』というのは、その商品がいくらで取引されるか、ということ。

例えば、1万円で欲しいという人(Aさん)と、8,000円で欲しいという人(Bさん)の居る商品があるとする。

この商品は1万円で売れるので、相場は1万円ということになる。

ただ、実際に商品が1万円でAさんに売れると、高くても8,000円でしか売れなくなってしまい、相場は8,000円に落ちる。

このため、一品もので無い限り、相場は日々変動することとなる。