『遊戯王マスターデュエル』において、最初のデッキが完成するまでの流れをまとめた記事。
マスターデュエルは新規プレイヤーに対するジェム配布量が多いゲームです。
計画的にカードを集めれば、妥協の無い40枚を配布ジェムのみでそろえられます。
この記事通り立ち回れば無課金でもランクマ用デッキが組めるはず
目次
1.SOLOモードを進められるだけ進める
マスターデュエルを始めたら、まずは対AI戦でゲームの基本や操作方法を学べるSOLOモードを攻略しましょう。
SOLOモードでは、一度だけですがクリア報酬やミッション報酬で大量の課金通貨(ジェム)などを獲得可能です。
SOLOモードには様々なレンタルデッキも用意されているため、所持カードが必要なく、楽しめる戦術の発見にも役立ちます。
ある程度進めると次のシナリオが解放されたりするからどんどん進める
レンタルかマイデッキのどちらかだけでOK
SOLOモードを攻略する際、レンタルデッキかマイデッキのどちらかで勝利できればOK。
各デッキに報酬は用意されていますが、最初の主目的はデュエル勝利をクリア条件としたミッション達成です。
初期デッキは強いて言えばドラゴン
チュートリアル中に選べるデッキは、ドラゴンテーマの『パワー・オブ・ザ・ドラゴン』がオススメ。
このドラゴンデッキの獲得にはプレイヤーレベルが必要で、他ストラクチャーと比べると入手まで少し時間がかかります。
とはいえSOLOモードのみでもプレイヤーレベルは上昇しますし、あくまで「しいて言えば」程度のもの。
SOLOモード中にもっと強いデッキ貰えるし、そもそも構築済みデッキ単体に対人で勝てるほどの力もないからマジでどれでもいい
ミッションは適宜受け取る
SOLOモードをある程度進めたら、ホーム画面上部の『ミッション』から報酬を受け取ってみましょう。
ミッション報酬のジェムが初期デッキ構築のリソースです。
以降様々なアクションでミッションを達成して石やカード素材が手に入ります。気づき次第適宜受け取っていくとリソース管理が楽になります。
2.組むデッキの目的を考える
SOLOモードの攻略が終わったら、まずは最初のデッキの目的を明白にします。
いわば「アナタがなぜマスターデュエルをプレイするのか?」を言語化するような形。
とにかく勝ちたい場合でも、勝率やランクを上げたいのか、戦術にこだわりを持つのかで構築は大きく異なります。
ここがブレると構築もぶれて、結果としてカードを過剰クラフトすることになるので慎重に考えましょう。
一番時間使うくらいの気持ちで
「勝ちたい」デッキ
まず「勝ちたい」場合でもおよそ2種類あるため、どちらを選ぶかまで決めておきたいところ。
勝率を見て気持ちよくなるのか、勝ち方で気持ちよくなるのかでデッキ構成は変わってきます。
勝率を安定させたいデッキ
「勝つ手段にはこだわらない」人向け。
勝利そのものや勝率を見た際に気持ちよくなるのが主な目的なら、大会上位デッキを調べ、よく名前を見るデッキから選んで決めるのが無難でしょうか。
気持ちよく勝てるデッキ
「好きなデッキ方針がある」人向け。
特定の勝ち方で気持ちよくなるのが主な目的なら、取りたい戦術からテーマをいくらか調べてみて、そのうち結果を残しているものを採用するような流れが無難でしょうか。
特定カード/テーマを使いたいデッキ
勝利よりもまずは魂のカード!という場合でも、目的を細分化すると3種類程度存在します。
他テーマへの出張要素として用いるだけで満足なのか、そのカードを軸に戦いたいのか?
軸に戦いたい場合でも、その中で勝利を優先するのか、そのカードらしい動きを優先するのかでデッキ方針は異なるはずです。
特定カードを最も強く使いたいデッキ
そのカードをとにかく強く使いたい場合のデッキがまず1つ。
例えば昔「E・HERO エアーマンのサーチ効果で自身を回しつつ汎用魔法罠で妨害・除去し続けて殴り倒す」というデッキが大会環境を席巻しました。
間違いなく当時環境でエアーマンを最も強く使えていたデッキですが、これをHEROデッキと捉えられるかは人それぞれのはず。
フェニックス出張とかダークロウ出張とかもこのパターン
特定カードらしさで戦いたいデッキ
そのカードらしい動きで勝ちたいデッキも1つ。
HEROで言えば融合体を用いて戦っていくような、まさにそのカードやテーマを印象づけるようなデッキ方針です。
特徴となる立ち回りをサポートするようなカードも多く、大抵は1つのパックにまとめられているため、素引き狙いで安く組みやすいのも特徴。
特定カードが好きというよりはテーマとして好きな場合に当てはまりやすい
強テーマ・最新テーマだと終着点はとにかく勝ちたいデッキと変わらないことも
特定カードを派手に動かしたいデッキ
勝ちよりもデュエル中の立ち回りに重きを置くデッキもまた1つ。
例えばHEROなら「せっかくだからゴッド・ネオスとかいっぱい立てたくねえ?」みたいなデッキがこのパターン。
目的は勝利よりも特定ターンの盤面やその盤面に至るまでの動きにあることが多く、組み込むカードが大きく異なります。
動画映えするようなデッキはだいたいここ
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3.カードの無い状態でデッキを組んでみる
デッキの目的が決まったら、ホーム画面の「DECK」より実際にカードを選んでみましょう。
ジェムを節約したいなら、カードをクラフトしてから組むのではなく、組んでからカードをクラフトするのが重要です。
とはいえ目的にあったデッキをいきなり組むのはどれだけ上級者でも難しいもの。
まずはネット上で紹介されているデッキレシピをそのまま流用してみるのも1つの手です。
逆に言えば、課金すれば遊びながらデッキを調整しやすい
ネット上で結果を残しているデッキを探す
デッキ構築で最も手軽なのは、結果を残しているデッキレシピをそのまま流用してしまうこと。
大会で結果を残せるレベルのプレイヤーが勝ちたい試合に向けて調整したレシピなので、全ての採用カードやその枚数に説明できる理由があります。
環境は日々変化しており、概ねカード性能は上がっていく傾向にあるため、参照するなら可能な限り最近のものを。
ちなみにマスターデュエルでは特定テーマごとにレアリティが満遍なく設定されているため、デッキ内テーマの種類が絞られているほど安価で組めます。
実際に使っている動画や、勝ち筋が言語化されて添えてあるものだとなおよし
「お試し5枚ドロー」を用いて使ってみる
自分でデッキを組む場合は、「お試し5枚ドロー」を用いて何度も仮想プレイを繰り返す必要があります。
マスターデュエルでは、組んだデッキに未所持カードが含まれていても、デッキ編集画面右上の3本線メニュー内「お試し5枚ドロー」から初期手札の5枚をシミュレーションできます。
その5枚から動いてみて、デッキの目的に近づくことが難しいようなら何かしらの調整が必要でしょう。
便利そうなカードが実際は逆に動きを阻害してたとかめっちゃある
4.カードの「入手方法」を確認する
デッキがある程度整ったらクラフト!……する前に、カードの「入手方法」ボタンからそれぞれのカードの入手方法を確認しましょう。
マスターデュエルのカードにはピックアップパックのあるものとないものがあり、あるものの中でも、対象パックが1種類のものもあれば複数パックでピックアップされているものが存在します。
まずはデッキ内カードの入手先を洗い出し、欲しいカードの多いピックアップパックを積極的に剝けば、消費ジェムを節約できます。
「マスターパック」以外のパック表記があるURをメモしておく
URやSRが「販売ストラクチャー」に入ってたら何も考えずに必要枚数分だけ買ってOK
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5.特設商品のURセットを買う
目的となるパックを見つけたら、満を持してカードを購入します。
まず購入すべきはショップの「特設」タブにあるセット商品で、これらは特定のURカード1枚と10パックの組み合わせを7.5パック分の価格で購入できます。
URは本来5パックに1枚程度の封入率で、種類も多く一点狙いは至難の業。付録URがデッキに入るようであれば迷わず購入しましょう。
最大17パック分くらい得
750ジェムで購入できるURカードのセット商品は、無理やり計算すれば17パック分ほど得をする計算。
UR率が2.5%で1パック8枚入りですが、ピックアップ率は50%に留まる上、そこからさらに1パック4種類のピックアップが用意されています。
大抵の場合はクラフトすることになりますから、付録カードだけで1枚あたり15パック(UR3枚引いて分解⇒クラフト)分の価値になります。
15パック中にSRとか別の使いたいURとか来るしで実際にはもっと価値低いけど
一点狙い効率は悪いので注意
ただ、抱き合わせパックが闇鍋パックの「マスターパック」である点には要注意。
UR排出率2.5%に対して700枚近いカードがありますので、望んだカードが出ることは無いと捉えて差し支えないでしょう。
セット商品のおまけURは配布扱いで分解によるCP化もできませんから、おまけ以外のURやSRを入手する目的においてはシークレットパックに劣ります。
販売期限はありませんので、おまけURに採用予定が無いパックは一度見送って構いません。
どうせうらら入るだろうなってことで書いたけど、デッキに入らないならスルーしてもいい
6.目的パックから排出されるSRを1枚クラフト
構築済みデッキやおまけURなどの確定入手できるカードを揃えたら、デッキ内のURと同じパックでピックアップされているSRカードを1枚だけクラフトします。
マスターデュエルでは、いずれかのパックのピックアップカードのうちSR以上のカードを方法問わず獲得すると、その対象パックが24時間開放されます。
このクラフトはパック解放が目的ですので、もし5.の段階で該当パックのトリガーを引いているなら、ここでクラフトせずに7.へ進みましょう。
デッキ内の全カード獲得までやりきるから「1番欲しいカードが出るパック」ではなく「デッキ内のURが最も属しているパック」を開ける
解禁するパックはURを優先
クラフトで解禁するシークレットパックは、目的のUR枚数が多いものを最優先しましょう。
SRはURと比べ3倍の確率で出るためクラフトしやすいにも関わらず、ピックアップ対象カードが2倍存在しており一点狙い確率はURの1.5倍しかありません。
引きたいパックが複数ある場合は、まずURを素引きで揃え、それでもCPが足りない場合にSRのパックを引く……という流れが理想です。
目的のURが出る確率は0.025(UR率)*0.5(PU率)*0.25(PU4枚なため)で1枚あたり約0.32%
目的のSRが出る確率は0.075(SR率)*0.5(PU率)*0.125(PU8枚なため)で1枚あたり約0.47%
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7.URが必要枚数揃うまでパック開封
目的のパックを解禁したら満を持して開封します。
まずは所持URだけを見ながら剥くのがオススメ。不足URをクラフトしきれる手持ちになるまでパックを剥き続けましょう。
ちなみに必要URをピックアップしているパックが複数ある場合は、都度「欲しいピックアップURの種類が最も多いパック」に切り替えて剥くのが効率的です。
複数種類のPUURが欲しいパックは、当然その分何かしら入手できる確率が高い
8.不足SRを狙ってパック開封
不足URを全て生成できる段階になったら、URクラフト前にSRの枚数を確認。
まだクラフトしきれないようであれば、SRの素引きも狙えるパックでSRのCP獲得を狙います。
カードの分解もまだ行わなくてOK。
SR狙いの開封でクラフトしたURが被ると悲惨なので生成前にSRを狙う
9.不足カードを全てクラフト
手持ちカードとCPでデッキ完成が見える状況になったら、あとは不要カード分解で得られるCPや、ミッション報酬のCPで不足分カードをクラフトするだけ。
この際分解するか少しでも迷ったカードは分解しない方が後悔はしません。
迷うくらいならまだ購入していない特別セットのマスターパックから分解用URを狙ったり、気になるシークレットパックを剥きましょう。
分解したカードの再クラフトは損失以上に心に来るものがある気がする
分解を控えたいなら妥協デッキでデュエル
分解しないとCPが足りない、でも気兼ねなく分解できるカードは無い……という場合は、適当なカードで開いた枠を埋めてランク戦に挑んでしまうのもアリ。
ランク戦は挑戦回数に応じたミッション報酬が存在。特に最初の数回部分にはギッチリ報酬が詰まっています。
さらにパックを剥いて素引きを狙う、別テーマのパックを開けて副産物の不要URを狙う、などの立ち回りが可能です。
また、敗北時でもデュエルパス報酬の獲得に必要なポイントが勝利時の50%以上獲得可能。
パス報酬のCPで、手持ちカードを分解せずともさらなるカード生成が可能です。
デュエルパス(ゴールド)は後回しでも良い
ちなみにデッキ完成前にランクデュエルをする場合は、デュエルパス(ゴールド)の購入を後回しにしてしまっても構いません。
600ジェムで購入でき、完走すると600ジェムが戻ってくるうえに3枚URとSRをクラフトできるCPも獲得できるのデュエルパスゴールド。
一見買い得に見えるのですが、逆に言えばある程度パスを進めないと600ジェム分も戻ってきません。
600ジェムでパックを購入し、排出URを分解した場合で考えて、ほぼ確実に還元されきるのはグレード18あたり。
およそ10試合程度のランク戦が必要ですし、試合後にゴールドパスを購入してもその時点までの報酬を獲得できると考えると、デュエルパスのグレードがある程度貯まってから購入するのがベストかなと。
目的URの素引き期待値とかまで考えると、実質的な還元はもうちょい先
いやまあ10試合とか遊戯王が気に入ったら一瞬なんだけども
【備考】初デッキ構築の期待値は約18,000ジェムほど
ちなみに、最初のデッキ構築にかかる費用をざっくり計算すると、一般的なレシピなら恐らく20,000ジェム弱程度に収まるはず。
例えば2テーマ混合で各テーマ2種類のURを3枚ずつ、その他汎用URが10枚ほどで計22UR構築の場合を考えてみましょう。
必要カード | 必要枚数 | 所持枚数 | 残り |
---|---|---|---|
テーマA① | 3 | 0 | 3 |
テーマA② | 3 | 0 | 3 |
テーマB① | 3 | 0 | 3 |
テーマB② | 3 | 0 | 3 |
汎用 | 10 | 0 | 10 |
テーマごとのURは同パックでピックアップされているとして、とりあえず100パックほど購入し、テーマA(仮)の必要カードを3枚/2枚と集めたとします。(計10,000ジェム)
不要なURも15枚ほど出ているはずですので、全て分解すると仮定すれば、汎用カード5枚分のクラフト素材も獲得できています。
必要カード | 必要枚数 | 所持枚数 | 残り |
---|---|---|---|
テーマA① | 3 | 3 | 0 |
テーマA② | 3 | 2 | 1 |
テーマB① | 3 | 0 | 3 |
テーマB② | 3 | 0 | 3 |
汎用 | 10 | 5 | 5 |
ここで忘れてはいけないのが、ミッション報酬のCP。
UR7枚クラフト分(21枚分解分)程度はミッション報酬として獲得できますので、この時点で汎用URカードは揃う計算になります。
必要カード | 必要枚数 | 所持枚数 | 残り |
---|---|---|---|
テーマA① | 3 | 3 | 0 |
テーマA② | 3 | 2 | 1 |
テーマB① | 3 | 0 | 3 |
テーマB② | 3 | 0 | 3 |
汎用 | 10 | 12 | -2 |
次に、AパックのURが1種類揃ってしまったため、狙いをBパックに変更。
80パックほど購入して、テーマBのカードを2枚/2枚入手したとします。(計18,000ジェム)
この際の総UR期待値は16枚ですから、不要なURは12枚ほど獲得できますので、分解すれば任意URがさらに4枚獲得できます。
必要カード | 必要枚数 | 所持枚数 | 残り |
---|---|---|---|
テーマA① | 3 | 3 | 0 |
テーマA② | 3 | 2 | 1 |
テーマB① | 3 | 2 | 1 |
テーマB② | 3 | 2 | 1 |
汎用 | 10 | 16 | -6 |
この時点でクラフト可能なUR枚数が不足UR枚数を超えたため、多少下振れしてもデッキ構築が可能。
確率通りに引けるだけでも9枚ほど分解せずにURを取っておけますし、もっと残しておきたいカードがあるならURの素引きを狙えるテーマBのパックを追加購入しても良いでしょう。
実際は汎用URのうち1枚が確定入手可能な灰流うららだったり、分解時に多くのCPを獲得できる加工カードが排出されたりと、さらに消費ジェムは抑えられるはずです。
また、このデッキで有用な汎用URを複数枚クラフトしていれば、次のデッキを組む際はもっと安価で構築できます。
中途半端にケチってSRカードとかで妥協するとそっちのCP足りなくなるし、無課金でも最初はしっかりUR揃えた方がよさげ