今回は、中国のアズレンwikiを見ていて、気になった2隻の艦船をご紹介する記事です。
高難度海域の周回は、ティルピッツやグローリアスのような周回向け艦船の実装を待ってからでも良いんじゃね?って話も。
未実装艦船がまだまだ控えている
アズレンには、未実装艦船がまだまだ控えています。
ロマン溢れる「大和」などの完全な未実装艦船ももちろんですが、「中国では実装されているものの日本じゃ未実装」な艦船ですら、やすやすとは数え切れないほど。
多少順番の優劣こそあれど、後追いで艦船を実装しがちな日本版アズールレーンでは、未実装艦船をある程度勘定に入れて周回するのも有効でしょう。
中には周回向けキャラも存在
そもそも、なぜ未実装艦船について記事を執筆しているのかといえば、「未実装艦船の中に周回向けのキャラクターが存在している」から。
既存のキャラと相性の良い艦船や、少数艦隊における最適解とも言える艦船の実装が約束されているんですよね。
2017年12月に日本で実装された「セントルイス」なんかもその一環で、前衛主力1隻ずつの2隻編成においては理論値とも言える性能でした。
そんな豊富な周回向けキャラクターの中から、今回はピックアップして2隻をご紹介します。
個人的に、8章以降の高難度クエスト周回については、この辺が実装されてからでも遅くないんじゃないかな~なんて思ってたり。
ティルピッツ
ティルピッツは、道中でもボスでも最適解となり得る戦艦。
- スキルによる高いダメージ効率
- 自爆ボート処理適性
- 圧倒的な耐久値
という、7章以降の低燃費オート周回で欲しいものが全て揃った艦船です。
順当に行けば、年末開催の鏡面海域で実装される……かも?
スキルによる高いダメージ効率
まず特筆すべきが、固有スキルによる圧倒的なダメージ効率。
敵艦船を素早く処理できるため、前衛がやられる前に削りきる必要のある「ボス戦」で有用です。
中でも、「北方的孤独女王」による火力30%増加は、シンプルながら非常に強力。
スキル名 | スキル効果 |
---|---|
北方的孤独女王 | 艦隊に編成された戦艦が自身のみの場合、火力値が10%(最大で30%)アップ。 |
その倍率こそ火力強化スキルを2つ持った「日向」に劣るものの、SSレア戦艦特有の高いステータスにより、最終性能では勝るとも劣らない値を発揮。
装填値もそこそこあるため、単艦編成での主砲ダメージ効率はトップクラス。
ちなみに、スキル名はティルピッツのあだ名である「極北の孤独な女王」が由来となっています。日本名もこんな感じになるはず。
ビスマルク級戦艦2番艦。ノルウェーのレジスタンスが名づけた『極北の孤独な女王(原文:Lonely Queen of the North)』も有名。
また、与ダメージ手段を増やす「磁性鱼雷」スキルも強力。
スキル名 | スキル効果 |
---|---|
磁性鱼雷 | 35秒(最大で15秒)ごとに、敵を緩やかに追尾する魚雷を4発放つ(威力はスキルレベルによる)。 |
スキルレベルを10まで上げると、魚雷1本あたり、同程度のレベルを持った中装甲艦相手に900弱のダメージを与えます。
単純なダメージ効率増加もあるのですが、その挙動により後述の「自爆ボート処理」にも一役買う強力なスキルです。
自爆ボート処理適性
ティルピッツは、7章以降の周回で悩まされる「自爆ボート」を容易に処理できる艦船でもあります。
まず、スキル「磁性鱼雷」により、前方へ定期的に攻撃を放つため、自爆ボートを巻き込みやすいのが1つ。
磁性鱼雷により放たれた魚雷は弾速が非常に遅く、長く画面内にとどまるため、突っ込んできた自爆ボートを待ち伏せして撃沈させます。
また、高い副砲補正も自爆ボート処理に一役買う要素。
なんと200%にものぼる副砲補正で軽巡洋艦主砲を放つため、至近距離へのダメージ効率は全艦随一。
撤退原因となりやすい、「自爆ボートの集中攻撃」を自身で対策できるので、道中の連戦でも活躍するでしょう。
圧倒的な耐久値
ティルピッツを周回用艦船として高い位置に押し上げているのが、圧倒的な耐久ステータス。
なんと耐久値は7,638にものぼり、これはフッドに次ぐ全艦2位の高さです。
さらにフッドが「中装甲」であるのに対し、ティルピッツは「重装甲」。
硬さで言えば、全艦トップと言っても過言ではないでしょう。
旗艦が轟沈しにくいだけで、周回の安定性は大きく増加します。
10-4動画はティルピッツ多め
実際に10-4をプレイする動画を視聴すると、皆さんこぞってボス戦でティルピッツを運用しています。
中には、ティルピッツ+夕立の2隻艦隊でボスに対してS勝利を達成している動画まで。
▶10-4のボス艦隊を2隻で攻略する動画(bilibili)
8-4のボスですら主力1隻だとアーク・ロイヤルを使って時間ギリギリであることを考えると、そのダメージ効率は類を見ないもの。
▶8-4の低燃費オート周回は消費30前後?攻略の安定する艦隊考察
ただ、日本では未実装の「超重弹T0」を装備しているため、実際に今実装されてもここまでのダメージ効率は出ません。あくまで参考として。
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グローリアス
もう1隻紹介したいのが、ロイヤル所属のSレア空母「グローリアス」。
アーク・ロイヤルよろしく「攻撃機スロットが2つある」艦船でして、蔵王製の攻撃機を艦載することで、単体の敵に対して圧倒的なダメージ効率を叩き出します。
とはいえ、攻撃機補正はアーク・ロイヤルを25%も下回る115%だったり、限突による攻撃機増加数が+1だったり、自身の与ダメージに関連するスキルは持っていなかったりと、特化っぷりではアーク・ロイヤルには遠く及びません。
このグローリアスが真価を発揮するのは、ずばり「アーク・ロイヤルと同時編成時のフルオートボス処理」です。
アーク・ロイヤルとの相性に優れる
グローリアスは、アーク・ロイヤルとの相性に優れる艦船。
複数ある攻撃機スロットにより、単艦相手に無類のダメージ効率を発揮できるほか、スキル「編隊空母」と「航空掩护(日本未実装)」により、ないがしろになりやすい前衛艦隊の補助も行えます。
スキル名 | スキル効果 |
---|---|
編隊空母 | 自身の航空攻撃後、8秒間前衛艦隊の与えるダメージが5.0%(最大で15.0%)アップ。 |
航空掩护 | 自身の航空攻撃後、8秒間前衛艦隊の受けるダメージが5.0%(最大で15.0%)ダウン。 |
スキルが2つに分かれているため、レベル上げこそ難儀するものの、その倍率はSSレア空母の「翔鶴」を超えます。
対ボスのフルオート化が捗りそう
前衛の補助をこなせた時何が起こるかといえば、8-4のボスなどをフルオート処理できる艦隊の低燃費化。
例えば8-4では、安全地帯に入ってしまえばアーク・ロイヤル単艦でS勝利に間に合います。
裏を返せば、高難易度海域におけるボス艦隊の課題は「前衛の耐久面」。
つまり、被ダメージ軽減スキルにより補いつつ、高いダメージ効率で戦闘時間を短縮できる「グローリアス」は、後半海域の対ボス艦隊における救世主となり得るのです。
アーク・ロイヤルと組み合わせれば、ワンチャン消費35~40程度のフルオートボス艦隊が組めるんじゃないかなー、なんて。
横にQE置いても強いし。
被ダメージが低下するシステムも
以上、中国先行実装艦を眺めていて、気になった艦船のご紹介でした。
ちなみに中国では、11月あたりに危険レベル機能という、「攻略度合に応じてその海域で受けるダメージが減少するシステム」が実装されています。
与えるダメージこそ増えないものの、周回における安定性は向上の余地がバリバリあるんですよね。
上記ご紹介の艦船実装なり、危険レベル機能なりで、周回の難度低下が約束されているアズールレーン。
現状の艦船プールでは「記念品」感が否めない摩耶など、今すぐ使わない艦船を無理してまで狙う必要は無さそうですよ。