『ふるーつふるきゅーと!』のトップ画像

2019年8月にDMMよりリリースされたブラウザゲーム『ふるーつふるきゅーと!』のプレイレビュー。

集金周りのデザインは『プリンセスコネクト!Re:Dive』を参考にしている様子。

舵取りを変えない限り、そこそこ安心してプレイできるかな?と思う反面、じゃあプリコネRやりゃよくね?ともなるやつ。

ぼく

ゲームシステムはまるっと違うけど

ふるふるの基本情報

リリース日 2019年8月28日
価格 基本無料 + アイテム課金
ジャンル RPG
対応端末 PC
Android
対応ブラウザ Google Chrome
FireFox
開発・運営 DMM GAMES

キャラ育成要素は5種類

  • 好感度
  • 覚醒
  • 進化
  • 強化
  • 武器

好感度

ふるふるの贈り物画像

アイテムをプレゼントして、好感度を上げるシステム。

好感度に比例して、ステータスにボーナスが付きます。

いわゆるエロシーンなどもこちら。千年戦争アイギスシステムです。

覚醒

ふるふるのキャラ覚醒

いわゆる限界突破。

ガチャ被りやイベントなどで入手できる『フルーツメモリー』で行います。

覚醒したいキャラを集める必要は無いのが救い。

進化

ふるふるのキャラ進化

進化は、レイドで入手できる専用素材を集めて行います。

進化後は2つ目の技が解放され戦略の幅が広がるほか、レアリティが1つ上昇。

全レアリティキャラが1回ずつできるので、レアリティ差が縮まったりはしません。残念。

レベル

ふるふるのキャラ強化

キャラごとのレベルを上げることでもキャラを育成できます。

経験値は、専用アイテム『マテリア』の消費や、クエスト出撃などで上昇。

レベルキャップはレアリティに依存し、進化することで上昇します。

武器

ふるふるの武器システム

キャラごとに、好きな装備を最大5個まで着脱できます。

装備はガチャのほか、イベントやドロップなどで入手可能。

武器ごとのレベル上げはありませんが、複数本集めると『能力解放』による強化は可能。

4コママンガのような雰囲気

ふるふるのリンゴハウス

『ふるーつふるきゅーと!』の全体的な雰囲気を一言で表すなら、日常系4コママンガのようなイメージ。

全体的にコメディ色が強く、チュートリアルにすら『おもしろさ』をしのばせる手腕は、さすがDMM謹製のブラゲーだなという印象。

DMMゲーとしては、花騎士の雰囲気が近いでしょうか。パロネタなども豊富なので、向こうでランタナが好きだったりするなら超オススメ。

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プリコネRを参考にしてるっぽい

ふるふるのデイリーダンジョン

課金周りは、Cygamesにおける主力アプリの1つ『プリンセスコネクト!Re:Dive』をインスパイアしています。

3回ずつ高額になるスタミナ回復や、毎日2回ずつ無料で挑戦できる育成素材クエストなど。

スキップチケットや、放置でスタミナを貯蔵できる「ギルドハウス」的なシステムまでありますが、ハード周回でキャラ解放だけはできません。

ぼく

一番大事なところ~~~~~~

声周りが豪華

ふるふるの創生樹

声豚予備軍として見逃せない、もとい聞き逃せないのは、キャラボイス周りの充実ぶり。

ストーリーはアプリゲーでも珍しい『フルボイス』を採用。

演者さんがたも、どこか聞き覚えのある声をしている方が多いです。

シナリオがフルボイス

ふるふるのストーリークエストは、全台詞読み上げのフルボイス仕様。

容量の問題もあるとはいえ、アプリゲーでもひとこと声が入るだけだったりします。

DMMの力の入れ具合は割とホンモノな様子?

聞き覚えのある声

ふるふるの声優さんは、著者の存じ上げている声優さんと、声の波長レベルで酷似している方が多いです。

中には『サザエさん』や『ドラゴンボール』で聞いたことのあるようなお声まで。

いやあ、なまえがちがうからべつじんだとはおもうんですけど。

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戦闘が快適

ふるーつふるきゅーとは、戦闘システムが快適なゲームだという印象。

特有システム「ウェーブチェイン」によって敵をまとめられるほか、オートバトルの内容も細かく設定可能です。

イベントクエストを含め、全てのクエストでスキップチケットが使えるため、難クエスト攻略に注力できるのも○。

全WAVEの雑魚敵をまとめて攻撃できる

ふるふるのウェーブチェイン例

ふるふるでは、クエストに出現する全ての敵とまとめて戦えるシステムが搭載されています。

本来はグラブルのようなWAVE制なふるふる。でも、『ウェーブチェイン』をONにすると、敵を引き連れてボスまで猛ダッシュ。

範囲攻撃でまとめ狩りできるため、シナリオ進行は他ゲーよりもサクサクだと思います。

オートバトル設定が細かい

ふるふるのオートバトル設定

ふるふるのオートバトルは、どのスキルを使うかまで設定できる充実ぶり。

出撃キャラ全員共通の設定にはなってしまいますが、演出の長いスキルやMP消費の高いスキルなどを封印できるのはやはり便利です。

全クエストでスキップチケット利用可能

ふるふるのクエストスキップ画面

ふるーつふるきゅーとでは、通常のスキチケを全てのクエストで使用可能。

スキップチケット自体の入手も容易なので、日課のスタミナ消費も快適。

他ゲーのついでに触る『サブゲーム』としてもオススメできそうです。

プレイする度に増える『気になる点』

……と、ここまでがふるふるのポジティブな第一印象。

ですが、ふるーつふるきゅーとのプレイを進めると進めるほど、違和感を覚える点は増えていきました。

客寄せは上手く行っていると思うのですが、肝心のゲーム部分が引っかかります。

バランス調整が雑

他のDMMゲーよろしく、バランス調整がなんとも大雑把。

最初に実施されたイベントはキャラ育成すら必要無い難易度。

反面、唯一の進化アイテム入手先は、適性が無いと最高レア度のキャラでもお荷物。うーん?

せっかく『キャラゲーっぽさ』を確立できているのに、肝心の好きなキャラ使えませんやん。

最初のイベントが助っ人だけで完走できる

ふるふるのマロンのラブラブ大作戦!

リリース直後に実施されたイベント『マロンのラブラブ大作戦!』は、敵がただひたすらに弱く、野良のレンタルキャラ1人で完走できました。

内容としては、一周26個ドロップするアイテムを10,000個集める(約400周)だけ。

ライトユーザーでも手を出せることは確かに重要ですが、高難度だけどドロップ量多め!みたいなクエストがあっても良いような。

レイドは特定キャラがほぼ必須

ふるふるのイチジク

そうか、ヌルゲーなのか……と思いきや、レイドクエストでは適正キャラ以外が超お荷物。

報酬を受け取るためには一定ダメージを出さないといけないのですが、戦闘ターン数に制限があります。

最高レアリティのキャラであっても、単体攻撃に特化していないキャラはあまり出番がありません。

ぼく

複数回叩いて達成しようにも、その間にレイドボスが倒されたり

一部の高難度クエストも割りと麻痺でハマっちゃうので、全体攻撃がストーリー進行の時短でしかなく、個性が薄くなってしまっています。

キャラのドロップ入手は無し

適正キャラが必要なのに、ふるふるではキャラのドロップ入手がありません。

かけらでのキャラ解放もないため、一部のイベントキャラ以外は、ガチャから入手する必要があります。

DMMゲーなのでリセマラもできず、無課金は絶対にどこかで壁を感じるはず。

UIの作りが不親切

ふるふるは、細かいボタンの挙動なども不親切な部分が目立ちます。

リリース直後に気にする事でもありませんが、ここから先積み重なっていくと、無視できないフラストレーションになる気もして不安。

以下は一例。

右矢印を押すと左に動くバナー

ふるふるのホーム画面でバナーが逆に動く

ホーム画面のバナー、右のものを見ようとして「>」をクリックすると、バナー自体が右へ移動します。

結果として、右ボタンをクリックすると左のバナーを確認する事態に。

意図はわかるんだけど、逆じゃね?

クリックしてもお知らせが出るだけ

さらにはそれらのバナー、クリックしてもお知らせ画像が表示されるだけです。

例えば『○○出現中!』バナーをクリックして表示された画像をクリックすると、その画像が消えるだけ。

欲を言えば、そのコンテンツに挑戦できる画面へ移動して欲しいなぁ、と。

アクティブなものが薄くなるボタン

ふるふるのアクティブが逆じゃね?ボタン

複数ボタンで表示物を切り替える画面では、今アクティブなものが薄い色で表示されます。

例えば上記の画像では、上部『プレミア』の下部『プラチナガチャ』を選択していることに。

『ヘコんでいる』的な表現でわからなくもないのですが、やっぱ逆じゃね?

クエストのリトライ性が良くない

ふるふるのリトライできないリザルト画面

クエスト周回を主とするふるふるですが、クエストクリア時の『再挑戦』ボタンがありません。

手動で周回する場合、読み込みとともにクエスト選択画面へ毎回戻されることになります。

スキップチケットが利用できているうちは気になりませんが、何らかの原因で使えないクエストが出てきた場合、モチベーションを保つのは難しいような気がしました。

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総評:無課金に優しそうで厳しいゲーム

ふるふるの総評としては、『無課金に優しそうだけど実は厳しいゲーム』といったところ。

ゲーム内の隠しシリアルコードで石を入手できたり、キャラ入手だけならイベントをちょっと触るだけでできたり、遊びやすい要素はたくさんあります。

ただいかんせん、一部のキャラを除いて最高レアリティキャラですら活躍が難しいのは気になるところ。

ゲームを取り巻く雰囲気は素晴らしいので、設定だけでなく、性能もキャラごとに尖らせてくれればDMMの中では戦えそうなゲームです。

ぼく

低レアキャラを強くしろとは言わんけど……