どうも、調べ物はいつだってGoogle、hkmです。
サイト運営について調べると、やっぱりGoogleの検索結果において、どうやって上位を取るのかについての話になって。
すると、Googleを見据えた、サイトの最適化 ( SEO ) の話が当然出てきて。
やれ、
「ユーザーのためになるコンテンツを作れば、Googleからも高く評価されて、SEOでも高い効果が!」
なんて事を説明されている情報が、多かったりするんです。
Googleに評価されたいだけのコンテンツは、時代遅れだ~なんて言われちゃったりしていて。
ただ、普通に調べ物をしていると、しょーもないページって、全然上位に表示されてるじゃないですか。
求めている情報が載っていないどころか、明らかな嘘を声高らかに発信しているサイトの下に、丁寧に作られた、濃いコンテンツが埋まっていたりして。
ってことは、結局「ユーザーの求めているコンテンツ」ってのは、まだGoogleの理想論でしかないんじゃないか。
まだまだ、Googleを見据えたサイト運営も有効なんじゃないかなーと思った次第で、筆を取らせていただきました。
GoogleのAIは正確性を判断できない
まず、Googleの検索結果って、情報の正しさを判断できていないですよね。
結局はアクセスしたユーザーの動向から、ユーザーが読むコンテンツなのかを判別しているだけで、その情報が正しいかなんてわからない。
門外漢なら人間ですら判らないわけですし、至極当然ではありますが。
例えば、アプリゲームの話で恐縮なのですが、「ヴァルキリーコネクト」というゲームの攻略記事が、最近感じた顕著な例です。
「ヴァルキリーコネクト」「ヴァルコネ」というワードで検索すると、前者では「アルテマ」、後者では「ファミ通app」が1位にヒットします。
でも、このサイト群、ぶっちゃけてしまえば問題だらけ。
後者のファミ通appは、もうかれこれ数ヶ月更新が途絶えていますし、前者のアルテマに至っては、2chのテンプレに「参考にするな」と記載される始末です。
個人サイト及び法人サイトに対しては、非干渉を良しとして、干渉する奴を隔離するための「ネットウォッチ板」まで開設されるような2chで、テンプレ入り。
しかも負の方向で。早々成しえる所業じゃありません。
……じゃあ、参考になるようなサイトが無いのか、といえば、全くの別。
なんかは、
- 客観的な情報
- 主観的な攻略
- 主観的な情報については、至るまでの理由
などが網羅されており、情報の正確性、速度、共に目を見張るものがあります。
個人で運営するとなれば、相当な手間や時間、経験が必要でしょうし、ぶっちゃけてしまえば、ユーザー(僕)が求めているのはコレな訳です。正解はコレ。
でも、実際に調べてみると、何ページ目、とかいうレベルじゃなく、圏外扱い。
インデックス自体は258件されているため、Googleは「質の低いコンテンツ」という扱いをしているのかもしれません。
▲258件のインデックス
現状、悲しいかな過疎ゲーであることもあり、WEB上に現存する情報サイトにおいて、このサイトを越える攻略サイトを、僕は知りません。
ここで、Googleは参考にならないサイトを上げて、参考になるサイトを下げるのか!使えない!と憤る、だけではなく。
原因について調べることで、逆に「Googleの攻略法」が見えてくるのかな、と。
Googleの評価基準
さて、先述の「ユーザーが求めているであろうページ」。
具体例としては、http://valconne.blog.fc2.com/を挙げさせていただきましたが、このページをGoogleが評価していない理由はなんなのか。
ぱっと見て、理由として挙げられそうな点としては、
- サイト移転後の処理が雑
- 運営ドメインがfc2
- テーマがレスポンシブ非対応
- 情報をスクリーンショットで提供
- <MARQUEE>タグの利用
- 被リンク
あたりでしょうか。
サイト移転後の処理
まず、サイト移転後の処理について。
今回、例に挙げさせていただいているサイトについては、2週間前に、現在のURLへ移転したばかり。
該当サイトは検索圏外ですが、跡地は一応、検索結果の1~2ページ目にひょっこりと顔を出している。
コンテンツの内容自体は評価されているはずなんですね。
ただ、移転処理が、SEO的に考えれば雑なんです。
跡地がこちら。
リダイレクトを飛ばすわけでもなく、「移転しました」という文言と、URL、リンクの記載のみ。
これだけでも、GoogleのAIが、ページそのものの評価を丸写ししない原因となっています。
さらに、跡地にもコンテンツが残っており、ページ名もそのまま。
また、新規ページより、跡地にあるtipsページへのリンクもあるため、これでは、Googleから「完全に別サイト」だと認識されてしまってもおかしくありません。
また、完全に別サイトという扱いを受けると、今度は「コピーサイト」のレッテルを貼られてしまいます。
サイトタイトルやh1が同じで、書いている内容が似通っているともなれば、Googleはどちらかのサイトのみを重視します。
その時、先に認識しているサイトと、後に認識しているサイトであれば、当然、先に認識しているサイトを優先しますよね。
後から見つけたサイトは、コピーサイトである可能性が限りなく高い訳ですから。
ということで、人間が見る分にはそこまで問題はないものの、移転処理のせいで「コピーサイト」と認識されている可能性がある、という点。
これは、評価を下げる大きな原因となっているはずです。
対応策としては、
「過去の記事を新規サイトに全部持ってきて、跡地から新規ページへリダイレクト処理」
が最善な気がします。
canonicalタグも忘れずに。
最悪、リダイレクトをしなくても、canonicalタグの設定と、記事の移動さえ行えば問題はないかも。
運営ドメイン
跡地も現サイトも、fc2wiki、及びfc2ブログで運営されている点。
こちらも少し気になります。
2年ほど前までは、やれ「fc2がSEO的に強い」と持てはやされていましたし、実際、検索結果にひょこひょこ顔を出してきた。
でも、ここ1年は「はてなが強い」という噂しか聞きませんし、検索結果にfc2ブログが出てくる事も減りました。
ということは、まあ、fc2のドメインが弱くなったと考えるのが妥当でしょう。
どこかで理由も聞いた事があったと思いましたが、ぶっちゃけ忘れた。
キュレーション騒ぎの時だったかな。
更に言えば、フッター部分によくわからない広告も自動挿入されています。
当然のようにnofollow属性もありませんので、ぶっちゃけ「よくわからないサイトとつながりを持っている」ように、AIからは見えているのです。
転じて、戦う必要のある相手は、企業で攻略サイトを運営している陣営。
特に、ディレクトリでゲームタイトルを分けているため、全ての攻略サイトで同一ドメイン。
ドメインに溜まっている力は計り知れないものがあります。
Googleは「ドメインパワーなんて、検索結果に関係ないよ」って言ってますけど、まあそんなはずはないんで、この時点で不利って事でしょう。
こればっかりは資産なので、対応のしようがありません。
当たりの中古ドメインを狙うくらいか……?
レスポンシブデザイン
テーマがレスポンシブデザインに対応していない点も見逃せません。
いや、サイドバーがサイト下部へ以降する以上は、レスポンシブって言ってもいいのか……?
あー、まあ、このへんの定義はよくわかりませんが。
とりあえず、
「スマホで見づらい」
のです。
当ブログのような、よくわかんねー雑記ブログでさえ、75%以上がスマホからのアクセスです。
スマホゲームの攻略であれば、この割合は増えると考えるのが妥当でしょう。
さて、少なく見積もっても、80%以上の人がスマホ。
それなのに、トップが見づらければ、説明用のスクショも縮小されてよくわからん。
攻略ページへ移動しようにも、グローバルメニューは小さいし、頼みの綱であるサイドバーのリンクもページ下部へ移動。
何処行けばいいのかわかんね。
……となれば、ユーザーは当然直帰。
すばらしい情報には気付かず、他のサイトを探すでしょう。
Googleは、「アナリティクス情報を検索結果には利用していない」と申し上げておられますが、まあ、んなこと無いでしょ。
むしろ、これ使わないで、どうやってユーザーの好き嫌い把握すんだよって感じですし。
ともなれば、
「直帰率の高い = ユーザーに価値が無い」
と判断されるであろう想像も付きますし、さすれば、順位が落ちていくのも必然。
これに関しては、レスポンシブデザインのテーマを使うだけでも、大きく変わってくるはず。
どうしても、ブログの編集ってPCでやりがちですからね。
スマホファーストにせなあかん、と頭でわかってはいても、パソコンファーストになっちゃうのは仕方ない部分もあります。
文章が画像
他、情報についての説明で、スクリーンショットを多用しているのも、評価を下げるポイントでしょう。
画像そのものには全く問題はありませんし、むしろわかりやすくするためには必要なものです。
ただ、いかんせん、画像のみで説明して、テキストでノータッチ、ってスタイルはまずい。
例えば、登場するキャラクターを画像だけで説明して、「上記」という単語を使ってしまうと、画像の文字を読めないAIは、「上記」が何を指しているのかわかりません。
なまじ性能がよくなり、主語と述語くらいは認識している感があるため、完全に支離滅裂な文章という扱いを受けています。
キャラクターのステータス説明や、武器の性能を数字で表す場合。
どんなページでも、表を画像として添付されていたりして、パソコンからだとすごくわかりやすくなっています。
が、その代償に、AIには全くわからないサイトになっているんですね。
となれば、Googleの提唱する「質の低いコンテンツ」扱いを受けていても不思議ではありません。
また、スマホでの閲覧をあまり意図していないため、サイズの問題まで出てきています。
ヴァルキリーコネクトは、画面を横に向けてプレイするゲームであるため、スクリーンショットも必然的に横向きとなります。
ただ、画像は横に長いものの、サイトは当然縦長。
となれば、ユーザーとしては縦向きでの閲覧が主になるのですが、ぶっちゃけ画像に何が書いてあるかわかんねー事態になってしまいます。
この辺も直帰へと繋がりますので、できれば避けたいところですね。
対策としては、可能な限り、htmlタグと文章を使って説明する。
画像を貼らなかったら貼らないで、正直超絶見づらいので直帰されちゃうんですけど。
絶滅危惧種のタグ
個人的には、降臨攻略ページで利用されている<MARQUEE>タグもちょっと気になります。
IEから発祥した謎タグの一つで、なんと、文字を反復移動させられるスゴイタグなのです!!!
動く!!!
いや、15年前かよ、タイムスリップかよ。お前はドラえもんかよ。
こういった、対応していないブラウザも存在するようなしょーもないhtmlタグ。
Googleさんはあまり好きではありません。
目立たせようという意思は強く感じるのですが、ぶっちゃけ動くせいで読みづらくなっていますし。
フォントサイズ指定とかでよかったんじゃない……?
対処法としては、まあ、「使わない」の一言に尽きるかなぁ……。
ちょっとわかんないです。
被リンク
あとは当然ながら、企業サイトとの「被リンク」における数や質の差もあるでしょう。
ファミ通Appは「ファミ通App」として、様々な公式ページやSNSでシェアされています。
アルテマもまた然り。
ですが、該当サイトでは、被リンクを受ける機会なんて少ないはず。
「ヴァルキリーコネクト」の1タイトルでしか勝負できませんし、ヴァルコネ界隈がそこまで賑わっていないこともあり、SNSでのシェアが関の山。
ともなれば、まあ昔から有効とされている被リンク面での差は明らかです。
ただまあ、こちらについては、特に対応策も無いんですよね。
この記事のような、自然なリンクが貼られる事をただ待つしかありません。
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GoogleのAIはユーザーじゃない
以上、攻略サイトから見る、Googleが検索結果を順位付ける基準でした。
コンテンツの内容以外にも、様々な事が基準となっているでしょう。
ただ、逆に言えば、
- サイト移転後の処理
- 運営ドメイン
- スマホフリー
- テキストでの説明
- 使用するタグを絞る
- 被リンクを意識する
のような点を意識すれば、意識していない良質なコンテンツを、古い情報や間違った情報で上から叩くことができます。
サイト運営者の方は、こういった細かいところをしっかり注意して運営したいですね。
また、新しいサイトを作るときにも、応用が利きます。
こういった部分を蔑ろにしているサイトが上位であるキーワードなら、新規立ち上げのWEBサイトが上位を取ることも容易でしょう。