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画像引用:けものフレンズ@公式アカウント (@kemo_anime) | Twitter

どうも、オールジャンル系にわか、hkmです。

えっとね、なんていうか、今更けものフレンズ観たよね。

正直なところ、

「たーのしー!」
「すごーい!」
「フレンズなんだね!」

で視聴者の感覚を共有する、コミュニケーションツール的な流行だと思ってたんです。

事実、1話の狩りごっこあたりで観るのやめちゃってて。

このアニメ大丈夫か?なんて思ってた記憶があります。

ところがどっこい、リアルなフレンズにお話を伺う限りでは、神アニメだと。

基本的に良いアニメを薦めてきよるフレンズなので、まとめて観てみたんですけど……。

いやあ、ハマったよね。面白いよこれ。

ぱっと思いつく手のひらくるーっ!した理由。5つほど。

(フレンズ総人口が1億3000万人である前提の記事なので、ネタバレを含みます

ハマった理由

初見時5分ももたなかった僕が、気付けば記事を書くフレンズになっていた5つの理由。

伏線が豊富

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画像キャプチャ:「けものフレンズ」 | バンダイチャンネル

まず、何はともあれ伏線。これがデカい。

観てて、「お、これ伏線じゃね?」ってのが多い。

しかもめっちゃ気付ける。あんま伏せられてない

もう7話まで放送されてて、そこそこ伏線が回収されはじめたんですけど、

「あー!あれ伏線だったのか!」

ってのが無いんです。頻繁に「やっぱりな!」と思わせてくる

かといって、「これ伏線だからな!チェックしとけよ!」みたいな押し付けも無い

つまり、自分で見つけた伏線が回収される感覚。

これがなんとも、観てる側からしたら気持ちいいんですよね。

ただ逆に言えば、隠された伏線から推理する頭の良い人には向いてないかも。

日常系アニメのように、脳死で観れる。

それなのに世界観を意識できるってのが新しい感じ。

豊富さについては、もう言わずもがな。

1話からすでに伏線まみれです。

例えば、いたるところで散見されるキラキラとか。

ヒトが作ったであろう、大地から発されるキラキラ。

セルリアン(敵/モンスター)が消滅する時のキラキラ。

このキラキラが同じエフェクトなんですよね。

第1話の、6分あたりにあるシーンがわかり易いでしょうか。

かばんちゃんが崖を滑り落ちてキラキラさせた後に、わざわざセルリアンを出してくれるので、キラキラに対して印象深くなっています。

このとき、サーバルちゃんのステップでもキラキラさせることで、かばんちゃんからは出てないよ!アピールもしてたり。

いや、両方から出てるのかもしれないけど。

このように、難しいことは言ってこないので、気持ちよく考察できるのが良い点。

視聴者が勝手にハードル上げてるだけで、オチは期待はずれ、って可能性もありますけどね。

キャラクターが個性的

この「個性的」、これは容姿について。内面が個性的じゃない作品は、そもそも商業作品としてアカんですし。

キャラクターが、顔や髪型だけじゃなくて、肩やお腹だけ表示されても判別が付く個性を持っています。

……それにしても、1つのジャンルとなるタイトルって、キャラが多い上に個性が徹底しているように感じます。

コレに関しては、こちらの記事でも少しだけ言及してたり。

学校が舞台のアニメって、爆発的ヒットは難しいんじゃない?

つまりは、キャラデザってマジ大事だよねっていう。

これが吉崎観音の力なのか……?

サーバルちゃん以外のキャラクターもしっかり推せる場さえ作れれば、グッズまで売れる作品だと思います。

サーバルちゃんがあげまん

https://pbs.twimg.com/media/B14ZO0BCUAEDWir.jpg

画像引用:多摩動物公園[公式] (@TamaZooPark) | Twitter

ポジティブに相手を立てるサーバルちゃんがマジで天使

これは賛否両論あるかもしれませんが、僕はこういう「創作物らしい」性格のキャラって好きなんです。

場末のキャバクラの何があかんのや

リアリティ溢れるキャラクターは現実でおなかいっぱいだよ。

というか、サーバルちゃんに限らず、フレンズってヒトにはやけに優しいですよね。

フレンズ同士は知らないし、「狩りごっこ」がごっこじゃなくなるのかもしれませんけど。

全力で膝蹴りされてたしな、サーバルちゃん。この辺も伏線っちゃー伏線なんか?

なんでも伏線に見える病を患ってしまった。

音楽がカッコイイ

悔しいけど、音楽も良い感じ。

また1話の話で恐縮なんですけど、セルリアンとサーバルちゃんの戦闘シーンとか曲が結構カッコイイんですよね。

やっぱり映像部分は「てさぐれ!部活もの」なんですけども。

オープニングも中毒性アリ。

www.youtube.com

漂う終末感と違和感

そして終末感。

セルリアンの存在もそうですし、現代的~近未来的な施設が随所で「遺跡」「オーパーツ」と化してます。

ラッキービーストの存在から見ると、今よりは未来が舞台なのかな?

1話からしてすごい終末感で、さらに言えば、フレンズ達は当然のようにそれを気にしていない。

この鮮烈な「違和感」も「けものフレンズ」を印象深い作品にしている一因かなあ、と。

人にすすめにくい理由

ただ、手放しで「これ面白いから!!!観ろ!!!!」とは薦めにくいアニメなのも事実

理由としては、1話開幕の空気感が大きいです。

初見時の開幕15分におけるキツさは現実です。目を背けてはならない。

仮に5分で切った方がいらっしゃったとして、その方にクソアニメのレッテルを貼られても、悪いのはその方じゃありません。

娯楽作品でありながら、開幕が若干苦行なけものフレンズが100%悪い。

観てくれるかくれないかの境目ですからね。ココ。

また、これで「ちゃんと観てから評価しろ」なんて言っても完全に的外れです。

きつくなるまでちゃんと観てくれてるわけで。

○話まで~とか押し付けてしまうとただの修行で、サーバルちゃんが説いてくれてる「多様性」を踏みにじることになります。

結局のところ、クソアニメかクソアニメじゃないかを決めるのは個人ですからねー。

2回目以降は楽しく観れるんだけどね。1話。

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まとめ

以上、おっさんに片足踏み入れつつある男性が、見事にハマった理由でした。

正直、1話序盤だけだと完全なるクソアニメなんですけど、ディストピア系のアニメが好きな方が事前知識アリで観たらすぐハマるはず。

少なくとも、僕に限って言えばアニメとして楽しめてます。

ちなみに、ソシャゲ版とかマンガ版とかとはストーリーが結構違うみたいで。

このへん、脚本家の田辺茂範さんがゴイスーなんじゃないかな説もあったり。

30分だけでいいんだ、フレンズに時間をくれ!