どうも、人には流されませんが、アニメには流される男、hkmです。
過去、一瞬だけめちゃくちゃ紅茶にハマっておりまして、名残で今も常飲しておりますので、今回は紅茶について。
だってさ、「趣味は紅茶」ってかっこよくない?
紅茶とは
趣味にする!とか言っちゃうと、まずはそもそも紅茶ってなんぞやって所に行くわけですね。
えー、そもそも、紅茶とは、まあ、その、
ぶっちゃけご存じない。
緑茶と同じような茶葉を燻して、独特の風味出した飲み物かな、くらいのイメージ。
そこで天下のwikipedia。
ユーザーが更新するサイトとはいえ、少し油断すると[要出典]をつけられる魔境です。[なぜ?]
信用できる情報が多そう、って事で引用。[どのように?]
紅茶(こうちゃ、black tea)とは、摘み取った茶の葉と芽を萎凋(乾燥)させ、もみ込んで完全発酵させ、乾燥させた茶葉。
紅茶-wikipedia
燻してねぇじゃねえか。
そもそも紅茶ってblackteaなんね。確かに紅くないね。
発酵ね。なるほど。
火を通すと発酵が止まるから、緑茶は最初に蒸す事であの緑なんだとか。
なるほど、hkmちゃん、また一つかしこくなりました。
ちなみに上記の事柄、趣味としてドヤるには必要な知識ですが、普通に嗜む分には別に必要ありません。
紅茶の銘柄、種類の分け方
ドヤ知識を加速させろ!まずは紅茶の種類、銘柄についてご説明。
ドヤる為ではない、紅茶と健全な付き合い方をされている方に好きな銘柄を伺うと、
- ダージリン
- アッサム
- セイロン
- アールグレイ
- ウバ
- キャンディ
- キーマン
- アップルティー
などなど。
千差万別、いろんな銘柄が出てくる訳です。
みなさんも、喫茶店のメニューなんかで一度は見覚えあるんじゃないかしら。
上記の銘柄、統一感があるようでバラッバラなのご存知ですか?
ここ、ドヤれる知識ですよ。
大きく分けると、基本的には
- 産地
- 会社によるブレンド
- フレーバーの名前
の3つになります。
産地
喫茶店で見る紅茶の名前は、殆どの場合、産地で決まっています。
たとえばダージリンはインドにあるダージリン地方で栽培された茶葉ですし、
ウバはスリランカのウバ地方で栽培された茶葉です。
千葉県落花生が、「千葉」という名前で流通しているような状況ですね。
さて、ここで問題になるのが「セイロン」なる品種。
好まれる方も結構いらっしゃると思います。
「セイロン」って実は「スリランカの」って意味なんですよ。
つまるところウバ、キャンディをはじめ、ルフナですとかヌワラエリヤ、ディンブラ、果ては個人的に聞き覚えの無い所でラトゥナプラなんかも入っちゃいます。
どこらへんやろね。
基本的にはスリランカ産の複数銘柄を使ったブレンドだったりします。
ちなみに、インド産の茶葉はインドティーと呼称されます。
わかりやすい。
この「産地」、案外、味に違いがあるものです。
一般的には、高地で栽培された茶葉はキリッと渋く、低地(と言っても山ですけど)で栽培された茶葉はまろやかな口当たりと言われています。
低地で栽培されている茶葉の方が日本人は好きかな?
あ、中国茶もなかなか美味しいですよ。
キーマンはお気に入り産地の1つです。
ブレンド
たとえばハロッズのNo.14ですとか、リプトンのイエローラベルですとか。
量販店で流通している紅茶は、会社がブレンドしている商品も多いですね。
○○ブレンド、なんて名前をつけて貰えると消費者としてはわかりやすいです。
飲んでみないと味がわかりづらいのはココ。名前から味の想像なんてしようがない。
各社しのぎを削って、ブレックファスト向けのブレンドですとか、ティータイム向けのブレンドですとかを開発しているようです。
フレーバーティ(アールグレイ)
もうこれはおなじみ。
ピーチティですとか、アップルティですとか、ブルーベリーティですとか。
ファミリーレストランのドリンクバーでも良く見るので馴染み深いですし、説明はいらない、かと思いきや。
ここにも一つ、ドヤれる知識が隠れてます。
それがアールグレイの存在。
アールグレイって言われても、アッサムとかと同じイメージで、この記事における「産地」枠だと思われている方も多いのではないでしょうか。
でもね、アールグレイね、実はね、フレーバーティなの。
ベルガモット、っていう柑橘のフレーバー。
事の始まりは、グレイ伯爵(アール・グレイ)が、中国のクセのある紅茶気に入っちゃって。
でもイギリスじゃなかなかに手に入らない、と。アジアは流石に遠いからね。
で、どうにかして似せたの作れない?って紅茶会社に依頼して出来たのがアールグレイなんです。
完成品を本人も気に入って、自分の名前をつける事を許した、といういかにも貴族らしいエピソード。
あまり柑橘のイメージは無いものの、独特、かつさっぱりした風味で、今でも広く愛されているフレーバーです。
あ、なので、茶葉の産地はインドだったりスリランカだったり多岐に渡ります。
ベルガモットフレーバーで、それっぽければアールグレイ。
美味しい淹れ方
と、ドヤれる知識をつけたところで美味しく淹れられなければ宝の持ち腐れです。
ってことで今度は美味しい淹れ方。
ここで難しいのが、そもそも美味しいってのが人によって違うことなんですよね。
茶葉の銘柄でも渋いのが好き嫌い、とありますし、結局のところ自分の好きな味で淹れられれば正解なんだと思います。
やれ蒸らしは3分だとか、100℃の熱湯で抽出だとかありますけど、2分が好きな人もいれば4分が好きな人も居る。
カップヌードルと同じです。
これが大前提にあって、ただ、万人に受けそうな無難な淹れ方がある訳で。
この項ではそちらに触れていきます。
大まかな流れとして、
- 茶葉を選ぶ
- 湯を沸かす
- ポットやカップに茶葉と湯をぶち込む
- 待つ
- 注ぐ
こんな感じになります。
茶葉の選び方
未も蓋も無いこと言っちゃいますと、最低でも5割、下手したら7~8割ここで決まります。
ここで大事なのが、鮮度を求める事。
茶葉ってめっちゃ酸化しやすいんです。
ブレンドとかはもう個人でどうにかなる範疇ではないので、ブレンダーの方におまかせするしかない。
ただ、ダージリンだとかアッサムだとか、産地で選ぶ場合は専門店で購入されるのをオススメします。
良質な茶葉を扱っているお店は口コミで広がりますし、そもそも悪質な茶葉を扱っていればすぐ潰れますので。
鮮度が良い事を大前提として、そこから高地がいい、ですとか、セイロンが良い、ですとかで選ぶと失敗は少ないと思います。
地方在住で近くに専門店が無い方でしたら、通信販売がオススメ。
今日注文した商品が即日届くような世の中ですしね。
お馴染みのティーバッグでも敷居の高そうなリーフでも、そこまで違いはありません。
リーフの方がオシャレで安いだけ、と考えても、専門家ではない僕たちでは差し支えないです。
当然手間はかかりますけど。
また、リーフの場合は、50g程度の物が使いやすいです。
飲みきってしまえば酸化もしませんし。
虚弱茶葉ちゃんを保存する
保存はジップロックのような、空気を避けれるモノがいいでしょう。
水や匂いに弱いため、冷凍、冷蔵は厳禁です。
密閉して暗所にほっぽりましょう。
気になる値段
同じ専門店でも値段がピンキリだったりして、安いもので妥協していいのか悩みどころ。
結論から言うと、「高ければ良い茶葉とは限らない」です。
紅茶は生ものです。
同じお店で、同じ管理をされているのであれば、価格を決定する一番の理由は希少性。
極端に生産量が少ない、特徴のある風味、と言った理由で高額になっている場合が多いです。
人件費の関係上、インドティーよりセイロンティーの方が安かったりもします。
でも、セイロンがインドより劣っているわけではありません。
たとえばセイロンのキャンディ地方で取れた茶葉。
クセも少なく飲みやすいですし、値段としても手を出しやすいものです。
皆さんご存知午後の紅茶のミルクティーにも使われている茶葉ですね。
なーんて、ドヤ顔で語りましたがその実、たっけー紅茶は飲んだことありません。
収入無いんで!!!!
めっちゃ高い茶葉がめっちゃ美味しかったらごめんなさい。
日本茶で作られた紅茶なんてのもありますが、お値段はお察し。
お湯の沸かし方
これ、思ったよりは重要だったりします。
一般的に、多めの水道水を素早く沸かして即抽出、が良いとされています。
hkmさんとしても異論は無くて、自宅で淹れる場合は強火、かつ沸かしたてだと風味がよくなる印象です。
でもなあ。たまに行く喫茶店だと電気ポットの湯でめっちゃ美味いの出てくるんだよなあ。
ってことで、所詮は「思ったより」かもしれません。やっぱ茶葉ちゃうか……?
あ、僕はもっていないのですが、電気ケトルが素早く沸かせておすすめ、という話はいたるところで伺います。
お湯の注ぎ方
当然お湯を注ぎます。
リーフであればをポットに。バッグであればカップに。
茶葉を用意してから、そこにかけるように注ぎましょう。
リーフの場合は、少し多めに茶葉を使うのがコツです。
ケチるとろくな出来になりません。誰でも一度は経験しますが。
このとき、お湯に対流を起こさせる為に底の丸い容器が好まれるようですが、
丸くない容器って少ないですし、そこまで気にせんでもいいような気はします。
茶漉し内臓の急須とかで入れると流石に風味落ちるかも。
どちらかというと、注いだ後の方が大事で、
- しっかり蓋をして蒸らす
- ティーコジーなどで保温する
事を心がけましょう。
ティーコジーとはティーポット用の布団みたいなもので、紅茶が抽出されるまで温度を下げないためだけに存在している物です。
など、と表記したのは、まあ、ぶっちゃけタオルとかでいいからです。
ハンドタオルかぶせましょう。充分です。
バッグで淹れる場合の蓋については、ソーサーを置いちゃうのが一番楽です。
待つ
一般的には3分、と言われることが多いです。
ただ、小さく砕かれてれば1分ほどで抽出が終わります。
大きく砕かれていれば5分かかるかもしれません。
結局好みじゃねーか。
専門店で茶葉を購入すると、茶葉にあわせてこの辺もアドバイスがもらえたりします。
お茶全般に言えることですが、高温抽出だと渋みが増し、低温抽出だと香りが出きらないようで。
玉露なんかは60℃程度が適温とされてるのもこの辺りが影響してるんでしょうね。
多少低温でも、旨みはそこそこ抽出されます。
紅茶を注ぐ
良い感じに待ったらカップに注ぎます。
バッグだったら取り出すだけですね。
- 濃さが均一になるように回し入れる。
- 最後の一滴までしっかり注ぐ。(通称ゴールデンドロップ)
なんて事がよく言われますけど、最後の一滴まで注ぐのはポットの構造的に無理でした。
一緒に紅茶飲む奴もいないhkmさんには前者も関係ありません。
結構適当でなんとかなります。もう味殆ど決まっちゃってるので。
で、一杯が完成。手順を書くと我ながら敷居高そうですね。
ミルクとか砂糖の話
飲むかー!ってなったら次に気になるのがコレ。
僕みたいな素人からすると、ストレートで飲むとなんか通っぽく見えます。
ブラックのコーヒーに大人を感じるのと同じような感覚。
でも、味の話であれば、ちゃんと淹れた紅茶はミルクに負けません。
砂糖とも仲良くなれます。
むしろスジャータなどですと風味も量も足りないので、冷蔵庫から取り出した牛乳ぶち込むのがオススメです。
紅茶1に対して牛乳1がhkmさんは好きです。
砂糖は入れない派。
カップの選び方
直接の関係は無いようで、ティーカップ、案外味に影響します。
味が変わる訳では無いんでしょうけど、人の味覚が感じている以上、温度やらカップの薄さやらで感じ方が変わります。
素人には結局のところ
「それなりのメーカーのティーカップで好きなデザインのもの」
が正解になります。
骨董屋やヤフオク!なんかでは、2000円もせずにそれなりのメーカーに手が出ることも多いです。
ティーカップにはティーカップと名が付くだけの理由もあります。
ココア、ミルクなんかはマグカップの方が飲みやすいと思います。
ただ、紅茶に限って言えば、マグカップで飲むより絶対美味しい。
ティーカップとコーヒーカップの違い
ティーカップやらコーヒーカップやら、カップにはいろいろあるものの、特にこの二つは違いがわかりにくいです。
大雑把に言ってしまうと、抽出工程の違いでカップが変化した、と捉えていただけるとわかりやすいはず。
高温で抽出する紅茶では口が広く、浅くて冷めやすい、香りが広がりやすいカップが好まれます。
低温で抽出するコーヒーでは口が狭く、深くて冷めにくい、香りが持続するカップが好まれます。
両方の良いとこどりしたようなカップもありますので、両方飲む、なんて方はそういうのも選択肢ですね。
ドリップは高くてインスタントは苦手なのでhkmさんは紅茶派です。
嗜好品なんだし好きにして
長々と執筆させていただきましたが、結局のところ、紅茶って嗜好品です。
飲んだ奴が美味しければ正解のなので、型にハマりすぎてもつまらないと思います。
ある程度適当を織り交ぜないと常飲する場合面倒くさいってのも、ある!
専門家とか目指す訳じゃなければ適当に入れて適当に嗜みましょう。
そして知識を使ってドヤりましょう。
ちなみにhkmさんはカフェインで若干酔います。
某カフェインファイターのようにアッパー系ではなく、ただ気持ち悪くなります。