ゲーミングPC「GALLERIA」はお得なの？同スペックの自作と値段を比較してみた

高額なイメージのある「ゲーミングPC」ですが、実は同じスペックでパーツを買い集めるより安く買えちゃうんです。

高性能なパソコンは欲しいけど、自分で組むのは難しいし……と思っているアナタにこそ読んで欲しい記事。

比較するのはGALLERIA XV

	GALLERIA XV スペック	価格.com 店頭価格 (税込/2019年2月)
OS	Win10 Home 64bit	15,480
CPU	Core i7-8700	39,480
CPUファン	静音パックまんぞくコース	2,550
グラフィック	RTX2060 6GB	47,800
電源	SILVERSTONE 650W 80PLUS BRONZE	5,819
メモリ	4GBx2/2チャネル DDR4	5,770
SSD	500GB	8,680
HDD	2TB	6,134
光学ドライブ	DVDスーパーマルチ	2,050
カードリーダー	SD / Micro SD	1,390
ケース	専用 ATX	約5,000
M/B	H370 ATXマザー ASUS製	13,979
セキュリティ	マカフィー・リブセーフ	5,837
同梱ゲーム	Minecraft	3,500
価格	161,978	163,469

GALLERIA XVは、実際に著者が身内に勧めるならコレだな、というモデル。ドスパラ内でも満足度が最高の5をマーク。

ハイエンドのゲーミングPCというよりは、要所要所で最新パーツを使った無駄の無い高コスパモデルです。

パーツ価格は、全てをネットの最安値で計算すると送料がすごいことになって現実的ではないので、価格.comに登録されている店頭最安値での比較。

電源もうちょっと良いやつに変えたいとか、メモリ8GBは少ないだろとか、マカフィーやらマイクラやらは必要なのかとか思うところが無い訳ではありませんが、事実としてゲーミングPCの完成品を買ったほうが安いっていう話です。

GALLERIA XVの詳細(公式)

OS:Windows 10 Home 64bit

店頭価格	15,480 円

OSは、Microsoft製のWindows10Home。

2019年にもなって32bitOSを搭載するのは逆に上級者のみなので、64bitはまぁ当然。

WindowsOSには、自作パーツと抱き合わせ購入した場合にのみ買える廉価版の「DSP版」が存在しており、表の価格はソレです。

Win10Homeだけを単品で買おうとすると、ネットの最安値でもさらに高くつくので要注意。

CPU:Core i7-8700

店頭価格	39,480 円

IntelのCorei7-8700は、まさに「手堅い」CPU。

次世代の9000番台が発売された今でも人気のCPUで、価格.comでも9人中9人が満足度☆5を付けています。

自作する場合でも候補に挙がるCPUで、これが割安なのはありがたい所。

ただ、CPUはかなり壊れにくいパーツなので、自作の場合はココを中古にしてコストダウンする手もある点には注意。

CPUファン:静音パックまんぞくコース

店頭価格	2,550 円

突然ざっくりな品名が出てきて比較しづらいのですが、公式ページの解説画像から「DEEP COOL」製であると勝手に判断。

写真と同系のモデルはドスパラ通販でしか取り扱っていなかったため、通販価格の2,550円をファン代としました。

グラフィック:RTX2060 6GB

店頭価格	47,800 円

最新グラフィックカードのRTX2060も、CPU同様に堅実なモデル。

とにかく性能対価格のコスパに優れているうえ、その性能も「最新ゲームを最高設定がヌルヌル動く」という絶妙なもの。

コスパが高いとはいえ安いパーツでもありませんし、やはりゲーミングPCの値段が高くなる原因はココでしょうね。

電源:650W 80PLUS BRONZE

店頭価格	5,819 円

電源は、シルバーストーン製の650W。

80PLUS BRONZE というのは製品の品質を表し、当該機は80PLUSという規格でBRONZE(銅賞)をもらっていますよー。ということ。

ただ、80PLUS BRONZEというと、電源界のモンドセレクション銀賞、みたいな印象は拭えないのが正直なところ。

むしろ金賞を取れないことに不安を抱くレベルなので、余裕があれば電源はアップグレードして購入したいですね。

ワット数は足りていると思いますので、適当なGOLD程度のものを。

メモリ:DDR4 4GB 2枚

店頭価格	5,770 円

メモリには、DDR4規格の4GBメモリを2枚搭載。

8GBでもゲーム自体はなんとか動くのですが、マジでギリギリ以外の何者でもなく、裏でブラウザや録画ソフトを動かしているとフリーズしかねません。

真に「快適」なゲームプレイを行いたいなら、ここもアップグレードしたいパーツ。

構造上、同じメモリを偶数枚挿すのが効率的なので、8GBの2枚か4GBの4枚で16GBにしたいですね。安い方で可。

SSD:500GB

店頭価格	8,680 円

「SSD」としか書かれていなかったので、転送速度は不明。

転送速度で価格は大きく変わるのですが、在庫のある中で最も安いものの価格を参照しています。

SSDは、HDDと比べてデータの送受信が高速です。

HDD:2TB

店頭価格	6,134 円

「HDD」としか書かれていなかったので、転送速度は不明。

HDDは、SSDと比べて容量あたりの価格が安価です。

あわせて2.5TBあれば、当分は足りるかな、という印象。

光学ドライブ:DVDスーパーマルチ

店頭価格	2,050 円

光学ドライブは、DVD及びそれに順ずる規格の読み書きができるスーパーマルチドライブ。

とはいえ、DVDスーパーマルチドライブを積むくらいなら、BDドライブかドライブ無しでも良いような気はします。

カードリーダー:SD / Micro SD

店頭価格	1,390 円

スマホやNintendoSwitchとのデータのやり取りに便利なSDカードリーダーも完備。

無くて困るものでも無さそうですが、あるとやはり便利。

パソコンで作った履歴書のデータを、コンビニのプリンタへ持ち込む場合に使った記憶があります。

ケース:専用ケース(ATX規格)

店頭価格	約5,000 円ほど？

ケースは、GALLERIA専用の自社製造ケース。

ATX規格のもので、実物を見ると「粗悪品では無いけど高級感も無い」程度のもの。

単品で同等品を買おうとすると、だいたい5,000円くらいだと思います。

参考までに、ATX規格の売り上げ第1位に輝いていた割安ケースが4,480円でした。

マザーボード:H370 ATXマザー

店頭価格	13,979 円

マザーボードには、欲しい機能が手堅く揃っているH370チップのATXマザーを搭載。

公式サイトによるとまさかのASUS製のようで、品質はそこそこ良さそう。

ASUS製だと、もっとも安いボードですら14,000円ほどしました。

マザーは故障時の交換でパソコンを完全にバラさなければならないので、粗悪品ならバージョンアップしたいパーツでしたが、そのままでも問題は無さそうですね。

セキュリティ:マカフィー・リブセーフ

店頭価格	5,837 円

セキュリティソフトは、有料ソフト「マカフィー・リブセーフ」の1年プランを搭載。

必要性の有無を自分で判断できないうちは絶対に必要なソフトなので、地味にありがたい部分。

トレンドマイクロ製のウィルスバスターでしたら変更をおすすめしましたが、業界でも評判の良いマカフィーなら問題ないでしょう。

同梱ゲーム:Minecraft Windows 10 スターター コレクション

店頭価格	3,500 円

GALLERIA XVには、マインクラフトのWin10版も同梱されています。

必要な人はすでに持っているような気もしますが、一応DL販売で価格が3,500円の品。

ゲーム内のマーケットプレイスで使用できる700 枚の Minecoin も付属しています!とのことなので、マイクラプレイヤーにも無駄にはならない……はず。

GALLERIA XVは自作より安い！

パーツ代合計	本体価格
163,469 円	161,978 円

以上、全てあわせてパーツ代163,469円(税込)のところを、組みあがった状態で買うと161,978円(税込)になるドスパラマジックin2019でした。

全てがケースの中に納まって発送されるため、送料もPCケース1台分で済みますし、購入時のポイントでメモリを安く増設したりもできます。

何より、ドスパラ製品であればこちらの過失による故障も無料で修理してくれる「セーフティサービス」が月々680円で受けれるのも嬉しいところ。

セーフティサービス割が適用され、本体価格も10,000円割り引かれるので、実質無料みたいなもんですし。

GALLERIA XVの詳細(公式)