CODEVEINのメインイメージ

2019年9月26日にバンダイナムコから発売される『CODEVEIN(コードヴェイン)』。

情報なども出揃いはじめたほか、製品版のプレイ動画なども随所で見受けられるようになったので、前評判的なものをプレイレビューとしてまとめてみました。

一言で表すなら「遊びやすいダクソ」のようなCODEVEIN。8,000円の価値はあるのか、はたして。

参考にした動画(半分くらいキャラクリ)

Code Vein! 🤠 @Elajjaz Twitter/Instagram

CODEVEIN(コードヴェイン)の基本情報

作品タイトル CODEVEIN
コードヴェイン
定価 8,200円(一般DL/パケ)
10,900円(スペシャルエディション)
13,800円(数量限定生産)
ジャンル(自称) ドラマティック探索アクションRPG
って何? ソウルズライクなACT
発売日 【PS4/Xbox版】2019.09.26
【PC版】2019.09.27(1日遅れ)
対応ハード Play Station 4
Xbox One
Windows PC
公式HP https://www.code-vein.com/

バージョンの違いについて

価格 ゲーム本体 シーズンパス リアルグッズ
一般版 8,200円 × ×
SE 10,900円 ×
数量限定 13,800円 ×

CODEVAINには、ソフト本体のみの一般版のほか、シーズンパス付きのスペシャルエディションや、リアルグッズ付きの「ブラッドサーストエディション」が用意されています。

シーズンパスは、追加ダンジョンをはじめとしたDLCのまとめ売りみたいなもの。バンナムのクソ商法なので、これはもうあきらめてください。僕は買いません。

サントラやフィギュア・資料集がセットになった「ブラッドサーストエディション」ですが、何故かシーズンパスが付いていない(っぽい)点には注意。

ぼく

ズンパスは単品2,700円(くそ)

およそソウルズライク

CODEVEINは、バンナムがソウルズシリーズを作ってみましたみたいなゲームです。

ぼく

パクってない部分を探すほうが難しいかも?

雰囲気はニーアリスペクト

ゲーム全体の雰囲気としては、荒廃した近未来なるディストピア系。

音楽の方向性やマップの雰囲気はニーアオートマタそのものです。

その割りにダサさは感じず、パクる技術の高さを感じさせる一作。

開発エンジンはUE4

UNREALENGINE4のロゴ画像

CODEVEIN開発に使われたゲームエンジンは、信頼と実績のUnrealEngine4。

最近どころだとボーダーランズ3とか、有名どころだとフォートナイトとかスト5とかに使われているエンジンです。

キレイで軽くてヌルヌル動くので、操作感に違和感は無し。遊びやすいと思います。

CODEVEINのソウルズ要素まとめ

まんま「篝火」な「ヤドリギ」

CODEVEINの篝火枠「ヤドリギ」

ソウルズで御馴染みの篝火は、ヤドリギという名称で登場します。

近くで決定ボタンを押すとアクティベート。HP回復やレベルアップ・ファストトラベルなどで利用します。

ぼく

しってるやつだ!

攻撃以外のモーションはおよそ同じ


攻撃モーション自体は武器が違うので独特ですが、細かい動作モーションはだいたい見た事あるやつです。

人間性を握り締めるブシャー!みたいなアレとか、ローリングのスイッとした動きとか、独特な平行移動とか。

関連記事(外部)CODEVEINの操作方法まとめ

回復モーションすら人間性のソレ

回復アイテムの仕様モーションに、人間性を握り締めるアレと酷似したものまであります。

設定上およそマスクを被り続けるので、エスト瓶的な飲み物は採用できなかったのでしょう。

ぼく

わざわざそこを似せんでも……

ジャンプ操作なんかも無し

CODEVEINにも、ソウルズよろしく任意で行うジャンプ操作がありません。

ゲームジャンルで「探索」を銘打っておきながらそれはどうなの?という気持ちもありつつ、なにはともあれ、バンナムがソウルズシリーズの模倣にどれだけ力を入れたかが見て取れる案件ですね。

ハシゴを上るモーションはクソダサい

CODEVEINのハシゴモーション

左手と左足を同時に上げるのはやめろ。

通貨と経験値も共通

ソウルズシリーズでおなじみとなった、ゲーム内通貨と経験値に同じリソースを使うシステムはCODEVEINでも健在。

CODEVEINでは「ヘイズ」という名称で活躍します。

レベルを上げるのか、武器を強化するのか、はたまたアイテムを買うのかという取捨選択を迫られます。

死んだ場所にまるまる落とすのもそのまま

CODEVEINで死亡時に落としたヘイズ

もちろん、敵に倒されるとヘイズをまるごと落として帰るシステムもそのまま。

溜めすぎると、その分育成が滞って進めづらいわ死亡リスク高いわなので、細かく使うように心がけたいゲームデザインです。

当然、倒された場所へ行けばデメリット無く回収できます。ソウルズシリーズがそうなので。

スタミナ管理も似たような感じ

ダッシュやローリング・攻撃で共通のスタミナを消費するのもそのまま。

急ぎすぎると突然のエンカウントに苦戦します。

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カジュアルなソウルズライクゲーム

CODEVEINを一言で表すなら、「カジュアルなソウルズ系ゲーム」といったところでしょうか。

アニメらしいキャラクターデザインや、見切りやすい敵の行動・ミニマップの実装など、随所に「しんどすぎない」ようにする工夫が見受けられます。

ソウルズファンを狙ったゲームというより、ソウルズを敬遠している層をあえてターゲットとしたゲームだという印象ですね。

良くも悪くも、遊びやすさを意識して作られているように見えます。

チュートリアルスキップが可能

CODEVEINのチュートリアルスキップ

別キャラクターを作りたくなった場合なんかに優しい、チュートリアルスキップが可能です。

そもそもチュートリアルが無いゲームも多い中、親切なチュートリアルを用意したうえで、プレイの是非をプレイヤーが選べるのは○。

ぼく

RTA勢が「走りやすそう!」とか言いながらウキウキしてた

キャラデザがアニメ寄り

CODEVEINのモブ女子

バンナムである以上当然っちゃー当然ですが、キャラデザはニーアよりさらにアニメ寄り。

著者個人として好きではあるものの、ネタキャラなんかは作りづらいですね。どう頑張ってもヒーロー/ヒロインっぽいキャラになってしまう気がします。

とはいえ目のハイライト形状なんかまで設定できちゃうし、豚としてはやはり嬉しい限り。

ぼく

キャラクリで数時間持っていかれるやつです

親密度システムあり

CODEVEINには、拠点のキャラクターと交流する親密度システムも存在しています。

一緒に何度も探索に出かけたり、嗜好品をプレゼントすることで仲良く慣れる模様。

親密度が上がると、会話時などのリアクションが変わるほか、珍しいアイテムをもらえたりもするようで。

プレイヤーへの殺意も薄め

CODEVEINのボス戦(蝶)

あくまでソウルズ系統と比べればですが、プレイヤーへの殺意も薄い印象を受けました。

披ダメージこそ初期ダンジョンからHPを半分持っていく勢いです。とはいえ、「隙だと思ったら次の攻撃だった」的なアレは少なめ。

敵の行動が素直なため、アクションが下手でも詰みづらそうかなと。反面ハードゲーマーには物足りないかも?

理不尽な死が少ないということでもあるので、この辺りは好みでしょう。印象としてはモンハンに近い感じ。

AIの設定も甘め(アホ)

敵の動作AIも練りこまれて居ない印象を受けます。

例えば、プレイヤーと敵の間に大きな穴があっても、こちらの動きによっては敵が攻撃を振ってしまいます。

攻撃モーションにはもちろん前進運動も設定されており、結果、勝手に落ちます。

スキル(練血)システムが存在

CODEVEINのスキル習得画面

CODEVEINには、冥血(いわゆるSP/MP)を消費して行う『錬血』というスキルシステムが存在します。

この「冥血」を回復するために、今作の独自アクションである「吸血」で攻撃を仕掛ける形。

ちなみに、錬血が存在する代わりに魔法は存在しないというか、錬血自体が魔法というか、まぁそんな感じ。

銃の弾薬も冥血を使うようで、回復には敵へ近寄って吸血しなければならない以上、完全なアウトレンジビルド構築も難しそうかも?

ぼく

成長システムのイメージとしてはドラゴンズドグマに近い

戦闘テンポの悪化に繋がっている

独自仕様の吸血ですが、ぶっちゃけモーションがやけに長いです。

カメラがキャラの正面に回りこんで、どこからともなくマスクが生成されて……と凝っているのはいいのですが、いささか長い。

スキルの使用に冥血を使う以上、吸血の使用を避けては通れません。が、そのせいで戦闘テンポが非常に悪くなっているのは結構気になりました。

レベルによる上昇ステータスは固定

CODEVEINのレベル上げ画面

CODEVEINは、ステータスそれぞれに振るタイプではなくレベルそのものを上げるゲームです。

キャラ毎の個性、いわゆる「ビルド」は、ジョブ(ブラッドコード)やスキル(練血)の取捨選択で補っていく味付け。

何も考えずに進めても詰み辛い一方、尖ったキャラクターの構築は難しそうです。

正直にいえば、単純に自由度が下がった印象。

ぼく

クソビルド大好きおじさん的にはマイナスポイント

探索に役立つミニマップあり

CODEVEINのミニマップ表示

CODEVEINにはミニマップがあり、探索がしやすくなっています。

甘えという意見もありそうですが、見栄を張らずに言えば、正直遊びやすくて嬉しい仕様だと思います。

細かい仕様としては、マップそのものが表示されるのではなく、プレイヤーの足跡だけが表示されるパターン。

どこが分かれ道かは実際に行かないとわからない反面、アイテムだけは表示されるため、エスト瓶を拾えなくて完全に投げるようなプレイヤーは居なくなるはず。

ちなみに条件を満たす(敵全滅とか)と、マップ自体も表示され、最終的に探索漏れもしなくなる様子?

トレハン要素は薄め

ソウルズシリーズ同様、通常マップでアイテムを掘ったりする要素は薄いようです。

少なくとも序盤において、装備にランダム効果が付いたりはしません。

「アクションRPG」と聞いて、DIABLOやモンハン・PSO的なものを想像すると肩透かしを食らうと思います。

トレハンは「深層」が担当?

CODEVEINの深層について

オンラインマニュアルにエクストラダンジョン「深層」について記載されており、周回やトレハンはそっちが担当かも。

ブラボにおける聖杯ダンジョンみたいなもんだとしたら、クエスト周回で結構な時間泥棒になるやもしれません。

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PS4/Xboxは賛否両論だがPC版は『買い』

CODEVEINのgamebillet販売ページ以上が、CODEVEINの前情報や、製品版のプレイ動画などを見て著者が感じたことでした。

正直なところ、今はフルプライスゲームが当たり前な時代でもないので、定価の8,200円は高いような気もします。

とはいえPC版に限って言えば、海外のDL版販売代理店で5,000円未満で買えるため、一気に「買い」の枠に入り込んでくる印象。

CODEVEINをスムーズに遊べるPCを持っているか否かで、オススメ度は大きく変わるような気がしますね。