台湾・台北を舞台としたアクションゲーム『Dusk Diver 酉閃町』(ダスクダイバー ユウセンチョウ)のプレイレビュー。
個人的には楽しめましたが、フレンズに購入をオススメできるか?と問われれば否なゲームでした。
当記事は、Steamにて2019年3月にリリースされた「アーリーアクセス版(先行プレイ版)」のプレイレビューです。
記載事項は製品版発売にあたり改修されている可能性があります(特にシステム面)。予めご了承の上ごらんください。

発売1ヶ月前(2019年9月)のプレイなんで、ほぼ製品版になってはいるはず
『Dusk Diver 酉閃町』製品情報
作品タイトル | Dusk Diver 酉閃町 ダスクダイバー ユウセンチョウ |
---|---|
定価 | 5,280円(通常パケ) 8,580円(スペシャル版) |
ジャンル(自称) | 絆と連撃のACT |
って何? | ステージクリア型アクションゲーム |
発売日 | 【製品版】2019.10.24 【先行版】2019.03.26(PC) |
対応ハード | Play Station 4 Nintendo Switch Windows PC |
マルチプレイ | 非対応 |
クリア目安 | 6時間弱(実測) |
公式HP | https://duskdiver.jfigames.com/index_jp.html |
良い意味でアニメっぽい雰囲気
【似た雰囲気のゲーム】
- アキバストリップ(ACTRPG)
- ペルソナ(RPG)
- ディスティニーチャイルド(アプリ)
- スマガ(成人向けノベルADV)
Dusk Diver 酉閃町は、全体的にアニメっぽい雰囲気のゲーム。
べたーっとした色味が強い、ビビットなトゥーンレンダリング描画が印象的な世界観です。
アジア勢って、日本含めてこういう雰囲気好きよね?
ACTRPGではなくアクションゲーム
【似たカテゴリのゲーム】
- デビルメイクライ
- ベヨネッタ
Dusk Diver 酉閃町に育成要素はほぼありません。
レベルや装備の概念は無く、育成要素はSPでスキルを習得するだけ。
探索してサブクエストを触って、ついでにレベルが上がったりして育って……みたいなプレイ感を期待していると、拍子抜けすると思います。

とはいえ類似ゲーほどスタイリッシュではない
ローカライズに不満は無い
翻訳スタッフを含め台湾の方が製作したゲームですが、ローカライズ(翻訳)された日本語に不満はありませんでした。
読点が少なすぎて読みづらいきらいはあるものの、実力派の声優さん方がテンポよく読んでくれるため気になりません。
プレイにあたって、言語が妨げになるようなことはなし。

著者よりは日本語が上手い
Dusk Diver 酉閃町のここが面白い!
最初からしっかり楽しい
Dusk Diverは、「面白くなるまで遊ぶ」必要が無いゲーム。初めてすぐ面白いのは、地味ながらかなりの評価点。
初期状態からそこそこのアクションを行えるうえ、シナリオの導入テンポもよし。
拠点となるコンビニも作りこまれており、最初はとにかく動かしているだけで楽しいです。

積みゲーにはなりにくいはず
操作していて気持ち良い
クリア後に思い返しても、「プレイヤーキャラが思ったように動かない」なんてことは少なかったです。
また、完全ダウン中の敵にも通常攻撃が当たり、通常時と同様に打ち上げ攻撃なんかもできます。
どんだけ適当に殴ってもキビキビ動いてオシャレコンボになるのは、カジュアルゲーマーとして気持ちいい限りでした。
とにかくユーザーに気持ちよくアクションさせようという気が伝わってきます。

最も大事な部分は押さえてる
負荷に対する映像の質が高い
パソコン版に限った話かもしれませんが、要求スペックに対して映像の質が優れているように感じました。
数年前の化石グラフィックカード(描画するPC部品)でサクサク動くのに、気になるほどの画質の粗さがありません。
同時に数十体の敵と戦うような場面でも、もっさりせずにサクサク戦闘できます。ジャスト回避もかんたん。
キャラクターが魅力的
主観にはなるものの、個人的には好きな感じのキャラが多め。
若干テンプレ気味ですが、舞台・設定ともに日本では馴染みの薄いものなので、逆にそれくらいがちょうど良いと思います。
日本の流行に左右されないキャスト選択のためか、声質とキャラの剥離などもなし。およそイメージぴったり。というかなんかやけに声優豪華だよね?
クリア後の世界観で探索可能
DuskDiverにおいて、クリア後のやりこみはラスボス戦後の時間軸で行えます。
ラスボス前に戻ってやりこむタイプのゲームより、個人的にはこっちのが好きだったり。
DLCによる追加シナリオなんかも作ろうと思えば作りやすい構造でしょう。

家庭機版で実際に操作キャラ追加とかあるみたいだし
頻繁なオートセーブあり
何かあるたびにオートセーブが挟まるため、不慮の事故によってゲーム進行がぶっ飛ぶ心配はありません。
ただ、既読でも会話およびムービーのスキップは不可能。ちょっとグダるのはご愛嬌。
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Dusk Diver 酉閃町のクソゲーポイント
設定周りが不親切
【設定できないこと】
- カメラのリバース操作
- キーコンフィグ
- マウス感度設定(PC)
- ウィンドウモード表示(PC)
アーリーアクセス版をプレイする限りでは、設定できないことがあまりにも多すぎました。
カメラ操作の上下反転が不可能なので、んじゃあマウスでプレイするかと思いきや、マウス感度の設定もゲーム内で不可能。
デフォルト設定の感度がかなり低いため、普段使わないようなマウス解像度でプレイすることになるはず。
とはいえ、これは流石に製品版では改善されるでしょう。……されるよね?

マウスの4,000dpi設定とか生まれて初めて使った(画面の端から端まで1cm)
人名・地名が頭に入りにくい
舞台が舞台なので、日本人としては覚えにくい名前が多いです。
ソレ誰だっけ?やソレどこだっけ?は他ゲームに比べて頻発するかも。
キャラ名はカタカナ表記なのでなんとかなるものの、地名は漢字のままなんでちと厳しい印象です。
探索パートの蛇足感が強い
最初は見て回るだけで楽しかった街探索。ですが、数時間経過するころには探索パートがマンネリ。
まず、探索対象の街にはミニイベントがありません。戦闘は全て専用マップで行い、住人との会話なども無く、探索パートはおよそ仲良しキャラと街を練り歩けるだけ。
そのくせ、次ステージ解放のために集めなければいけないアイテムが点在しているため、探索をしないという選択肢も無いのが歯がゆい。
作りこんであるだけに、探索とアクションが1つにまとまっていないのは勿体無く感じました。
マップも狭い
ゲーム進行度に応じてマップが広がるのかとおもいきや、最後まで初期のままでした。
全てあわせてもポケモンの「おつきみやま」より狭いと思います。
総じて、オープンワールドのようなゲームを求めているなら、確実に肩透かしを食らいます。
メインクエストが簡単すぎる
普段そこまでアクションゲーを遊ばない著者が、初見でHP強化を縛ってクリアするまでにゲームオーバー2回のみ。
回復アイテムを使ったのも1回。もちろんクエスト反復などの稼ぎ行為は一切なし。
各クエストクリア後に改めてハードモードをプレイできるものの、アクションゲーム慣れしているプレイヤーにはメインストーリーが作業になってしまうと思います。

目視からジャスト回避して殴るだけでボスを倒せる
ストーリーがあってないようなもの
起承転結における「承(序盤の掘り下げ)」が無く、プレイヤーが世界へのめりこむ前に進み、気づくと終わっているストーリー。
最初から最後まで急展開なのに、かといって印象強いような展開も特にはありませんでした。
キャラクターが魅力的なだけに、この点はなんとも残念。せっかく楽しく読めるシナリオなのに……。
動作の安定性に難アリ
- エラー落ち2回
- セーブ中にフリーズ1回
- プレイ中にフリーズ1回
- プレイ中に強制終了1回
シナリオクリアまで6時間程度だったにも関わらず、ゲームの動作が合計5回停止しました。
早期アクセス版はいわゆるテスト版みたいなものなので、安定性が低いのは仕方ないにしろ、リリースまであと40日程度でコレ。
タスクマネージャーで確認する限り、メモリ容量などスペック不足では無さそうなので、ゲームシステムのバグだと思います。
この部分は製品版で改善されていないと、ちょっと遊びにくいゲームになるかも。
【評価まとめ】面白いけど定価コスパは悪い
「Dusk Diver 酉閃町」を一言で評価するなら、『面白いけどコストパフォーマンスが劣悪なアクションゲーム』。
狭いマップ、初見でクリアできる13個のみのステージ、乏しい探索要素。

クリアまでのプレイ時間はのべ5.8時間
あなたが著者のような『一度クリアして満足しちゃうカジュアルゲーマー』である場合、これで4,000円はいささか高いと言わざるを得ません。
予約特典が欲しい場合を除き、パケ版を買うのは値崩れしてからでいいと思います。安くなったら結構オススメ。

一応製品版で多少のボリュームアップが約束されてはいる
Dusk Diver 酉閃町 – ダスクダイバー ユウセンチョウ – 通常版 PS4版