PaniPani(パラレルニクスパンドラナイト)が、9/28(木)にコロプラよりリリースされました。
白猫や黒猫など、完成度の高いゲームを数多生み出しているコロプラにおける新作とあり、待ち望んでいた方も多かった様子。
が、蓋を開ければPaniPaniは「クソゲー」でした。
PaniPaniのシステム、スマホにかみ合ってないんですよねぇ……。
PaniPaniがクソゲーだと話題
パラレルニクスパンドラナイト、公式の略称では「PaniPani」。
コロプラよりリリースされた横スクロールアクションRPGで、高い技術力を誇るコロプラの新作アプリということもあり、大きく話題となっていました。
が、蓋を開けてみるとクソゲーだと話題に。
レビューも低評価
10/3(火)現在、AppStoreにおけるPaniPaniのレビューは3.1。
そして、GooglePlayに至っては2.8。
両プラットフォームとも2,000近い票数での低評価なので、資本主義的な考え方をすれば「PaniPaniはクソゲー」と評して差し支えないでしょう。数こそが正義だ。
スポンサードリンク
アイテムの入手システムがクソ
なぜ、PaniPaniがコレだけの低い評価を得ているのかといえば、ずばり「カプセルシステム」の存在があります。
PaniPani、ゲーム自体の出来は流石コロプラというべきか、なかなか良く出来ているんですよね。
操作性もよくキャラもステージもさすがコロプラさんだと思う! ただカプセルが惜しい。パニー系が沢山落ちすぎて無駄に貯まっていき、Sカプが全然開けられない…。 せめてSカプの時間の方を長くするとか、ジュエルで解放した分の同時エーテル貯めは維持し続けるとか欲しい。 課金要素は他に付け足せば良いと思う、Sカプ落ちやすくなるアイテムとかパニーもしかり。そのうち石板ガチャとか出そう(笑)
★★★☆☆
GooglePlayレビューより引用
▲「さすがコロプラさん」で始まってなお評価が★3になる
カプセルは、「Sカプセル」「アイテムカプセル」などという状態で敵からドロップするもので、入手した状態で敵を倒し「エーテル」というカプセル経験値を稼ぐことで開封できます。
▲大事なものは大抵カプセル
ぶっちゃけてしまえば、ポケモンGOのタマゴシステムみたいなもんです。
PaniPaniではSカプセルってのが当たり。10kmタマゴ。
一番理想的なのは「ゲームのプレイ時間に比例して少しずつ課金してもらうこと」でした。
そこで、ガチャ無しで成功している他社のゲームタイトルを研究しPaniPaniに落とし込んでいきました。
カプセルの開け方もいろいろな方法を検討したのですが、ゲームをプレイしていただきたいのもあり「敵を倒すとカプセルが開く」という今のシステムに落ち着きました。
▲恐らく意識してるはず
カプセル自体は、特に不満のあるシステムではありません。
カプセルからしかレアアイテムは入手できないとはいえ、課金せずともガチャを回せると考えればむしろ褒められるシステムでしょう。
▲無料でガチャ引いてるようなもん
が、このカプセルシステム、調整が惜しい。
PaniPaniにおいて、カプセルシステムの問題点は、大きく分けて2つあります。
- カプセルを開ける順番
- カプセルに存在する制限時間
この2つが高いシナジーを誇った結果、PaniPaniが「クソゲー」としか形容できないものになってしまいました。
カプセルを開ける順番がクソ
PaniPaniにおけるカプセルがクソシステムである理由その1、カプセルが開く順番。
一言で言えば、必ず入手した順番で開封しなくてはならないんです。
▲開封は必ず左上から
10kmタマゴをふかそうちに入れるまで、30km分くらいのタマゴを孵化させないといけないと考えていただけると、もどかしさが伝わると思います。
Sカプセルから開けたいんだよな~となるのは必然。
9個先にあるカプセルをふかそうちにいれるには、ふかそうちを8個買わないといけません。えぇ……。
▲さっき拾ったSカプセルを開けるために約1,300円を要求される図
とはいえ、この順番が遅いだけであれば、時間をかければ課金者と同等アイテムが入手可能なシステム。
それなりの勢力を築いている無課金層からすれば、むしろ歓迎とも言えるシステムだったでしょう。
が、カプセルに定められた「制限時間」というシステムが、PaniPani無課金層を地獄の淵へ叩き込みます。
カプセルに存在する制限時間がクソ
PaniPaniのカプセルがクソシステムである理由その2、制限時間。
PaniPaniのカプセルには、消滅までの制限時間が設定されているんです。
野生のポケモンが一切存在しないくせに、数時間でタマゴが腐るポケモンGOをプレイするのか?と。……入ってるの素材だしね。
▲露骨に急かすSカプセル
しかも、他カプセルが6時間なのに対して、Sカプセルのみ制限時間が3時間。
そのため、他カプセルを制限時間で消して、Sカプセルだけ開封!といった立ち回りも不可能です。捨てたり売ったりもできません。
結果、満足にSカプセルを開封するには
- めっちゃ課金する
- 1度にまとまった時間プレイする
のどちらかを取る必要がありまして、スマホゲーユーザーの中で一番多いであろう「毎日コツコツ遊ぶ」というプレイスタイルが不利になってしまうんです。
へたくそかよ。
ちなみに、開封の効率がドロップ率の足元にも及ばないため、カプセルを開けようとするとカプセルがひたすらにたまります。
2~3時間も遊ぶと100個近いカプセルがたまるのですが、1回限りのふかそうちは約100円ほど。
つまり、1時間あたり4,000円~5,000円ほど課金すると効率よく遊べます。
制限時間さえなければ、Sカプセル自体がコレクション欲を満たすアイテムになって嬉しいドロップだったと思うんですけどねー……。
カプセルシステムを改良すれば良ゲー
さて、以上がPaniPaniをクソゲーとする理由、「カプセルシステム」についての解説でした。
ぶっちゃけクソゲーとする理由の9割以上はカプセルシステムなので、少し改善するだけで十二分に面白いゲームと化けるでしょう。
というか、面白いか面白くないかで言えばすでにそこそこ面白かったり。
ポケモンGOのタマゴシステムと、メイプルストーリーみたいなMMO横スクロールを組み合わせるのは悪くない気がします。技術力もあるし。
あとは細かい時間でも遊べれば……ってところ。
個人的には、
- 上限9個
- 制限時間なし
- 好きなところから開けられる
という細かいところまでタマゴシステムをパクるだけで満足なんですけどねー。
PaniPaniにおけるカプセルストック数は1,000個なので、今制限時間だけ無くしちゃうとそれはそれで阿鼻叫喚になりそうですし。
▲1,000個を1度に開けるには9万円ほどの課金が必要