つい先日救急車のお世話になったのですが、呼んでみないと判らないことが結構多い

でも不適正利用が問題視されている今だからこそ、実際に呼んだことのある方は少ないはず。

そこで今回は、実際に救急車を呼ぶべき基準やその手順のほか、結果的にかかる費用持参物心構えまで、気づいた事を隅から隅までまとめてみました。

▼救急車の呼び方へ移動する

ぼく

言うて病気だったから記憶には限界があるんだけども

救急車を呼ぶべき判断基準

消防庁発行「救急車利用リーフレット」(成人版)

消防庁発行「救急車利用リーフレット」(子供版)

消防庁発行「救急車利用リーフレット」(高齢者版)

総務省消防庁「救急車利用リーフレット」より引用

救急車を呼ぶべき状況

  • ・普段とは違う症状
  • ・明らかに強い症状
  • ・強い外からの衝撃

政府公式の救急車利用リーフレットを確認する限り、「普段起こらない症状」や「強い症状」があれば、即119をコールしても良いようです。

また、自覚症状が無くとも、交通事故などの強い衝撃を受けた際には救急車への通報が推奨されています

正直なところ、救急車を呼ぶか迷ってしまうような慎重派のアナタが迷うほどの症状なら呼んで良いのではないかと。

ぼく

著者は胸の圧迫感が一晩続いたので通報しました(リーフレットには3分で呼べって書いてある)

【迷ったら】ネットなら「Q助」【救急車相談アプリ】

全国版救急受診アプリ「Q助」

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消防庁無料posted withアプリーチ

それでも救急車を呼ぶべきかわからないときは、救急車を呼ぶべきか自動で診断してくれる「Q助(きゅーすけ)」というアプリがあります。

結論を自動で算出してくれるので、現場に迷惑をかけることもありません。もちろん利用は無料なので、試しに使ってみるのがオススメ。

iOS/Androidに両対応しているほか、インターネットブラウザ上で動作するWeb版も公開されています。

【迷ったら】電話なら「#7119」【相談窓口】

急な病気やケガをした場合に、「救急車を呼んだほうがいいのかな?」、「今すぐ病院に行ったほうがいいのかな?」など迷った際の相談窓口として、「東京消防庁救急相談センター」を開設しています。

東京消防庁救急相談センターでは、これらの相談に相談医療チーム(医師、看護師、救急隊経験者等の職員)が、24時間年中無休で対応しています。

自動で判断するアプリよりも、プロの意見を聞きたい場合は「#7119」(救急相談センター)へ電話するのもオススメ。

救急車を呼ぶべきか否かの判断のほか、行くべき病院などの案内もしてくれます。

ただ、東京消防庁主体での窓口なので、対応している県と対応していない県がある点には注意。

お客様商売ではないので『接客』を期待する方にもあまり向いてないかも。

小児科版は「#8000」もあるけど……

子ども用の相談窓口として「#8000」もあるものの、病院へ行くべきかなどの対応を相談する窓口としての側面が強め。

救急車を呼ぶか迷う程度の症状があるなら、やはり「#7119」や「Q助」を参考にしたほうがいいでしょう。

ぼく

利用可能時間も24時間ではない

救急車を呼ぶ前にすることは?

救急車を呼ぶ前に準備しておくことは、原則としてありません

呼びながらできる準備を向こうから指示してくれるので、呼ぶと決めたら1秒でも早く呼びましょう

ただ、改めて救急隊員の方から電話がかかって来るため、端末の非通知設定だけは切っておくと親切です。

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救急車を呼ぶ手順

「119」に電話発信
救急である旨を伝える
担当者からの質問に答える
▲ここまで消防本部▲
▼ここから救急隊▼
折り返しかかって来る電話に出る
救急隊からの質問に答える
到着および搬送

1.「119」に電話

救急車を呼ぶと決めたら、お手元の電話端末から「119」へ電話をかけます。

家庭用電話・スマートフォン・公衆電話など端末は不問ですが、050より始まるip電話からはかけられません

差別化などではなく、技術的に不可能なのだそうで。

ぼく

ip電話には位置情報を送信する機能が無いため

2.救急である旨を伝える

電話オペレーターの方に、救急通報である旨を伝えます。

原則として「火事(消防)ですか?救急ですか?」と問いかけてくれるので、「救急です」と返すだけで大丈夫です。

これに限らず、必要な情報は向こうから必ず問いかけてくれるので、焦らずに受け答えさえすれば問題にはなりません。

3.担当者からの質問に答える

電話担当の方から、救急車を出動させるための最低限の情報を聞かれます。

あくまで救急隊との取次ぎなので、聞かれた情報だけを簡潔に答えれば良いでしょう。

住所(現在地)

まずは、患者のいる場所を聞かれます。

屋内の場合は、マンション・アパート名も重要です。屋外の場合は、最寄の交差点などの情報でも良いそうです。

位置情報でざっくりとした場所は把握できているそうなので、仔細な住所よりも、むしろ目印になる情報を提供したいですね。

ぼく

もちろん住所もめっちゃ大事

症状

症状は呼ぶ原因となったものを”簡潔”に伝えましょう。

最初に繋がる先は、あくまで消防本部の方です。

「熱が38.8度あり、胸部に長時間圧迫感がある」旨を伝えようとしたところ、「熱が38.8度ありましてー……」のあたりで「じゃあ出動します」とのご連絡をいただいちゃいました。

その後改めて救急隊の方に、胸部の圧迫感で呼んだことを伝え直す必要がありました。一番ヤベー症状を伝えるのが肝要ですね。

ぼく

ほうれんそうは結論からですね

年齢

患者の年齢は、正確でなくともかまいません

あなたと患者との関係が薄い場合、「○十代」などで問題は無いでしょう。

子供なのか、成人なのか、高齢者なのかを判断するための意味合いが強いです。

「あなたの」名前と連絡先

通報しているあなたの名前と連絡先を聞かれます。

これは、救急隊員の方から折り返し連絡があるためです。

原則、発信した電話番号へ直接折り返し連絡がありますが、非通知設定にしている場合は電話番号の連絡も必要になります。

4.折り返しかかって来る電話に出る

簡単な質問に答えると、一度通話が切れます。そして、一般的な携帯電話の番号から改めてかかって来ます(救急隊の方)。

ここからは車内からの電話なので、少し声を張らないと通じません

大きな声を出すのが厳しい場合、自身で救急車を呼ぶのは少し難しいかも。

「大きな声が出せない」という症状こそ伝わりますし、位置情報もあるので救急車の出動こそ継続されるとは思いますが、やはりしっかりと声を出せる方に代わったほうが親切でしょう。

5.救急隊からの質問に答える

改めて詳しい症状や、通報者と患者の関係などについて聞かれます。

患者の症状によっては「玄関先へ移動してくれ」などの指示もあります。

もちろん無理はせずに、できないことはできないと伝え、あとは指示にしたがって行動しましょう。

6.到着および搬送

救急車が到着すると、症状に応じて隊員の方が受け入れ先の病院を探します。

搬送前に「○○病院が受け入れてくれる」という旨は伝えてくださいましたが、別の病院に指定しなおせるかは不明。

そもそも救急受け入れ窓口がある病院も限られていますし、おとなしく受け入れていただける病院へ行ったほうが楽だとは思います。

救急車が到着するまでにやるべきこと

指示があれば応急手当

通報の中で応急手当が必要だと判断された場合、その手順などを電話で指示してもらえます。

指示があった場合は、その指示にしたがって応急手当を施しましょう

搬送路の確保

患者を救急車へ素早く搬入できるように、動線を確保しておきましょう。

誰が付きそうかを決める

その場に付き添い候補者が複数いる場合、誰が付き添うかは決めておきましょう。

症状の説明などができるとスムーズにことが進むので、家族だろうが友人だろうが赤の他人だろうが、今の症状を最も理解している方の同乗がオススメです。

余裕があれば保険証の用意

基本的には保険治療となるので、余裕があるなら保険証も用意しておきましょう。

救急車の利用こそ無料ですが、搬送先の医療機関では医療費が発生します。

とはいえもちろん人命が最優先。あくまで余裕があったらで問題ありません。

ぼく

後からもって行くくらいの便宜は図られてしかるべきだと思うし

おくすり手帳もあるとなお良い

薬の飲み合わせなどもあるため、保険証とあわせておくすり手帳も持参できるとなお親切です。

人が居るなら外で案内

人手に余裕があるなら、建物の外などで救急車を出迎えるべきです。

救急車はざっくりとした位置情報と住所だけで出動しているので、細かい入り口の位置などが把握できません

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救急車が到着したあとは

動線を塞がない

患者を心配するあまり、救急車やストレッチャーに近づきすぎないよう注意しましょう。

搬入こそ後ろから行いますが、救急隊の方は左右のドアからも出入りします。

後部ドアはもちろんのこと、左右のスライドドア付近も塞がないように注意すると、円滑に搬入が進みます。

同乗者は2人くらいが限界(乗車定員は7名)

救急車はスマートな内装になってこそいますが、それでもスペースに限界はあるもの。

患者を横たわらせ、運転手を含めて3名救急隊員の方がいらっしゃいましたので、付き添いの方は乗れても2人が限界だと感じました。

症状などによっては、2人でも救急隊員の動作に支障が出かねない印象。理想としては1人なのかな、と。

もちろん症状の説明は最重要なので、逆に必ず1人は付き添いたいところです。

意識ははっきりとしていた著者の場合ですら、救急車へ1人で乗り込んだ際は、本当に同乗者が居ないか何度か確認されました。

救急車の中ですること

症状の確認

救急車に乗り込むと、改めて詳しい症状などを確認されます。

ここで焦っても病院まで早く到着するわけではありません。落ち着いてわかる範囲の症状を説明しましょう。

関係なさそうな症状でも、期間的に被っていたら説明するが吉。

この説明は病院でも改めて行う可能性があるので、思考の整理にも役立つと思います。

検査および救命措置

症状に併せて、救急隊員の方が必要に応じた検査および救命措置を行います。

普通に心電図や酸素濃度などは測れちゃいますので、仮病だったりすると恐らくここでバレます。

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救急車Q&A

Q.救急車の費用・値段はいくら?

ぼく

A.救急車自体は無料!でも医療機関で救急加算があるかも?

搬送費用は無料

救急車を呼ぶためにお金はかかりません

なぜかと言えば、救急車の出動費用は税金により賄われているから。日本国内なら無料で利用できます。

ぼく

有料化も検討はされているらしい?

医療費が増えることも

救急車を利用して時間外の診断となり、結果として医療費が加算されることはあります

また、必要に応じて救急車へ医師が同乗すると、別途医療費が発生することもあるようです。(1300点ほど)

著者の場合、「夜間休日救急搬送医学管理料」「救急搬送看護体制加算」として800点の追加がありました。

金額にして8,000円、自己負担額にして2,400円(3割)。

個人的にはとても安いと思う措置・対応でしたが、タクシーよりは高額です。

Q.救急車が来るまでの時間は?

ぼく

A.「まだ来ないの?」と感じることは殆どない

著者の場合(都区内の住宅街)、通報から救急車の到着まで10分もかからなかったと記憶しています。

とはいえ人生イチ体調が悪かったので、正確な時間まではぶっちゃけ謎。

一応、引き伸ばされた時間の中でも遅くは感じませんでした。

Q.高熱だけでも救急車は来るの?

ぼく

A.来るけど高熱だけだと推奨はできない

結論から言えば、高熱だけでも救急車は呼ぶと来ちゃいます

ただ、熱だけならいわば正常な生体反応。

熱の高さよりも、他にどのような症状があるかが救急車を呼ぶべきか判断するキモとなるでしょう。

動けないレベルなら当然呼んでいいような気もする。

Q.救急車の乗り心地は?

ぼく

A.いいよ

たたみに薄い布団を敷いて寝るよりはよほど良かった救急車の乗り心地。

20~30分の搬送だったと思いますが、車に弱い著者が吐き気を催さなかったので、救急車を呼ぶほどの症状なら特に不満は無いと思います。

とはいえ革新的な技術が採用されている訳でもないので、車内の揺れなどは一般的な車とほぼ同様。

新幹線のようなスーッという移動ではありません。症状によっては揺れがしんどいかも。一応注意。

Q.救急車に乗る際の持ち物は?

ぼく

A.余裕があれば病院に持って行くもの一式あると楽

必須物は無し

救急車に乗る際、必須となるものはありません。

極論、全裸のノーアイテムでも病院への搬送は行ってくれます。

上着【推奨】

室内での通報の場合、身軽な部屋着などを着用している場合が多いです。

入院することになっても、そのまま帰ることになっても、どちらにしろ羽織ものは1枚あって損をしません

保険証【推奨】

可能であれば保険証は持っていくと良いでしょう。

救急搬送されたといえども、受け入れ先の病院でやることは変わりません。

それに伴う料金システムなどが変化することもありません。

ぼく

住所や氏名などの情報もわかりますし

スマートフォン

家族や友人への連絡手段としてスマホが割と活躍しました。

付き添った人以外は、患者がどこへ搬送されたのかもわかりません。

病院から電話での連絡を行ってくれるとは思いますが、このご時世、電話での連絡を取りにくい方も多いと思います。

メールやLINEでの連絡を考えると、やはり自身の携帯端末はあると便利でした。