気づけば最近のPCゲーム業界って、遊び放題(サブスクリプション)サービスが多いですよね。
最近流行の兆しがある「Humble Monthly」も遊び放題に近い月額課金のサービスですし、netflixなどの爆発的な普及を考えると、ゲーム業界も徐々に定額課金へシフトしているような気がします。
そうでもなくとも、パソコンゲームは好きだけど毎月何本も新品を購入する余裕の無い身としては、優秀な遊び放題サービスってありがたいもの。
そこで今回は、「遊ぶ価値のあるゲームが対象の」遊び放題サービスについてまとめてみました。
サブスクリプションサービスに先見の明を感じる今日この頃
目次
DMMGAMES 遊び放題
一般版 | R指定版 | |
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価格 | 980円/月 | 2,980円/月 |
対象本数 | 377種類 (2019/03) |
1,518種類 (2019/03) |
無料期間 | 7日間 | 7日間 |
対象ゲーム例 | ・超次次元ゲイム ネプテューヌ シリーズ ・AKIBA’S TRIP2+A ・英雄伝説 空の軌跡FC ・ぎゃる☆がん だぶるぴーす ばいりんぎゃる ・Ever17 -the out of infinity- ・白衣性愛情依存症 ・ひぐらしのなく頃に シリーズ |
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ゲーム傾向 | 和ゲー ノベル / ADV / RPG |
純粋な日本製の遊び放題サービスでは、「DMMGAMES 遊び放題」が郡を抜いて優秀です。
最初は2.980円/月という割高な価格設定で、主にアダルトゲームを扱っていたサービスですね。
今は本来のアダルトゲーム遊び放題サービスに加え、月額980円の一般ゲーム遊び放題も提供中。
で、今回取り上げるのは一般ゲームの遊び放題。なぜ大きく普及していないのかが不思議なほど、対象ゲームが豪華なんです。
対象ゲーム、豪華すぎでは?
とりあえずお伝えしたいのが、対象ゲームが豪華すぎるんじゃない?ってお話。
対象ゲームをざっと見て、プレイしたいと思うゲームは軽く20を超えます。
粒ぞろいの和ゲーが多い
まず目に入るのが、ネプテューヌやらAKIBA’S TRIP2、ぎゃるがんやらの「気になる和ゲー」郡。
発売時には話題になりましたし、中古やSteamでの販売価格もそこそこ安定するゲーム達ですよね。
ネプテューヌに至ってはRe;Birthが1から3まで入ってて、概ねの業界状況は980円でわかっちゃう状況。
いや、僕普通にSteamキー買いましたけど。ネプ。
有名メーカー作品がまとめて対象内
何よりやべーのが、日本ファルコムや工画堂スタジオ作品が充実している点。
軌跡シリーズは4作品あるし、3Dイースは3作品あるし、白衣性愛情依存症はリセラピーまで入ってるし、ツヴァイ2まで入ってる。
リトルウィッチパルフェとかも気になってたんだよなぁって。
ツヴァイ2はヒロインがかわいい(お姉ちゃん系合法ロリヴァンパイア)
少し昔の名作ノベルも
ここに追い討ちをかけるのが、2000年代の名作ノベル達。
もはや伝説とも言える「Ever17」を筆頭に、「夜明け前より瑠璃色な」や「メモリーズオフ」、「ひぐらしのなく頃に」なんかも入ってる。
実は結構前に「けよりな」のためだけに1ヶ月だけDMMGAMES遊び放題のR18版を契約したのですが、いや、全年齢版でも遊べるじゃねーか、っていう。
対象ゲームの質が上がり続けている
DMMGAMES遊び放題の魅力は、なんと言っても、今現在成長し続けている点にあります。
正直、サービス開始直後って、海外の5分で遊びつくせるフラッシュゲームみたいなものしかなかったんですよ。
そのせいで実はついさっきまで「DMMGAMESの全年例版は高い」と思っていました。遊ぶゲームが無い、って。
それが蓋を空けて見れば、1ヶ月980円で遊びつくせないレベルに昇華してるじゃないですか。
お得とはいえ、確かに有料サービスなので、諸手を挙げて「おすすめ」という気はありません。
でも、僕は今ここで確かに、DMMGAMES遊び放題へ登録したことを宣言します。
飽きたらすぐ解約すりゃいいかなって……
DMMGAMES 遊び放題 公式サイト >
Origin Access Premier
価格 | 1,644円/月 |
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対象本数 | 232種類 (2019/03) |
無料期間 | なし |
対象ゲーム例 | ・ANTHEM ・Darksiders III ・Battlefield V ・FIFA 19 ・STAR WARS バトルフロント II ・TITANFALL 2 ・NEED FOR SPEEDシリーズ ・MIRROR’S EDGE ・バットマン アーカムシティ ・CITIES SKYLINES |
ゲーム傾向 | 洋ゲー シューター / アクション / スポーツ |
Origin Access Premierは、ゲーム開発を行っている「EA(エレクトロニック・アーツ)」の運営する自社サービス。
ぶっちゃけてしまうと、値段の割に対象ゲーム数は少ないです。
……が、なんだろう、発売日当日どころか、発売日4日前くらいに最新ゲームが対象になったりします。
今著者が実際に登録しているサービスの1つ。
話題作が発売日前から遊び放題
Origin Access Premierの価値は、話題作が発売日前から遊び放題という点。
ぶっちゃけこれだけです。でも、これがとんでもなくデカい。
記憶に新しいところでは、世界的な超話題作「ANTHEM(アンセム)」が、1,644円で遊べちゃってるんですよね。
普通にアンセムだけ遊ぶにしても、Origin Access Premierに登録して4ヶ月遊んだほうが安いっていう。
当サイトでもANTHEMに関する記事はいくらか上げていますが、どれもOAPで遊びつくして書いた記事です。
長期契約は少し損かも
ただ、Origin Access Premierを契約する場合、どの程度で解約するかは予め決めておいたほうが良さそうです。
ANTHEMやDarksiders III、Battlefield Vが遊び放題なのは確かにオイシイのですが、対象として増えるのはEA製ゲームだけ。
契約しつづけていたら、どこかで「対象タイトルを全部買いきれる価格」まで支払うことになると思います。
どうしてもタイトルの追加量が、月額課金量を下回ると思うんですよね。
まとまった時間ができた時に登録して、短期間で遊びつくすのが最強の使い方。
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TwitchPrime
価格 | 無料(Amazonプライム会員) |
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対象本数 | 4本程度/月 |
無料期間 | 永続 |
対象ゲーム例 | ・Star Vikings Forever ・The King’s Bird ・Kabounce ・Snake Pass ・基本無料ゲーのインゲームアイテム (ApexLegends、Warframeなど) |
ゲーム傾向 | インディーズ / 流行ゲーのアイテム |
TwitchPrimeは、Amazonが運営する世界最大のゲーム動画配信サイト「Twitch」が、Amazonプライム会員向けに実施しているサービス。
他サービスのように「話題作が遊べる」という訳ではなく、厳密には遊び放題でも無いのですが、無料なので一応紹介。
配布されるのは、主にインディーズのそこそこ遊べるゲームと、その時々に流行しているゲームのインゲームアイテムです。
インディーズゲーのマルチが盛り上がる
TwitchPrime配布ゲーで見逃せないのが、マルチ機能のあるゲーム。
ゲーム自体が超面白い!ということは正直無いのですが、全世界のPrime会員が多すぎて、対象ゲームが超大勢に突然行き渡ります。
もらえたらとりあえずプレイする層もやはり多い訳で、結果として、場末のインディーズゲーなのに突然マルチが盛り上がります。
ゲームそのものより、お祭り騒ぎを楽しめるなら、遊べるゲームが配布される印象。
無料ゲーのインゲームアイテムも配布
Twitchプライムの月間配布報酬には、無料ゲーのインゲームアイテムも含まれます。
例えば2019年2月末には、新作かつ超人気バトロワ「ApexLegends」の限定スキンと、Apexパック(レアガチャみたいなもん)が5つ配布され話題になりました。
流行の洋ゲーをプレイしていたり、別途アマプラの会員になっているならば、とりあえず登録しておいて損はないサービスです。
学生なら6ヶ月無料
ただ、学生以外の方が、わざわざTwitchPrimeのためだけにプライム会員になるのを薦めるほどではありません。
プライムビデオやプライムリーディングのおまけとして利用する印象ですね。
学生であれば、PrimeStudentとしてプライム会員の無料期間が6ヶ月にのびるので、無料でしゃぶれる範囲がめっちゃ広くて例外。
その後も月額料金半額だし。
Humble Monthly
価格 | 12米ドル/月 |
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対象本数 | 10本前後/月 |
無料期間 | なし |
対象ゲーム例 | ・地球防衛軍4.1 ・龍が如く0 ・JUST CAUSE 3 ・TOMB RAIDER ・Sleeping Dogs ・バイオハザード5 ・The Elder Scrolls Online ・Dead Rising 2 |
ゲーム傾向 | ジャンル雑多 準新作メインでクソゲーは無し |
Humble Monthlyも、TwitchPrime同様にゲームが配布される月額サービス。
配布ゲームが豪華で、契約期間が終了しても没収されないことなどから、最近話題になっていますよね。
大抵は洋ゲーですが、2019年3月には地球防衛軍4.1や、翌月には龍が如く0など、評判の良い和ゲーもちょいちょい混じっているのも特徴。
目玉作を1本以上含む準新作10本が毎月もらえる
Humble Monthlyの対象作品は、主に「ちょっと古い」、いわゆる準新作ゲームが主。
中古で値崩れするほどでは無い古さのゲームから、目玉となる話題作を1本以上含む10本程度のSteamキーが、毎月Humbleから送られて来ます。
同社のバンドル(Humble Bundle)のような数合わせのクソゲーは入らないので、広いジャンルに手を出すゲーマーならば、Humble Monthlyだけで一生のゲームには困らないはず。
ゲーム1本、クリアするまでに3日くらいはかかるっしょ。
1ヶ月単位で購入できる
1ヶ月単位で購入できるのも、Humble Monthlyの魅力。
3、6、12ヶ月とまとめ買いすればするほど安くはなりますが、最高で1割程度の差額なので、欲しいゲームがある月だけ買うような使い方でもいいのかな、と。
もはや遊び放題でも月額でもなんでもないので、記事趣旨とは少しズレてしまいますけど。
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Utomik
価格 | 6.99米ドル/月 |
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対象本数 | 930種類 (2019/03) |
無料期間 | 14日間 |
対象ゲーム例 | ・バットマン アーカムシティ ・Dead Island: Riptide ・ボーダーランズ ・セインツロウ 4 ・LEGO ハリーポッター ・東京ザナドゥ eX+ ・The Walking Dead |
ゲーム傾向 | ジャンル雑多 古いものが多いが超名作も多い |
Utomikは、DMMGAMES遊び放題の洋ゲー版みたいなサービス。
何よりもそのコストパフォーマンスが凄まじく、月間僅か7ドルで1,000タイトル近いゲームが遊び放題になります。
タイトルが全体的に古い印象は否めませんが、中には東京ザナドゥなどの、鍵屋でも2,000円程度する高級ゲームまであります。
コストパフォーマンスが良い
Utomikの魅力は、やはり7ドルという手ごろな料金。
それでありクソゲーの詰め合わせではなく、100時間単位で遊べてしまうボリューム作も、多数遊び放題の対象になっています。
サービス開始当初は数合わせの駄ゲーも多く、人気順ソートではその名残でブラウザゲーもどきが上位に表示されますが、ゲーマーも満足できるサービスへと成長を遂げました。
日本語対応ゲーが少ない点には注意
Utomikの注意点を1つだけ挙げるとするならば、日本語対応タイトルの少なさでしょうか。
そもそもUtomik自体が日本語に対応しておらず、ゲームの起動にSteamを経由するわけでもありません。
古い洋ゲーはもちろんのこと、中にはSteamで日本語設定ができるようなゲームでさえ、Utomik経由では英語でプレイせざるを得ないことがあります。
契約自体は日本からできるだけに残念。
Jump
価格 | 4.99米ドル/月 |
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対象本数 | 100種類 (2019/03) |
無料期間 | 14日間 |
対象ゲーム例 | ・Hex ・Nidhogg ・Pony Island ・WORLD END ECONOMiCA |
ゲーム傾向 | インディーズ(同人)専門 |
Jumpは、インディーズゲームを専門とする国外の遊び放題サービス。
最初はバンドルゲーの詰め合わせかと思ったのですが、どうやらそうでもない様子。
ゲームカタログを見てみると、インディーズに疎い著者でもどんなゲームかわかる、NidgoggやPony Islandなどの著名タイトルがちらほらありました。
また、日本製ゲームではWORLD END ECONOMiCAなどもノミネート。
残念ながら著者にはあまり刺さりませんでしたが、インディーズを好んでプレイする方なら天国なのでは、ということでご紹介に至った次第。
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おすすめはDMMの遊び放題(一般)
以上、遊ぶ価値のあるゲームが対象の遊び放題サービス6選の紹介でした。
個人的には、やはり和ゲーの豊富なDMM遊び放題が最もオススメ。
DMMGAMESの遊び放題で物足りなくなってきたら、質と鮮度のOrigin Access Premierか、量とコスパのUtomikへ手を広げるのが良いでしょう。
ちなみにDMMGAMESに関しては、一般版の契約で問題ないと思います。
R18版は対象タイトルの7割くらいが3,000円台の廉価タイトルですし、なんならその半分はソフトハウスシール製でした。
いや、どんだけリリースしてんだよ、って。