パソコン版に力を入れているDIVISION2では、必須・必要スペックや推奨スペックのほか、超高画質でプレイするための性能目安も公表されています。
この記事では、そんなDIVISION2が要求するパソコンの性能についてまとめています。
お遊びで超高画質用PCの値段も調べてみました
目次
【DIVISION2】要求スペック早見表
CPU | ビデオカード | メモリ | |
---|---|---|---|
1080p | 30 FPS | FX-6350 Core i5-2500K |
Radeon R9 270 Geforce GTX 670 MEM 2 GB |
8GB |
1080p | 60 FPS | Ryzen 5 1500X Core i7-4790 |
RX 480 Geforce GTX 970 MEM 4 GB |
8GB |
1440p | 60 FPS | Ryzen 7 1700 Core i7-6700K |
RX Vega 56 Geforce GTX 1070 MEM 8 GB |
16GB |
4K | 60 FPS | Ryzen 7 2700X Core I9-7900X |
Radeon VII Geforce RTX 2080 TI MEM 11 GB |
16 GB |
いくつか項目を端おっていますが、CPU・グラボ・メモリの3つだけ考えておけば良いでしょう。
「4K/60FPS」といういかにも頭の悪い文字列が目立ちますが、やはりそのための要求スペックもなかなかに頭の悪い印象。
DIVISION2自体がAMDとの共同開発なので、公式ではAMD製CPUおよびビデオチップを推奨している点にだけ注意。
【1080p/30FPS】最低でもゲーミングPC必須【最低スペック】
パーツ | 要求性能 |
---|---|
OS | Windows7 / 8 / 10 64bit |
CPU | AMD FX-6350 Intel Core I5-2500K |
RAM | 8 GB |
GPU | AMD Radeon R9 270 Nvidia Geforce GTX 670 |
VRAM | 2 GB |
Direct X | DirectX 11 / 12 |
「5年前の廉価PCでもプレイできる」とありましたが、やはりゲーミングPCとしての性能は必須。
最低設定でプレイするにしても、R9 270 なり GTX 670 なりオフィス用に絶対刺さっていない程度には高スペックなビデオカードが必要です。
ちなみに、一般的にはGTX670よりR9-270の方が性能の低いグラボなので、ここからもAMD製のビデオチップに最適化されていることがわかります。
GTX670最新のビデオチップに換算すると、およそGTX1050相当。
スペックを満たすPCは新品でも75,000円くらい
【1080p/60FPS】実質的な最低ライン【推奨スペック】
パーツ | 要求性能 |
---|---|
OS | Windows7 / 8 / 10 64bit |
CPU | AMD Ryzen 5 1500X Intel Core I7-4790 |
RAM | 8 GB |
GPU | AMD RX 480 Nvidia Geforce GTX 970 |
VRAM | 4 GB |
Direct X | DirectX 11 / 12 |
わざわざ30FPSでプレイするのも狂気の沙汰なので、1080p画質の60FPS設定が実質的なPC版最低ラインと言えます。
30FPSの2倍描写するわけですから、要求スペックもおよそ2倍。
8000番のi5あたりを積んでないとCPU性能ですら足りないので、コレでも結構なスペックです。
グラボはGTX1060より1割した程度の性能ですが、GTX1060にはVRAM3GBのモデルがある点には注意。
DIVISION2のために買い替えるなら1060の6GBか奮発して2060か……といったところ。
性能帯としてはギリギリ税抜10万円くらい
【1440p/60FPS】まさに「ゲーミング」なPCが必要【高スペック】
パーツ | 要求性能 |
---|---|
OS | Windows7 / 8 / 10 64bit |
CPU | AMD Ryzen 7 1700 Intel Core I7-6700K |
RAM | 16 GB |
GPU | AMD RX Vega 56 Nvidia Geforce GTX 1070 |
VRAM | 8 GB |
Direct X | DirectX 11 / 12 |
1440pになると、いよいよ「ゲーミング」なスペックに。特にビデオカードはそこそこ価格のものを積まないと厳しいです。
ただGTX1070とありますが、今買うなら2060でもいいのかな?という印象。VRAMちょっと足りないかもですけど。
CPUはいよいよi7要求ですが6000番のものなので、8000以降の世代ならi5で問題なし。
VRAM6GBでワンチャンありそうなら11万円台でも買える性能
【4K/60FPS】グラボだけでPCが買える【最高スペック】
パーツ | 要求性能 |
---|---|
OS | Windows7 / 8 / 10 64bit |
CPU | AMD Ryzen 7 2700X Intel Core I9-7900X |
RAM | 16 GB |
GPU | AMD Radeon VII Nvidia Geforce RTX 2080 TI |
VRAM | 11 GB |
Direct X | DirectX 11 / 12 |
ちょっと悪ふざけも入っているであろう4K画質で60FPS出すためのスペックは、まぁグラボがグラボですね。
RadeonVIIは、2019年2月に発売されたばかりの新しい最高品質ビデオチップ。
他ゲーだと2080とトントンくらいなので、AMDに最適化されているDIVISION2だとTiくらいということなのでしょう。
チップ搭載グラボの値段は、VIIがおよそ80,000~90,000円、2080Tiがおよそ15万円くらい。
後者に至っては、1440pで満足に遊べるPC一台より高いやべーやつ。
4K画質の60FPSで遊べるPCは26.5万円+税
4K/60FPSの推奨スペックにこれほどのモノを出されると、ついつい値段を調べて見たくなるのが人間というもの。
BTO販売のサイトを色々こねくりまわした結果、完成品を買うなら「287,258円」必要でした。
普段は自作よりも安く仕上がるBTOのゲーミングPCですが、今回の例に限って言えば、もしかすると自作の方が安いかも。
該当品は「ガレリア AZ」のCPUバージョンアップカスタム
まさにギリギリ性能を満たしており、値段的にも安そうだったのが、ドスパラから販売されていた「ガレリア AZ」というモデル。
本体価格が259,980円に加えて、デフォルト搭載のRyzen 7 2700を2700Xへバージョンアップするには6,000円かかるとのことで。
合計265,980円+消費税で、287,258円。
Radeon VII搭載のBTOが少ない
ここまで高くなってしまった原因として、AMD側の推奨モデル「Radeon VII」を搭載したゲーミングPCが、未だ少ないことが挙げられます。
パーツを組み上げて販売するBTOでは、新パーツを導入する際、様々なパーツとの相性問題を調査しなければなりません。
ここを疎かにすると、すぐ壊れたり不具合のあるPCになりかねませんから、優良メーカーほど実装までに少し時間がかかるんですよね。
無理やりRadeon VIIを実装したPCを出してるメーカーもあったのですが、不要そうなオプション含めて30万円超えだったりしましたし。
自作の方が安いかも
ただ、RadeonVIIは、やはりRTX2080Tiと比べて安価なビデオチップです。
人柱になる覚悟があるなら、2700Xとあわせて12万円くらいで買えますので、一式あわせても20万円以内に構築できるはず。
言うてAMDなんだよな~とか思うところはあるのですが……
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買い換えるなら10万円程度のもので十分
以上、THE DIVISION2のPC版における要求スペックと、実際に買ったらいくらになるか調べてみた話でした。
AMD製のパーツはCPU・グラボ共に安価なので、10万円程度のものでも60FPSで遊べますし、11万円台のものでも高画質で遊んだり高フレームレートで遊べたりします。
最近のゲームを遊ぶ場合でも、これくらいの性能があれば十分。
4Kを目指すのは余裕のある神々の遊びなので、どちらかと言えば「あ、スペック超えてたわ~w」みたいな人向けだと思います。
70万円のPCを買っちゃった人とか