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初代太鼓で音ゲーを知り、DJMAXから音ゲーにハマりはじめ、今年で音ゲー13年。

コレだけやってると、上達したり下手になったりを繰り返しているので、経験に基づいた「上達のコツ」をまとめました。

下手になった理由なんかもまとめているので、反面教師にすれば「下手にならないコツ」にもなるはず。

はじめに

当記事では、長期間に渡って音ゲーをプレイしている著者が、実際にリズムゲームをプレイしていて痛感した事象についてまとめています。

ただ、世界トップクラスのプレイヤー!という訳ではないので、内容のレベルとしては「16分捌くのが楽しくなってきた層」に向けた記事になりました。

記事内で出てくる譜面を表す数字に関しては、4レーン制音ゲーを想定しています。

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左から順に、1234。

ノーツを拍で認識する

流れてきたり、現れたりする「ノーツ」。

このノーツは、1つずつバラバラに拍で認識するクセを付けましょう。

今回は、そのメリットがわかり易い「階段」と呼ばれる挙動を使って解説します。

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ノーツが流れてくる順番として、1234は叩けないけど、1243と3421は簡単って人が結構いるはず。何を隠そう、僕もそんな1人でした。

これ、12と34は叩けてるんだから、1234を叩く手の力はあるんですよね。

じゃあなぜ叩けないか、といえば、体が「1234の順番で叩かなきゃ」って感じるからです。

1243や3421のような、通称「乱打」と呼ばれる譜面は、人間の目にはバラバラに落ちてきているように見えます。

すると、1つ1つのノーツを別に叩く感覚になる。

この場合、全てのノーツが等価値なので、しっかりリズムに合わせて叩けるんです。

僕達の体って優秀なので、慣れれば32分でも脳は認識します。指は動かねぇけど。

転じて1234のような、通称「階段」と呼ばれる譜面は、そりゃあ階段に見えます。

すると、どうしても「左から流れるように叩く」と意味を付けてしまう。つまり、言語化して考えてしまうんです。

こうなると、音ゲーで最も重要な「リズム」という感覚が抜け落ちてしまい、判定を取れなかったり、最悪の場合ノーツが抜けたりします。

階段のような譜面も、乱打と同じように感じられれば簡単です。

音ゲーマーが良く言う「譜面を見る」とは、この感覚のことを指します。

最初は頭を空っぽにしよう

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とはいえ、突然「意識を変えろ」と言われて変えられれば苦労はしません。

僕が最初に「階段の壁」へぶち当たったときは、楽曲を通して夕食のことを考えて乗り越えました。

それもしっかり、日本語にして思考するんです。

「晩飯はハンバーグにすっかな~、でもな~、魚も食べたいよな~、炭水化物は米な気分だよな~…」

なんてことを延々と。

音ゲーとはまったく関係ない物事で、言語を司る脳のリソースを割いてしまえば、脳は階段を階段だと認識できません。

そうなってしまえば、あとはこちらのもの。

一時的にスコアこそ落ちるかもしれませんが、一度階段部分に出来るクセを付けてしまえば、意識を譜面に戻しても問題ないでしょう。

階段に限らず、音ゲーの上達は「意識 ⇒ 無意識 ⇒ 意識」の反復が効率に優れていると感じます。

ロングノーツが難しい理由

ちなみに、ロングノーツが難しい理由は、無意識に叩きづらいという点が大きいですね。
アクションが複雑になると、どうしても言語化しちゃう。

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ちょっと背伸びした譜面を遊ぶ

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クリア力、地力を付けたいのであれば、ちょっと背伸びした難易度の譜面を遊ぶのがオススメです。
「パーフェクトを狙える」譜面より、「ギリギリクリアできるかどうか」な譜面を遊びましょう。
「突撃」などと呼ばれるため誤解しがちなのですが、あくまで「ギリギリクリアできるかどうかな譜面」であり、「よくわかんねー譜面」は下手糞になるだけなので注意。

人間って、無理をするとどうもそれを普通にするべく意識が働くようで、指の動きや認識などのフィジカル面が大きく上達します。

というか、実は高い難易度の譜面もうっかり出来たりするんですよ。

そういった底力に気づく、という意味合いもありますね。

さて、この実例は、いたるところに存在します。

歴史の長いゲームだって、ガチ勢に目を向けると古参と新参が共存しています。

これはつまり、新しいプレイヤーが古参プレイヤーと比べて成長が早い、ということ。

新参プレイヤーの音ゲー適正が高い事例もあるでしょうが、それにしても多岐コンテンツに渡る実例なんです。

ともすれば、才能だけではない、明確な差があるはず。

で、双方にどんな差があったか。

これって、やっぱ環境なんですよね。

どれだけ成長しても「背伸びできる」環境

しかも、その譜面に対して答えとも言えるプレイや動画を見れる環境まで充実しています。

上達速度が稼動初期と同様なワケがありません。

ハイスピでも似たようなことができる

譜面が流れる速度を変更する倍速機能、通称「ハイスピ」と呼ばれる設定でも、似たようなことができます。

かなり無理して設定したあと、普段使いのハイスピに戻すとめっちゃくちゃ遅く感じるハズ。

お手軽にハイスピ設定を上げられるので是非。

……同時に目に入るノーツ数って、少ないほうが当然認識しやすくて。

ハイスピをかけないプレイが「曲芸」とされている以上、ハイスピの利用は全音ゲープレイヤーの総意と考えていいと思います。

で、速くすれば簡単になるなら、無理せず反応できる限界の速さが一番光るよね、ってのが結論。

光らせたいならちょっと簡単な譜面で

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クリアとは逆に、判定を取る、つまり光らせるなら「これスカスカじゃね?」程度の譜面を遊ぶのがオススメ。

当然、本気で全部光らせる気概でプレイしましょう。

これは、脳に「叩かないことでリズムを取る」という感覚を覚えさせる効果があります。

16分のリズムで絶え間なく振ってくるより、同じリズムで1,2箇所抜けてたほうが叩きづらい経験ってありますよね?

あれって、「2拍後に次のノーツを拾う」みたいな認識をしちゃってるからなんです。

光らせるにはこれを、「叩かない」で1拍取る必要があるんですね。

この感覚をつかむためには、今の自分でもスカスカに感じる楽曲をプレイするのが効果的なんです。

ただ、この「叩かない」感覚は、他の部分を叩けてこそ意味を発揮する側面が強いです。

スポーツ同様、メンタルやテクニックやフィジカルを付けてから。

まずはギリギリ遊べる高難易度譜面で地力をつけ、壁に当たってから少し簡単な譜面に戻ると新たな発見がありますよ。

そもそも、そこそこ地力が付くと簡単な譜面が恋しくなったりするしね。逆に。

慣れてきたら判定ラインを隠す

スカスカな譜面に慣れてきたら、判定ラインを隠してプレイするのも有効。

ノーツが流れてくるタイプの音ゲーだけですけど。

判定ラインを見ずにスカスカ譜面を光らせられれば、技術を会得した証拠です。

あとはフィジカル面の充実に戻り、スカスカに感じる譜面を増やせばパーフェクトプレイはあなたのものに。

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運指の上達はノーツが出現する音ゲーで

変な譜面と相見えるとき重要になるのが、指の対応力。

とっさにアドリブで小指を使えると、初見で遊べる譜面の幅が広がります。

そんな指の対応力を伸ばしたいなら、アプリゲームでよくある「ノーツが自由に出現する系の音ゲー」をプレイするのがおすすめです。

ToneSphereやCytusとか、クロスビーツとか。キャラゲーで言うとスクメロとか。

ゲームの詳細は、アプリ製リズムゲームのまとめ記事を参考にしていただければ。

譜面を予習せずにスコアを詰めて行けば、自然と薬指以降の指も動くようになるはず。

スマホだと厳しいので、タブレット端末が必須にはなりますが……。

音ゲーが下手になる4つの理由と解決法

さて、冒頭でもお伝えした通り、長期に渡って音ゲーを遊んでいると、上達したり下手になったりします。

「上達する」ことに対しては至るところで見受けられますが、「下手にならない」方法についてはなかなか触れられない。

ということで、下手になった実例を交えて、下手にならないコツも模索してみましょう。

技術が低下する印象的な理由としては、以下の4つでしょうか。

  • 3日以上のブランク
  • 視力の低下
  • 筋力の低下
  • 補給不足

3日以上のブランク

最も下手になる理由としては、やはり音ゲーから離れてしまうこと。

理由は様々ですが、3日以上離れてしまうと技術の低下を痛感する印象です。

ただ、技術低下は1週間くらいでほぼ打ち止めになり、それ以降はかなりゆるやかになります。

音ゲーにおけるスランプ脱出のコツでも書きましたが、ここまで行ったら1ヶ月くらい放置しちゃって、変な癖を抜くと逆に上達することも。

対策としては至極単純で、「毎日やる」だけ。

現代人にはそれが難しかったりもしますけど……。

視力の低下

最近感じるのが、視力の低下による認識難。

単純に、流れているノーツが見づらくなり、密集した譜面が視認しづらくなるんですよね。

ボヤけるのもそうですが、光が拡散して見える「ハレーション」という症状もあり、もう譜面がグッチャグチャ。

さらに、目の周りの筋肉を使って居ないせいか眼球が動く速度も低下

2つの側面から、「譜面を見る」というアクションが難しくなってしまいました。

対策については、まぁ僕が知りたいですよね。

ただ、日ごろから「目を使う」意識は必要だと思います。

僕の視力が大きく低下したのって、ニートになって外出の機会が減ってからなので、案外散歩とかいいのかも。

遠いものも近いものも無意識で見るし。

筋力の低下

筋力の低下は、音ゲーにおけるポテンシャルの低下に直結します。

当然腕もそうなのですが、案外下半身やらの体幹もバカになりません。特に立ってプレイするACゲー。

恥ずかしながら、4年の純ニート暦と2年の学生ニート暦がございまして、筋力の低下は痛感する次第でした。

母親に「ケツが垂れてる」という指摘をいただいた頃には、乱打に対する対応力が低下していたかな、と今になって思います。

とはいえ、これは普通に生活していれば問題ないでしょう。引きこもりクソニートは注意、ということで。

補給不足

初心者が案外蔑ろにしているのが、食事や水分。

自動車レベルのノート速度に対応しつつ、指をそれぞれ素早く動かす音ゲーは、局地的とは言えアスリートに近い負担がかかっています。

めっちゃ真面目な話、お腹が減ってると難しいです。音ゲー。

で、コンディションの低下によって難しい状態の音ゲーに粘着すると、びっくりするくらい下手になります。

変なクセは付きますし、動かない体に慣れてしまうと、普段もその程度の力しか出なくなるんですよね。

なんか調子が悪い、という時は、メシ食ってポカリ飲んでクソして寝ると解決することも多いです。

同じ譜面へ粘着するときは、極度の集中状態になりやすいため、特に注意しましょう。

ちなみに、似たような理由で「飲酒時はプレイしないほうがいい」と仰られている方も居ますね。

僕はお酒を飲まないので、真偽のほどは不明。

風邪とかの時もプレイしないほうが良いですね。

どうしてもプレイしたいなら、変な癖が付いても問題ない「メインじゃない音ゲー」を1つ持っておくといいと思います。

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楽しけりゃなんでも良いんだけどね

以上、音ゲーに本腰を入れ始める層に向けた、リズムゲーム上達のコツでした。

一番大事なのは、「音ゲーはゲームである」という点。

いかに楽しむか、こそが最も大事です。

上達が楽しいプレイヤーは努力するべきですが、全てのプレイヤーが努力をしなければならない訳ではありません。

上達の押しつけはしないようにね!ってことで、当記事はしめさせていただきます。

他のコツについては、思い出したり思いついたりしたらこの記事に追記予定です。

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