Twitchなんかで外国の配信を観ていると、コミュニティ内で割と出てくる「LIDL」という単語。
形容詞として使われることの多い大衆的なネットスラング(meme)ですが、日本語で検索してもスラングとして紹介している記事は無かったので、簡単にまとめてみました。
褒められた単語でも無いけど
スラングのLIDLは「低質な」「安っぽい」という意味
英語コミュニティにおいて、LIDLを形容詞として使うと「低質な」だとか「安っぽい」という意味になります。
Basically a cheap/worse quality version of something.
引用元: Lidl meme : forsen
「low」ではなく「worse」なので、ちょっと質が悪い程度では収まらないニュアンス。
主に「質の悪い」という意味で使われることが多く、大抵の言葉には使える汎用性の高いネットスラングです。
実際に引用元のディスカッションスレッドでも「LIDL THREAD(クソスレ)」だとか「lidl meme(しょーもないスラング)」だとかの言葉が飛び交っていますね。
侮蔑の意味が込められているのでTPOには注意
元ネタは激安スーパーマーケット
LIDLの元ネタは、ドイツ発の激安スーパー。
リドル (Lidl) は、世界中に約8000店舗を展開するドイツのディスカウントスーパーマーケットのチェーンである。
引用元: リドル – Wikipedia
読み方は、無理やり日本の発音に置き換えるならば「リドル」や「リディル」。
安かろう悪かろうのヨーロッパスタンダード
LIDLはドイツのスーパーマーケットですが、徐々に事業を展開しており、現在では数千にものぼる店舗を世界中に展開しています。
中でも主なターゲットはドイツを含むヨーロッパ圏で、周辺国の激安スーパーの代名詞。
超安価だと品質も悪く感じるのは世界各国どこも同じなようで、国境を超えて感覚を共有しやすいのもあいまり、スラングとして利用されることとなりました。
アメリカ人の配信やコミュニティでは全くと言っていいほど使われません
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あくまで「ネタ」でしかない
ちなみに、LIDLの「安かろう悪かろう」はあくまでネタ(meme)でしかないので注意。
ドイツを中心にヨーロッパで店舗を展開するディスカウントスーパー「Lidl(リドル)」は、まさにこうした課題を抱える企業だ。肉や野菜といった生鮮食品や日用品を扱うだけでなく、店舗によっては店内でパンを焼くなど、スーパーとしての質は高い。おまけに、ほかのスーパーと比べて価格は1~2割ほど安いため、いつも人でにぎわっている。
業種こそ違いますが、日本で言う「ファッションセンターしまむら」に近いでしょうか。
かなり安価帯だけど、質が悪いわけでもない。でも、イメージとしてなんかちょっとネタにしやすい。
5年ほど前に、ネット界隈でダサい服を見つけると「しまむらしまむら」と騒いでいたアレ。たぶん同じです。