どうも、夏休みの宿題はいつも最終日、hkmです。
この社会には、「期限」が溢れています。
そして、期限の数だけ表記があります。
- 明日まで。
- 3日以内。
- 5日締め切り。
なんつーか、これ、ぶっちゃけわかりづらくね?
「明日まで」って今日中?明日中?
そんな思いが渦巻いたので、簡単にまとめてみました。
○日まで
まずは、「○日まで」という表記。
料金は、25日までにお振込みください。そんな期限。
これは、「○日」を含んで考えます。
「25日まで」は「26日になる前に」という意味になりますね。
タクシーでも、「東京駅まで」っつって東京駅に行くんで、当然っちゃー当然でしょうか。
○日以内
お次は、「○日以内」といった表記。
この場合、「3日以内」といわれれば、3日目を含むのはなんとなくわかります。
が、今度は1日目がどこなのか?という疑問が生まれたり。
法令用語として考えるのであれば、「本日を0日目とする」のが正しいようです。
というのも、「民法第140条(暦法的計算による期間の起算日)」に 期間の初日は、算入しない。 との記述があるからですね。
第百四十条
日、週、月又は年によって期間を定めたときは、期間の初日は、算入しない。ただし、その期間が午前零時から始まるときは、この限りでない。
民法 より
ただ、「午前零時から始まるときは、この限りでない。」とあるように、「6月5日から3日間」とあれば、6月5日の午前0時から、6月7日の午後12時までとなる点には注意が必要でしょう。
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○日締め切り
「○日締め切り」という表記も悩みどころ。
こちらは、「○日まで」と同義で使われている事が多いようです。
そもそも、あまり一般的ではない表記なので、正解という正解にたどり着けなかった、というのもありますが……。
例えば、「締切日は10日です」とあれば、10日当日まで問題ないでしょうし。
しめ きり [0] 【締(め)切り】
【中略】
物事を打ち切って終わりにすること。特に,期日・時限などを定めて,事務の取り扱いなどを打ち切ること。また,その期日・時限。 「募集の-の日」
○日必着
郵送の必要な書類などで多い、「○日必着」という表記。
こちらに関しては、締め切りとの大差は無く「○日までに到着するように」という意味となります。
厳密には、「○日までに必着のこと」の略した形であるため、「まで」と同様の処理となります。
ひっちゃく【必着】
必ず着くこと。 「郵送の場合は月末までに-のこと」
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○日消印有効
郵送シリーズその2。
消印有効は、該当日付である「○日」の消印が押されてさえいれば、いつ到着しても問題ないですよー、の意。
郵便局で、切手やハガキが使用済みである旨を示すため、その効力を「消す」スタンプである消印。
その消印に、日付が記録されることから、「その日付までに提出した」という証拠としましょう、というものですね。
ちなみに、ポスト毎に設定されている「最終取集時刻」までに投函すれば当日の消印、それを過ぎれば翌日の消印が押印されます。
気分としては、「消印日の前日までに投函」といったところでしょうか。
早めに終わらせよう
以上、日常でよく見かける「期限」の表記についてでした。
ぶっちゃけ、期日当日に提出する意味は微塵もありませんので、社会的動物として生きるのであれば、余裕を持った提出がおすすめです。
特に日本だとね。
また、上記のような疑問が出る、ということは、少なからず把握していない方がいる、ということになります。
つまりは、「○日まで!」と言った本人が「まで」の意味を理解していないわけで、「前日まで」の意味で使われることもあるはず。
「○日まで」と言われたら、余裕があれば早めに提出。
余裕がなければ、「○日の何時までに提出すればいいのか?」を折り返し聞く事がトラブル回避に繋がるでしょう。