重要なキーワードは、タイトルの初めに入れろ。ブログ記事の書き方なんかを調べていると、割と出てくる文言の1つです。
そして、Googleのアルゴリズムが成長し、「文頭=高評価」の時代は終わっているにもかかわらず、未だに浸透している考え方の1つでもあります。
今回は、何故キーワードをタイトルの文頭に入れるのか、についてまとめてみました。
目次
文頭に入れるだけで評価が上がるわけではない
記事タイトルの序盤に入れれば入れるほど、キーワードに対する評価が上がる時代は、すでに終わりを告げています。
今、文頭にキーワードを入れる理由は、ずばり「ユーザーの目に付く」から。
見に来てくれたユーザーの行動が、結果としてGoogleの評価へ繋がっているに過ぎません。
1.検索結果で目に付き安い
タイトルの文頭にキーワードを入れると、検索結果に表示された際、まずキーワードがユーザーの目に入ります。
検索結果の記事タイトルを、1から10まで丁寧に読むユーザーはほとんど存在しません。最初の数文字を見て、その記事の概要をざっくり判断するはずです。
タイトルに入力されたキーワードが、ユーザーの検索意図とマッチしていた場合、印象に強く残る≒目に付く記事となります。
2.クリック率が上がる
検索結果で目に付くと、当然クリック率は向上します。
たとえば、10位に表示された記事のクリック率は、一般的に1.5%程度と言われています。
これが、印象深い記事タイトルにより、2.0%程度まで向上したとしましょう。これ自体は、検索母数がよほど無い限り、誤差程度のPV数かもしれません。
3.GoogleがKWにマッチした記事だと認識する
10位にいるのに、統計データよりも高いクリック率を示す記事がある。あなたがGoogleだったら、どうしますか?
僕がGoogleだったら、その記事を「キーワードにマッチしたコンテンツ」だと判断します。
そして、Googleは、とにかく「検索キーワードに合致している(っぽい)コンテンツ」の上位表示に尽力しています。
クリックされなければ意味が無い
文頭にキーワードを入れると、ユーザーの目に付き、クリックされる。
クリック率の高い記事がGoogleからの評価を受けられる訳ですが、逆に言えば、クリックされなければ意味はありません。
煽り文句で始めた方が有効な場合も
場合によっては、ライターの唯一性をアピールしたり、キャッチーな煽り文句でタイトルを構成した方が有効です。
狙ったキーワードで検索した結果、どの記事も文頭にキーワードをいれていた場合、それは没個性になります。
どの記事も検索キーワードからはじまっている中、「専門家監修」「みんなが利用中」などの個性があれば、それは目に付き安い記事タイトルです。
競合記事のチェックが重要
SEOに強い記事タイトルの決定には、何よりも競合記事の確認が重要です。
狙ったキーワードの傾向を調べ、思わず手が伸びるような個性を演出することが、上位表示の助けとなるでしょう。