どうも、貯金が長続きした試しはありません、hkmです。
先日、とあるご縁で豚の貯金箱をいただきまして。
僕はその貯金箱を見て、「これこそ貯金箱だよな~」なんて思ったんです。
そもそも、貯金箱って英語で言うと「Piggy bank」ですしね。
でも、それなのに。改めて考えてみると、そもそも何故貯金箱といえば豚なのかわからない。
ってことでGoogleで調べてみたのです!
が、どうやら諸説ある様子。
しかも、その諸説も若干怪しいんですよねー……。
有力な説
貯金箱が豚である理由。
とりあえず、至るところで最有力とされているのは
「職人の勘違い」
というもの。
イギリスでは、古来よりpyggと呼ばれる赤い陶土(粘土)で作られた壷に、小銭を蓄える風習がありました。
で、時は18世紀。
壷職人に、「pygg bank」を依頼したところ、その職人が「pig」と勘違いして、豚の銀行、つまり貯金箱を作ってしまった。
初めは間違いだったけど、あまりにもしっくり来たからどんどん浸透していったぞ!
という説ですね。
この説は様々なWEBサイトで取り扱われています。
外国のwikipediaにある「piggy bank」のページでも記載されているほど。
Pygg is an orange colored clay commonly used during the Middle Ages as a cheap material for pots to store money, called pygg pots or pygg jars. There is dispute as to whether “pygg” was simply a dialectal variant of “pig.” By the 18th century, the term “pig jar” had evolved to “pig bank”.
大阪ガスのコラムでも、この説を有力説として推しています。
推しては、いるのですが……。
⇒ 貯金箱といえば、なぜブタ?素朴な疑問の答えは尼崎にあり!
もっと古い豚の貯金箱がある
様々な場所で記されている、pygg説は18世紀の出来事。
それが正しいとすると、せいぜい300年程度の浅い文化。
ただ、どうやら、もっと古い豚の貯金箱があるらしいんです。
いや、「あった」というのが正しいでしょうか。
それを提示しているのが、他ならぬ先ほどの「pygg説を推していた大阪ガスのサイト」の記事。
その記事には、しっかりと「14世紀に欧州で作られた豚の貯金箱」について記載されているんです。
レプリカとはいえ、写真とともに。
そもそも、pyggをpigと聞き間違えたところで、豚の貯金箱は生まれても流行には関係ない。
結局、Googleに聞いたところで「明確な答えは出ない」というのが現状でした。残念。
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人間も一枚岩ではないのだ
とはいえ、流行った理由なんて、様々な要因が絡まってできているもの。
むしろ、たった1つの要素で流行るものの方が珍しいといえば、それが答えなのかもしれません。
- 反映の連想
- 無駄な部位の無さ
- 職人の勘違い
などを挙げて「諸説ある」としていますが、実際は全てが絡み合って、じんわりと浸透していったのかもしれませんね。