どうも、口が寂しいときはとりあえずアメちゃん、hkmです。
サクマ式ドロップス。
かの「火垂るの墓」において、劇中でも登場した由緒ただしいハードキャンディですね。
正直、手じゃ開けようが無いあの缶でおなじみ。
この「サクマ」の名を冠した缶入りのアメちゃん、実は、2種類あるってご存知でしたか?
今回は、「サクマ式ドロップス」と「サクマドロップス」の違いについて。
正直、かれこれ20年以上、同じものだと思ってたんだけどね。
サクマの名を冠したドロップス
さて、サクマの名を冠したドロップスのお話。
あれ、「サクマドロップス」と「サクマ式ドロップス」の2種類が存在しているんですよね。
正直、消費者側からすれば
「サクマって文字がついていて、缶に入っている」
という点で認識しているため、「サクマドロップス」だろうが「サクマ式ドロップス」だろうが気にしないし、缶の色が
赤だろうが
緑だろうが
「缶のデザイン変えたんだな~」
くらいにしか思わないじゃないですか。
でもあれ、缶のデザインが変わってるわけじゃなくて、緑と赤の2種類が存在しているだけみたいなんです。
いくらなんでもややこしすぎない?
サクマ式ドロップス
とりあえず、「式」の付いている方から。
こちらが元祖とも言えるドロップスで、火垂るの墓で出てきたのもこちら。
火垂るの墓とコラボしたデザイン缶も発売されています。
佐久間製菓より発売されている「サクマ式ドロップス」は、サクマファミリーの元祖とも言える存在。
それまで、べっこう飴のような飴が主流だったキャンディ業界に、クエン酸を使った製法で一石を投じた、いわば「日本におけるキャンディの母」。
太平洋戦争により、砂糖の供給が無くなり、元祖の佐久間製菓は一度廃業に追い込まれているそうで。
戦後、砂糖の供給が安定してから、新たに関係者が佐久間製菓を興して、販売を始めたのが、今のサクマ式ドロップスです。
味は
- イチゴ
- レモン
- オレンジ
- パイン
- リンゴ
- ハッカ
- ブドウ
- チョコ
の8種類で、正直チョコが異彩を放ってる感じ。
ハッカもすげぇ好き嫌い分かれますよね。
個人的には苦手なんですけど、大抵近くにめっちゃ好きな奴が1人はいるので、消化に困ったことは無いです。
チョコはあまる。
サクマドロップス
転じて、サクマドロップス。
こちらは、「サクマ製菓」より発売されている飴で……って、そんなのアリか。
佐久間製菓とサクマ製菓で別会社。
太平洋戦争後、新生佐久間製菓を興す際に、2つに分かれたって事らしいんですよね。
その後、まあ当然商標権の争いなんかがあって、佐久間製菓に負けたって事なんでしょう。
佐久間製菓が1948年設立なのに対して、サクマ製菓が1949年設立ですからね。
後出しじゃしゃーない。
そのような背景もあり、心理的には「サクマ式ドロップス」こそ至高!となりがちなんですが、個人的にはこっちの方が好きなんですよね。
味は
- イチゴ
- レモン
- オレンジ
- パイン
- リンゴ
- ハッカ
- メロン
- スモモ
となっており、サクマ式ドロップスのブドウとチョコが、メロンとスモモに置き換わった形。
今度はメロンがあまる。
どうにかしてブドウとスモモになんねーかな。
「いちごみるく」のさくまはサクマ
ちなみに、ハードキャンディの癖して噛みまくれる「いちごみるく」は、後発のサクマ製菓製造。
これも美味しいんですよねー。歯にめっちゃくっつくけど。
ちなみにこのいちごみるく、何をとちくるったのか1kgパックもあるんですけど、個人で購入するのはお勧めしません。
流石にちょっとあまって、思い出した頃食べようと思ったらベッタベタになってるのがオチです。というかオチでした。
ドロップ缶ジュースは美味しくなかったよ
以上、サクマ式ドロップスとサクマドロップスの違いでした。
かれこれ70年来のお話なので、知ってる人は知ってるんだろーなぁ。
ちなみに、火垂るの墓でやってた
「ドロップ缶に水を入れて、味がする~」ってやつ。
あれは美味しくありませんでした。
なんか変な風味が添加された水にしかならんかった。
本気でやるなら、多分、いくつか飴を余らせた上で、加熱しないとダメね。