どうも、知識の8割はゲーム産、hkmです。
昨日の朝、珍しくニュースを見てたら
「御朱印の転売が問題になっている」
なんて話が出てました。
転売なんて罰当たりだ!
なんて事を思う方も多いと思うんですけど、hkmさんは別に思うところがあったわけですよ。
「御朱印、何時の間に流行ってたんだよ……」
御朱印とは
朱印(しゅいん)は、主に神社や寺院において、主に参拝者向けに押印される印章、およびその印影である。敬称として御朱印(ごしゅいん)とも呼ばれる。
起源には諸説あるが、元々は寺社に写経を納めた際の受付印であったとする説が有力である。そのため、朱印を「納経印」と呼ぶこともある。
そもそも朱印ってのは、写経を納めた証の印。
ラジオ体操のスタンプカードみたいなもんですね。
時代が進んで写経をする方も減りましたから、その地へ参拝した証、のようなイメージにはなりつつあります。
語弊を恐れずに表現すると
「無期限で、アホみたいにスタンプ台が多い、日本っぽい伝統のあるスタンプラリー」
みたいな?
そりゃあワクワクはするよね。
この朱印、基本的には「御朱印帳」なる、朱印用の手帳に押印していただくことになります。
これ、普通のメモ帳どころか、スケッチブックでもダメだったりします。
やっぱり、なんだかんだで神気は宿るそうで。
朱印帳が埋まっていく様を見るのはやはり快感であろうて。
ま、スタンプよりラジオ体操がメインなように、朱印より参拝がメインなのは忘れちゃあかんだろうね。
流行
からの、これ。
今ざっくりググっても、「御朱印が流行ってる」という前提で成り立っているページばかり。
「御朱印ガール」なるなんとも○ァックな単語もちらほら。
- 「2014年にひっそり流行」
- 「2010年代中頃からは御朱印収集が脚光を浴び」
こういう表記を見る限りではここ2~3年ってところでしょうか。
知らんぞ。
いや、流行ってるってどこにでも書いてあるから多分流行ってるんだけど。
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別に悪くはないよね
ただこれ、流行自体は悪くないと思うんですよね。
流行って、古参側はどうしても騒ぐんですけど、今回であれば神道について考える方も増えるわけで。
信仰を広めるっつー観点から見れば良いことでしょうし。
アカン奴が目立つようになったとして、それって母数増えただけですもん。
流行を頭ごなしに否定したらそりゃもう老害や。
元から触れてる奴が出来ることは新参を押し出すんじゃなくて、従うべき郷を示す事だろうて。
参拝マナー
そうなると、一番触れておくべきことはこれでしょう。多分。
参拝における作法や礼儀みたいなもの。
神が居る、居ない、なんかは人それぞれ思うところがあるんですよ。
ただ、仮に居なかったとして、他人が信じているものを土足で踏みにじって良い訳もあるまいて。
しっかりリスペクトさえすれば、信じて無くても参拝くらいは許されるでしょう。
ということでかるーく、基礎的な部分だけ、参拝マナーをご紹介。
1.鳥居をくぐるその前に
知るとびっくり、ここから試されてるんですよね。
くぐる前にしっかり止まって、軽く一礼するのが基本です。
お邪魔します、みたいな。
鳥居に限らず、何かアクションを起こしたら一礼しとくと間違いはありません。
そこまで神経質にならなくても大丈夫ですけどね。
あ、入り口いっぱいある神社は、一番デカい鳥居を通っておけば間違いないです。
2.この正中渡るべからず
で、くぐった後、というかくぐってる間もですね。
参道の真ん中は神いわゆるゴッドの通る場所なので、出来る限り通らないようにするのが望ましいです。
正中って奴ですけど、別に名前は覚えなくておっけー。
ちなみに、どちらを歩いていても、正中とは遠いほうの足から歩き出すのが正式な作法です。
そこまですると神職かよって感じですけど、気にする方は是非。
あ、左右はどっち通ってもいいです。
混んでたら流れに従う感じ。
3.手洗いうがいは忘れずに
参道を本宮に向かって歩いていくと、どこかで手水があると思います。
て……手水!
読み方は「ちょうず」です。
本来は全身で水を浴びて清めるところを、一般大衆向けに簡略化したものですので、せめて手と口くらいはしっかり清めましょう。
簡単な手順としては、右手で柄杓を持ち、
- 左手を清める
- 右手を清める
- 左手に水を受け、その水で口をすすぐ
- 受けた左手を清める
- 柄の部分を水が伝うようにして、柄を清める
こんな感じ。
右手を清めるときは柄杓を持ち替えて。
最悪でも、最終的に手と口と柄杓の全てが清まってれば大丈夫、のはず。
ゴッドの中のゴッドである天照大神の生まれなんかで「左」を重視する傾向にあるので、左から清めたほうが無難ですけどね。
出来る限り、一度の水汲みでこなすべきですが、足りないくらいなら汲みなおしても問題ありません。
足りないよりはぜんぜんマシ。
手水向こう側にあるんだけど?
ちなみに、ここで悩みがちなのが、参道の左を歩いてるのに右に手水がある場合。
戸惑いますが、結論から言ってしまえば「しょうがないから通る」が正解です。
清めない、という選択肢はありません。
神職の方であれば、横切るときに軽く礼をしたまま通るはずなので、それに従うのもいいかも。
鳥居をくぐるときくらいの軽い奴で。
狭いラーメン屋でトイレ行くときも会釈くらいはするっしょ。
4.ご挨拶
簡易的とはいえ、身を清めればあとは神へ挨拶するのみ。
賽銭を入れるのであれば、ここも会釈から入りましょう。
会釈をしたら賽銭をIN。
賽銭に関しては結構曖昧で、
- 「投げ入れるべき」
- 「投げ入れないべき」
なんて意見が散見されますので、まあお好きなほうで。
投げないと入らなかったり、賽銭箱小さくて投げ入れられなかったりで、有無を言わせて貰えない事も多いですけどね。
で、鈴を鳴らすならこのタイミング。
鈴は、どちらかと言えば清めの意味で鳴らすもので、神様を呼び出すものとは少し違います。
1、2回程度で充分でしょう。
あとはお馴染みとなりつつある、
二礼、二拍手、一礼
という奴ですね。
ここでの礼は神様へ対してするもので、今までの軽い礼とは話が変わってきます。
基本90度です。ペコーッ!
ちなみに、二礼、二拍手、一拝とも称されるように、最初の礼と最後の礼では意味が変わります。
最初の礼はよろしくの礼。
ぶっちゃけまだ神様とは対峙しておりません。
二拍手こそが神様へ直接のアピール。
この拍手はなるたけでっかい音を鳴らしましょう。
手を少しずらして、空気を破裂させるようにすると良い音が鳴ります。
ずらす時、左手を上にすると神道的にもオールオッケーです。
報告ですとか、願掛けですとかは二拍後、そのまま手を合わせて行いましょう。
そして最後にありがとうの礼。
これで、参拝の基本は終了となります。
あとは境内を見て回るなり、朱印を押印していただくなり。
おみくじも、まずは参拝してから引くのが良いでしょう。
あ、正中を避けることは忘れずに。
鳥居を出るときもちゃんと会釈しましょう。
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ゲーム知識だけど、ちゃんと調べました
以上、参拝作法の簡単なお話でしたが、いかがでしたでしょうか。
神道についての知識はほとんどえっちなゲーム産ですが、それを元に掘り下げたので大きな間違いはない。はず。
ああいうゲーム、当然のように女体化して人間と恋愛してるんで、多分朱印転売レベルで罰当たりだと思う。
好きだけど。
ちなみに、おみくじ。
こちらは諸説ありますが、
- 良いことが書いてあったら、一年持ち歩いて指針とする
- 悪いことが書いてあったら、利き手ではない片手で結んで修行とする
この説が綺麗かなー、と個人的には思います。